同性愛者であることをカミングアウトした人気急上昇中の英国人歌手サム・スミス、自身のセクシャリティについて赤裸々に語る

デビューアルバム「イン・ザ・ロンリー・アワー」が全米初登場2位、全英で2週連続1位を獲得したイギリス出身の新進シンガーソングライター、サム・スミス(22)が、米人気トーク番組「エレンの部屋(原題:The Ellen DeGeneres Show)」に登場。自身のセクシャリティについて赤裸々に語った。

サムは今春、「イン・ザ・ロンリー・アワー」のプロモーションの一環で受けた、米音楽誌「Fader」のインタビューにて、自身が同性愛者であることを告白。また、同アルバムは、自身が昨年恋に落ちたある男性について歌われた作品であることを明かしていた。

そんなサムは12月1日に全米で放送された「エレンの部屋」にゲスト出演。愛する人への断ち切れない思いを歌った「I’m Not The Only One」をパフォーマンスしたほか、ホストを務めるエレン・デジェネレスとのトークでは、カミングアウトした経緯、そして現在自分を取り巻く環境について言及。ゲイだけでなく、全ての人にとっての代弁者的存在でありたいと話している。

「僕はとても、ものすごく若い頃にカミングアウトしたんだ。なんていうか僕は、アルバムをリリースする前に、そのことについて話す必要があるっていう風に感じたんだ。そうすれば、みんな(その歌が)どんな曲か分かるだろうから。(カミングアウトすることは)勇気がいることだとも思ったけど、やっぱりリリース前に言いたかったんだ。だって、もしも後で言ったら、みんな多分、僕がアルバムを売りたいがためにウソをついていたと思うだろうしね」

「ちゃんとカミングアウトしたって感じじゃなかったんだ。僕がカミングアウトしたのは、4歳のとき。僕の母は、僕が3歳のときには(僕がゲイだと)気づいていたと言っていたね。だから、僕はきっちりカミングアウトしたわけじゃないんだ」

「時々、取り乱すこともあるよ。ちょっと多くをしゃべりすぎちゃったときなんかはね。人々は、『僕がゲイ・コミュニティの代弁者になりたくないと思っている』って言うんだけど、僕はもちろんやりたいんだ。だけど、僕はみんなのための代弁者になりたいんだよ。ストレートの人や、ゲイの人たち、バイセクシャルの人たちみんなのね」

【動画】「エレンの部屋」で「I’m Not The Only One」を披露したサム・スミス


■リリース情報

デビューアルバム「イン・ザ・ロンリー・アワー」(国内盤)



発売日: 2015年1月21日(水)

価格: 2,376円(税込)

★サム・スミス日本版公式サイト: //www.universal-music.co.jp/sam-smith/