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LA直送!海外ドラマやじうまレポート詳細

Vol.32 ドラマ小休止中の今だからこそ、閑話休題の小ネタをお届け!

2007年6月25日
4~6月の間に、ドラマシーズンは終了し、現在は完全なる真空地帯。多くのファンが、過ぎ去った熱い日々を回想しながら、新シーズン開始(多くの場合は9月)を心待ちにしている……そんな寂寥感と、郷愁に近い情をかかえつつ過ごす、アメリカの初夏です。

現時点では、まだ来シーズンの話をするにも、エミー受賞作品の予想をするにもちょっと気が早すぎるので、こちらのトークショーや芸能番組で仕入れた、ドラマ関連裏話的なものを、今回はまとめてお送りいたします。

遺体は、実は食べ物だった!?(『CSI』シリーズ)
思わず目を大いたくなるほどに凄惨かつ細緻な遺体や殺人現場描写に定評のある『CSI』シリーズ。科学捜査シーンの多くはCGだが、実は遺体などは、ちゃんと小道具さんが作り上げているとのこと。そして、『CSI』シリーズの代名詞とも言えるあのナマナマしさのヒケツは、実際に肉やフルーツなどの“ナマモノ”を使っているからなのだという。

見識豊かな科学捜査間たちが、眉根にしわを寄せて血なまぐさい現場を検証している……そんなシーンを撮りながらも、実際にはフルーツやらの良い匂いが鼻孔をくすぐり、出演者の皆さんは思わずお腹がすいてしまうのだとか……。

人気ドラマの主要人物ながらも、知名度はイマイチ……?(『The Office』のジェナ・フィッシャー)
昨年のエミー賞受賞作品で、ファンや専門家たちからの評価も高い『The Office』。でもこのドラマ、出演者たちは、主演のスティーブ・カレルをのぞくとそれほど有名ではなく、それだけに彼らニューカマーは、一躍スターとなった自身の立場に、ときに戸惑いを覚えることもあることだろう。

…と思いきや、メインキャラクターの一人を演じるジェナ・フィッシャーに関しては、実はそうでもないらしい。

ドラマの人気と知名度もかなり上がってきたある日、いつも通っているジムに行ったフィッシャーは、同じくジムに通っている会員の一人と話していた際に、偶然話しが、『The Office』のことに及んだという。同ドラマのファンだというその会員さんは、フィッシャーのことには全く気が付かずに話し続けていたので、フィッシャーは思わず自分から、「私、あのドラマに出演している女優なの。受付嬢を演じているのよ」と切り出してしまった。すると相手は、彼女の姿を足の先から頭のてっぺんまでシゲシゲと眺めた末に、「あ~、ホントだ。テレビで見るよりは痩せてるから、気が付かなかったよ」と言われたそうだ……。

さらには彼女が、多くのセレブが食事を取ることで有名なレストラン「Ivy」で食事をしていたときのこと。食事を終えて外に出ると、待ち受けていたパパラッチから声をかけられた。「あ~、来たな…」と思っているフィッシャーに向かい、パパラッチ氏が吐いたセリフは「中に、誰か有名な人とか居た?」だったという。そこで彼女、「わたしも、実はテレビに出てるんだけど」と言ったら、「ホントに!? だったら、誰かセレブの情報を手にしたら、連絡してよ。謝礼も払うからさ」と言って、名刺を手渡されてしまったそうだ……。

クロエは、元ロックンロール・カフェのウェイトレス?(『24』)
『24』のクロエ・オブライエン役で、一躍お茶の間の人気者となった、マリー・リン・ライスカブ。ドラマ内では、情緒不安定で扱いの難しい女性役だが、実際の彼女は、コメディエンヌでもありとても饒舌(テンションは、ドラマ内同様、かなり低めだが)。そんなマリー嬢、女優として大成する前は、ロックンロール・カフェでウェイトレスをしていたのだという。そして彼女にとって、何が恥ずかしいって、店のメニューを読み上げるときに「何かロックな一言を言わなくてはならない」という制約があったことだという。つまりは、「ご注文は、ロッケンロールなハンバーガーに、32ビートを刻むカクテルですね」といった具合だ。もとより低血圧ぎみな彼女にとって、このロックなメニューをロックなノリで言わなくてはならないのは、かなりの苦痛だったという。

マルチ・タレントのマシ・オカは、みんなが認める天才少年だった!(『Heroes』)
今年の大ヒット新ドラマ『Heroes』に主要キャラ役で出演し、一躍ときの人となった日本人俳優、マシ・オカさん。もとは、ジョージ・ルーカスが設立した映画制作会社に務めるコンピュータ・エンジニアで、数多くの映画のCGエフェクトを担当してきた。その一方で俳優やコメディアンの道もこころざしており、そしてこのたび、同ドラマで大ブレークを果たしたという訳だ。だがそんなオカさん、実は12歳の時点ですでにIQが180もあり、『TIMI』誌の「アジアの天才児たち」という特集でカバーを飾るほどの、知る人ぞ知る神童だったというのだ。

現在は、俳優としての道をまい進しながらもまだコンピュータ・エンジニアとして会社にも所属しており、そして今後は、ドラマのプロデュースもやってみたいというオカさん。とんでもないマルチ・タレントぶりを発揮しているが、それも納得できちゃいます。

ということで、今回はちょっぴりいつもと趣向を変えて、小ネタをモロモロお伝えしました。来月は、エミー賞受賞作および受賞者たちの、大胆予想でもしてみよう……かな?