ニコール・キッドマンの実父が死去 夫キース・アーバンに支えられ、涙ながらに父を見送る

女優ニコール・キッドマン(47)の実父アントニーさんが死去。悲しみに暮れる様子が伝えられた。

ニコールの父アントニーさんは、先週、シンガポールにて死去。死因は心臓まひと見られている。75歳だった。9月19日、故郷であるオーストラリアのシドニーで行われた葬儀は、夫でミュージシャンのキース・アーバン(46)と、義兄が取りしきっていたという。英DailyMailは、亡き父にニコールがささげた感動的なスピーチの内容を伝えている。

「父は穏やかで、聡明であり、落ち着きのある心優しいひとでした。父は善人であり、思いやりのある、強い男性で、いつも私の味方をしてくれるひとでした。父は私にとって、思想家であり、親友、そして庇護者でした」
(中略)
「私は父の娘として生まれてこられて、とても幸運でした。同じように、父が私の母を選んでくれたことも。唯一、悔やまれることは、父がこれ以上美しい孫たちの成長を見守れないこと。そして母を支えられないこと」
「でも大丈夫よ、パパ。私たちが母を支えていくわ。私が父に伝えたいことは、“心配しないで、私たちが母のケアをするわ”ってこと。大好きよ、パパ」

また、ニコールは生前に、父アントニーさんが、ニューヨークの自宅を訪ねてきてくれた際のエピソードを振り返り、「父がピザを平らげてくれてうれしかった」と語ったそうだ。さらに、葬儀ではキースが「アメイジング・グレース」を、愛妻ニコールとともに披露したほか、ふたりの愛娘サンデーちゃんは、いとこらとともに、亡き祖父へ詩をささげたそう。式には家族のほか、友人らも参列しており、中には俳優ラッセル・クロウ(50)の姿もあったという。

なお、式の最中、献身的にニコールを支えていた夫キースは、葬儀への参列などのため、ジャッジとして出演する「アメリカン・アイドル　シーズン　シーズン13」への出演を一時キャンセル。代役を、番組の卒業生であるアダム・ランバート(32)が務めることが伝えられていた。