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「glee」コーリー・モンテースがドラッグから抜け出せなかった理由とは?

2013年7月18日
31歳という若さでこの世を去った、人気海外ドラマ「glee/グリー」で知られるコーリー・モンテース。検死の結果、死因はヘロインとアルコールによる事が判明したが、コーリーは今年3月に依存症を克服するためリハビリ入りしたばかりであったことから、周囲のショックは大きかった。十代のころからアルコールや薬物に手を出していた彼が、度重なるリハビリを経てもなおドラッグから抜け出せなかった原因について、様々な話が飛び交っている。

米PerezHiltonによると、ある人は、彼の依存症は「名声」が原因だったという。「『glee』に出演する人たちは、みんな仕事熱心で、それと同じぐらいに遊びにも熱心だった。彼らも立派な大人だからね、名声を十分に楽しんでいたんだ。でもコーリーは違った」とコメント。コーリー自身、急に有名になってしまったことにどう対処して良いかわからなかったようだ。

実際、コーリーの元交際相手であるマロリー・マヌーシュは、付き合い始めた当時、彼がどれほど有名か知らなかったと言う。「ホテルの外に集まったファンに、コーリー見掛けませんでしたか?って聞かれて初めて彼の名前をググったわ。それぐらい彼は普通の人だったの」と、コーリーが有名人として振る舞うことがなかったことを明らかにしている。

また、「コーリーは私の前でドラッグをやることは一切なかった」と、依存症に悩まされていることをひた隠しにしていたとも。別の情報筋が、コーリーが撮影に遅れてきたり、セリフを忘れたり情緒不安定になることは全くなかったと話すほど、コーリーは勤勉だった。「glee」共演者のマシュー・モリソンが、彼の依存症に全く気付かなかったと語っていた通り、コーリーは仕事に対して影響が出ないよう、細心の注意を払っていたようだが、それが裏目に出てしまった可能性もある。

もっとも、コーリーがドラッグをやめられなかった理由は他にもあるという。別の情報筋は、コーリーはバンクーバーに戻る度にドラッグに手を出していたと話した。「昔付き合いのあった(ドラッグの)ディーラーは、彼に会うたび、ドラッグをやめたなんてウソだろ?とからかうもんだから、結局コーリーはその場の雰囲気に流されて、またドラッグをやってしまうっていうことのくり返しだった」と、抜け出せない過去を引きずっていたことを明かした。

今年3月、恋人のリー・ミッシェル(26)のサポートの下、コーリーは依存症を克服するためリハビリ入りを決意。ドラッグか私か、どっちをとるの!?と、いわば最終通告までして立ち直らせようと必死だったリーたち。しかし、わずか1か月でリハビリ施設を出所したのは「早すぎた」という関係者のコメントからは、彼の依存症の深刻さがうかがい知れる。

「もうこれが最後のチャンスだから」と、毎度自分に言い聞かせてきたコーリーだが、問題は思っていたよりも根深かったようだ。そんな症状を抱えつつも、誰しもが「いい奴だった」と称賛するコーリーの死が悔やまれてならない。
 
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