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破天荒ラッパーのテカシ・シックスナイン、本当はどんな人物? ドキュメンタリーの監督が「彼は最低な人間で才能もない」と衝撃発言で注目

テカシ・シックスナイン NEWS
テカシ・シックスナイン

公私ともに破天荒な行動で知られるアメリカのラッパー、テカシ・シックスナイン(Tekashi 6ix9ine)は本来いったいどういった人物なのだろうか?彼のドキュメンタリーシリーズを撮影した監督が「彼は最低な人間」と驚き発言をした。

ラッパーのテカシ・シックスナイン(24)は米ニューヨーク、ブルックリンのブッシュウィック地区の出身。母親はメキシコ系アメリカ人、父親はプエルトリコ系アメリカ人であった。8年生のときに学校を退学となり、そのまま復学しなかった。2009年に父親が殺害され、テカシ・シックスナインは家計を支えるため大麻の密売を含む様々な仕事をしなければならなかったと明かしている。

そんな彼は2017年にシングル「ガンモ」でデビューし、ヒットしたことにより有名になった。しかし2018年11月18日、ストリートギャングのナイン・トレイ・ギャングスターズのメンバー達とともに殺人の共謀、麻薬取引、恐喝を行ったとして逮捕され、2020年に釈放。同年8月には自宅監禁が解除されSNSに復帰もした。

ニッキー・ミナージュとコラボするほどの人気も

TROLLZ – 6ix9ine & Nicki Minaj

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またテカシは2015年、13歳の少女と性的関係を持ちその様子を撮影した動画をオンラインに公開する事件を起こしたため、3件の罪状で起訴された。2015年10月、彼は児童に対する不適切な行為についての罪を認めた。

今回彼のドキュメンタリーシリーズ「Supervillain」を監督したカラム・ギルはPage Sixのインタビューに登場。そこでテカシのことを「本当に最低な人間」「モラルも才能もない」「ただソーシャルメディアの使い方をマスターしているだけ」とさんざんに酷評した。

カラム・ギル監督は「見た人は彼がどれだけ計算づくしかにショックを受けると思う。テカシがオンラインで“間違えてやっちゃった”なんてことはひとつもない。オンラインでの彼のすべての動きは、世間の注目を浴びるためにやったことだ」と、テカシがかなりしたたかであると話す。

さらに「このドキュメンタリーは、本当はあまりやりたくなかった。それどころか躊躇(ちゅうちょ)したよ。だって彼はこの文化の中でかなり害のある人物だから」と、最初は乗り気でなかったと話す。「でも視野を広げて考えたとき、僕たちの文化というものが今どういったものかに光を当てることはとても重要だと思った。僕たちは今、作り上げられたセレブの時代に生きている。オンライン上の非現実的な人物が、才能やモラルなしで名声を勝ち取れる時代。テカシの物語はまさにそれだ。彼は自分のプラットフォームを持つということの力強さに気付いた人」と語る。監督はテカシを撮ることにより、現在の“オンライン文化”の実態を伝えたかったようだ。

また監督は「テカシがいかにSNSをマスターしているかを見て驚いた。人々がSNSのプラットフォームに基づいて行動してしまうかを、彼はよく理解している」と語った。

彼の富と名声への道、刑務所から釈放されるまでの道のりなどを映したテカシのドキュメンタリー「Supervillain」は米SHOWTIMEにて2月21日に放送される。

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