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テイラー・スウィフト、ドナルド・トランプ大統領を名指し批判したのは「大義のため」! 彼女が政治的発言をする覚悟を関係者が明かす

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テイラー・スウィフト

先日、ドナルド・トランプ米大統領の暴力賛美ととれる問題ツイートを痛烈バッシングした歌手のテイラー・スウィフト。アーティストや著名人が政治的発言をすることにはリスクも多いのだが、彼女は一体どんな気持ちでトランプ大統領を批判することを決めたのだろうか。

米時間5月25日(月)、ミネソタ州ミネアポリスにて、アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさん(46)が、偽札使用の疑いで、かけつけた警官は車にいたジョージさんに車から離れるよう命じたところ抵抗したとして手錠をかけ、そのまま地面に押さえつけた。

ジョージさんは無抵抗で「息ができない」「お願いします」と訴えかけるも、警察は彼の首をヒザで圧迫。周囲もジョージさんの状態を心配し「危険だ!」「足を離すんだ!」と訴えるも警官は無視。救急車が駆け付けたものの、ジョージさんはそのまま亡くなってしまった。

白人警官が無抵抗の黒人を殺す事件は過去にもあり、これは完全なる人種差別だとして、街では抗議活動が始まり、またミネソタ州以外の州でも抗議は広がり、一部では暴徒化している。

これにドナルド・トランプ大統領はツイッターで「この“悪党たち”は、ジョージ・フロイド氏への追悼を不名誉にしており、今後こんなことは起こさせない。ティム・ウォルツ知事と話し、軍は知事を全面的に支援することを伝えた。どんな困難であろうと、私たちはコントロールする。略奪が始まれば、銃撃を始める。以上!」と警告ツイートをしたのだ。

トランプ大統領のツイートには多くのセレブたちも反応。中でも歌手のテイラー・スウィフトは、「大統領就任期間ずっと白人至上主義と人種差別を掻き立てておいて、暴力で脅す前に道徳的に優れているというフリをするの?『略奪が始まれば、銃撃を始める』ですって?11月の大統領選ではあなたを落選させる」と痛烈批判し、またトランプ大統領をタグづけし直接送りつける形でツイートした。

現在までにテイラーのツイートには170万以上ものいいねがつき、テイラー史上最もいいねがついたツイートとなっている。

今回関係者はUs Weeklyに対し、テイラーはこの批判ツイートをした際に「彼女はトランプ大統領に反論し、自分の道徳感や価値観を表現するする必要性を感じた。テイラーは自分の声がいかに力を持っているかを知っているし、それを大義(自分だけでなく社会全体のため)に使いたかった。彼女は世界に存在する不平等性やマイノリティーをサポートしたいと考えていて、同時に彼女がどれだけ“アンチトランプ”かということも示したい」と、自分の発言の影響力を理解した上でトランプ大統領を批判したと明かした。

テイラーのこのツイートには反論の声も上がっているのだが、大半は彼女をサポートするコメントが集まっている。内部の人物によるとテイラーは「トランプ大統領は性差別主義者で女性の権利に反対していると思っている。この2つのトピックも彼女が情熱をあげているもの」と話している。

テイラーは長年政治的発言を全くしてこなかったのだが、数年前から積極的に政治に関して発信をするようになった。この変化についてはネットフリックスのドキュメンタリー『ミス・アメリカーナ』で、テイラーが涙ながらに父や彼女のチームに対し政治的発言をする必要があると訴え、やっとの思いで周囲を説得した姿が映されている。

イメージが崩れたり批判が殺到するリスクよりも、自分の影響力をより良い社会のために使おうとしているテイラー。彼女の発言が本当に世界を変えるかもしれない。

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