the cute Japanese GUY!?
私の友人J子ちゃんに、そのまた友達のカナダ人女性が言いました。
「最近始まったドラマに、すっごい可愛い日本人の男の子が出てるのよ!」
J子ちゃんは教えられた時間に教えられたチャンネルに合わせ、教えられた番組を鑑賞しました。
………『……番組間違えたか?』
思い返してみれば、当のカナダ人女性ジェニーちゃんは、「veryyyy cute japanese guy!」と表現していたような…?
cute(キュート)=[形容詞] かわいらしい、かわいい、格好いい、ハンサムな
アルク英辞郎によると、特に女性から男性に対して使う場合、「格好いい、ハンサムな」という意味になるそうですよ。
てことは。
「可愛い」んじゃなくて「格好よくてハンサム」な日本人が出てるってことか?
念のため、テレビガイドを購入し、番組を確かめ、再度挑戦。
…………『………やっぱり番組間違えてる?』
ちなみに写真もチェックしました。
結果として、『??????』状態から抜け出せなかったJ子ちゃんですが、間違ってませんでした。
ジェニーちゃんは、間違いなく「Heroes」のHiro Nakamuraという日本人キャラを大いにイチ押ししていたのです。
この「Heroes」というドラマ、放送が始まる前から、Jeph Loeb氏(知る人ぞ知るアメコミ界の名クリエーターであり、DCコミックの大ヒット作『Batman:Hush』を手がけた)がプロデューサーとして関わっている、ということでもちょくちょく話題になっていて、この手のネタに彼が絡めば、まさに『面白くないわけがない!』という前評判でした。
ですので、私的には「Heroes」第1話オンエア後の盛り上がりっぷりについては、さもありなん、という感想だったのですが、Masi Oka氏(Hiro Nakamuraを演じる日本人俳優)の大ブレイクは予想外でした。
小太り&眼鏡&地味め&SF/コミックファン というキャラクター造型で、類型的に「おたく」と言われるであろうルックスの彼が大ブレイクしちゃったのは、どこにでもいそうな一般人が、時空間移動という超特殊な能力を持っており、しかも、「Heroes」に数多登場する特殊能力者の中でも重要な鍵を握るメインキャラクターとして活躍している……これが、観ている人の心をガッチリ掴んでしまったからでしょう。
NBCのオフィシャルHPで、Hiroが書くブログ、というのも小技が効いてます。
確かに、これまでにない日本人像です。
彼がストーリーラインを引っ張っている、と言っても過言ではありません。
役柄的に言えば、確かにカッコいいです。
……とはいえ、それだけでは仲々cuteという形容詞は出てこないヨネ……というのが正直なところです。
もちろん番組を見続けていると、「強いて言えばカワイイ…かもしれん」と、思い込もうとすれば思い込めないこともない状況になることもありますが(ものすごく遠回しな言い方だな)……なんせ、「cute!」と言われたら、Tom Welling(Smallville)とかJensen Ackles(Supernatural)とかが真っ先に思い浮かぶステレオタイプ人間なものですからね。
そんなわけで、『これはきっとカナダ人女性と日本人女性の間には、可愛い男性やカッコいい男性という認識に、ギャップがあるということであろう』…と、J子ちゃんとの間では決着がつきました。
さて。
最近、当のジェニーちゃんと顔を合わせる機会がありました。
「ジェニーちゃんは、どんな男性が好みなの? 日本人で誰か知ってる?」
「ソリマチタカシが格好いい! あと、キムタクも好きです。それと、カネシロタケシ!!」
………ジェニーちゃん、好みはめちゃくちゃスタンダードじゃん……それのどこにHiroが入るん…?
どうやら、カナディアンスタンダードとジャパニーズスタンダード…というような話じゃなく、ジェニーちゃんスタンダードと我々のスタンダードにギャップがあったらしいです。


