マイケル・ジャクソンの元妻デビー・ロウが子供たちの親権を主張

2009年に急死したマイケル・ジャクソンの元妻デビー・ロウが、マイケルとの間にできた2人の子どもの親権を獲得する方向で動き出したと報じられた。

マイケルの忘れ形見であるプリンスとパリス、ブランケットの3人は現在、マイケルの母親キャサリンが暫定後見人として親権を持っている。米TMZによると、プリンスとパリスの生みの母親であるデビーは、高齢のキャサリンが子供達の面倒をきちんとみれてないため、子供達が精神的に不安定になっているのではないかと懸念。プリンスとパリス、そしてデビーと血は繋がっていないものの自分の子供たちの弟であるブランケットの3人の親権を獲得するために法廷で争う準備を始めた。子供たちの親権が獲得できたら、デビーがカリフォルニアのパームデールに経営する馬の繁殖牧場で子供たちと一緒に住むつもりだという。

ジャクソン家はデビーのこの主張に猛反発しており、マイケルの兄であるジャーメインは、「ロウはマイケルから金をふんだくり、子供や責任から逃げた人間だ」と発言。この言葉にデビーは「傷ついた」と言い、マイケルから子育てに関する相談を頻繁に受けていたと述べ、子供たちを捨てたわけでも、親としての責任を放棄したわけではないと反論している。

また、デビーはマイケルが生前、兄弟の中で才能があるのはジャネットただ一人だけだと言っていたことを明かし、ほかの兄弟たちはマイケルのことを“金を吸い取れる芸術品”に仕立てあげたと嘆いたことも暴露。ジャクソン家が子供たちの親権を持ち続けているのは、養育費などの大金を得る目当てだと批難した。

デビーが本当に裁判を起こした場合、泥沼化するのは間違いないだろう。米メディアはどちらが親権をとったとしても金目当てだと思われる結果になるだろうと伝え、子供たちに与える悪影響を心配している。