Twitter
YouTube
Instagram
Facebook
注目トピックス
ハリウッド・ライフスタイル! セレブのファッションチェック詳細

【セレブ・ファッション】Vol.6 来日記念! レディー・ガガ、仰天ファッションを総ざらい

2011年7月15日
レディー・ガガが東日本大震災のチャリティー音楽イベント「MTVビデオ・ミュージック・エイド・ジャパン」出演のため日本に来日し、6月21日から7月1日までに、日本中のメディアを圧巻。人々の想像を遥かに上回る奇抜なファッションとメイクで、ガガフィーバーを巻き起こした。来日中にテレビに取り上げられた放送時間を広告価値に換算すると107億4180万円の経済効果になるというから、半端じゃない。

まず、空港に降り立ったガガは、頭のてっぺんからつま先までグリーンの派手なルックスでド肝を抜いた。インパクト大なのはヴァレンチノの緑色のコート。この全身グリーンのコーディネートは、環境保護へメッセージだという。

ガガ来日ファッションはこちら

滞在中は日本の若手ブランドのアイテムを着用し続けたガガ。そのファッションを追っていこう。

来日会見には、緑色に染めた髪の毛に黒いハイウエストのサルエルパンツ姿で「日本の為に祈りを」とのメッセージが書かれたティーカップを持ちながらゆっくりとステージに登場。

サルエルパンツは「TOGA」の2011-12年秋冬コレクションのもので、胸元に羽をあしらったトップスとのコーディネートが絶妙だ。

ガガ来日会見ファッションはこちら

会見では「声の限りに叫ぶわ、みんな、この美しい日本に来るべきよ」と、外国人観光客の呼び込みに一役買うべくアピール。

震災以来、義援金を集めるためオリジナルリストバンドの販売を即座に始めるなど、精力的に支援活動に取り組んできたガガが、長く滞在することで“日本は安全”だと世界に訴えかける狙いがあるとみられている。

【動画】ガガの来日会見の様子は世界に伝えられた


「日本の為に祈りを」と書かれたティーカップに「私のものだとわかるように」と真っ赤な口紅のあとをつけると、「このカップをオークションに出品して、赤十字社を通じて全額を寄付します」と語った。

観光庁は、被災者の支援活動を行ってきたことに対し、感謝状と「起き上がりこぼし」を贈呈。「起き上がりこぼし」が“あきらめずに最後は立ち上がる精神を表す日本の伝統的な人形で、被災地の福島県の郷土的オモチャ”だと説明されると、感激のあまり目を潤ませていた。

来日中、原宿の古着屋「DOG」や渋谷のセレクトショップ「CANDY」に行ったと報じられるなど、ガガの行く先にはマスコミとファンが大挙して押し寄せた。22日夜には、六本木「しゃぶ禅」を訪れ、しゃぶしゃぶを楽しんだよう。この時も店の外にはファンや報道陣が殺到したが、ガガらしく丁寧にサインに応じていた。

しゃぶしゃぶを楽しむガガのファッションはこちら

黒いヌーディーなブラの上から、ハードなレザーのサスペンダー、裾がふわりとしたシフォンスカートの異素材ミックスはガガの真骨頂。実は「Dummyhead Depaysemen」のメンズアイテムだ。

六本木ヒルズの蜘蛛のオブジェにインスパイアされたライブのファッションはこちら(0’31’’)


東日本大震災のチャリティーライブ終了後の会見には、アニメをイメージした目玉メイクで登場。まぶたの上に目玉を描くという新発想。サングラスを外し、目玉メイクを披露してからは、一度も目を開かず、「目を閉じずに現実を見て、前を向いていこう」というメッセージをガガ流に発信した。

ガガの目玉メイクはこちら



目玉メイクも日本人女性ヘアメイクアップアーティストによるもので、ガガからの「アニメ的な要素が欲しい」というオファーを受け、「アニメはサブカルチャーとして世界に誇れるものだ」と提案したものだという。

海外で報道されたガガ来日のもようはこちら

たくさんのスタッズがついたハードな「AFG leather」のジャケットは「AFG leather」にシャネルのヴィンテージベルトとヴェルサーチのヴィンテージバッグとイヤリングを合わせている。

ガガのパンダメイクはこちら

パンダメイクのガガがファッションを解説

東日本大震災のチャリティーライブ終了後には、西麻布の居酒屋「権八」でカジュアルな日本食を満喫。

前回、来日時にはレモンサワーを飲んでご満悦だったというから、今回も注文したのだろう。

レモンサワーとは、何とも庶民感覚あふれる感じ。ガガは、そばも大のお気に入りで、品川や大阪の駅では、立ち喰いそば屋に入ったというから驚きだ。たまたま居合わせたサラリーマンのおじさんが、ぎょっとしたことは想像に難くない。

そのほかにも、出演したテレビ番組でも多くの仰天エピソードを披露。

テレビ朝日「徹子の部屋」では、ガガ自体が風船になってしまったかのような黒いバルーンドレスで登場。黒柳徹子は「空にあげる凧みたい」と驚嘆の声をあげた。これも、もちろん「SAPHIR EAST」という日本ブランドで、一点ものだという。

バルーンドレスのガガに徹子もびっくり

ガガと徹子の対談はこちら

足元は、舘鼻則孝デザインの30センチはあろうかというヒールのない厚底靴。どうやってバランスをとっているのか不思議だが、ガガは「NORITAKA TATEHANA」をとても気に入っていて、ほぼ毎日履いているそうだ。徹子も「花魁の履くぽっくりみたい」と物珍しそうに、しげしげと見入っており、気に入った様子。

ガガは徹子の玉ねぎ頭をさらに上回る、お団子スタイルで「髪の毛を使ってヘアピースを作るアーティストが日本にいるのよ」と明し、徹子さながらに、お団子ヘアーの中から飴を取り出して、徹子にプレゼントした。

「実はまだいっぱい入っているんだけど、ファンの分もとっておかなきゃね」とおどける姿は、茶目っ気たっぷり。これには徹子も感激だった。

髪型は常にブロンドを基本とし、グリーンブロンド、ピンクブロンドと変化を楽しんでいるそう。

徹子が母親目線で「奇抜なファッションをご両親はどう思っているの?」と温かい質問をすると、ファッションについて、ガガは「固定概念にとらわれずにいること。限界を設けず、受け入れること。それがなによりも大事」と語った。ファッションについての想いは、ガガの音楽性にも表れている。

ハロー・キティー好きのガガに、徹子は自身をモチーフにしたキティー人形をプレゼント。ガガは最後まで徹子との対談を楽しんだ。

そのほかにもポリスハットをかぶったセクシースタイルや折り紙をイメージしたドレス、ガンダムを思わせる赤いコスチュームや金ピカの鱗のようなスーツ、ボディーコンシャスな黒いレザードレスなど、番組ごとに衣装をチェンジ。

ガガのポリスハットをかぶったセクシースタイルはこちら

ガガの折り紙をイメージしたドレスはこちら

ガガのガンダムを思わせる赤いコスチュームはこちら

ガガの金ピカの鱗のようなスーツはこちら

ガガのボディーコンシャスな黒いレザードレスはこちら

ガガはキティちゃんが大好き

次はわたあめヘアーに挑戦???

ライブには御輿も登場

SMAPと写真を撮るガガ

被災し元気のない日本人を励ますとともに、目でも人々を楽しませた。

いままでガガをあまり知らなかった人も、映像を見ればきっとガガが好きになるに違いない。

来日中の写真がないため、今回はリンク先の動画でお楽しみ下さい

(竹村 由紀子)