ジェニファー・ローレンス、ハリウッドの男女収入格差について激白

人気映画シリーズ「ハンガー・ゲーム」で世界的にブレイクした女優のジェニファー・ローレンスが、ハリウッドにおける男女の収入格差について熱弁を振るった。

ジェニファーは、2014年12月にソニー・ピクチャーズのメールがハッキングされた際、出演した映画「アメリカン・ハッスル」で得た自分とエイミー・アダムスのギャラが、共演したブラッドリー・クーパー、クリスチャン・ベール、ジェレミー・レナーら俳優たちよりも低かったことを知り、大激怒。「同じ仕事をしているのだから、同じギャラや待遇を受けるべき」だと主張してきた。

米PerezHilton.comによると、ジェニファーは先日受けたインタビューで、「交渉でごちゃごちゃ主張することなく、好印象を持たれながら、よい契約を結べたらいいなって、正直言って思うわ。“ややこしい奴”だとか“甘やかされた奴”だとか思われたくないしね。でも、インターネットで公開されていたギャラのリストを見てね、一緒に働いた男性全員、“ややこしい奴”だとか“甘やかされた奴”だとかなんて、一切気にしてないんだって分かったのよ」と厳しい口調で発言。

「私たち女性は、まるで社会的に“こう振る舞わなければならない”と条件づけられちゃったみたいよね。私たち女性に選挙権が与えられて、もう90年が経つのに。真面目な話……どういう風に女性が意見を主張したら、男性を“不快”な思いにさせたり、“怖がらせない”ようにできるのかしら? 」と述べ、「“かわいらしく”自分の意見を主張し、その後にもみんなに好かれるように努力してきたけど、もううんざり! ファックって気分よ! 」と噛み付くように語った。

ジェニファーは、「どういう方向でアプローチすれば、自分の主張を聞いてもらえるのか、時間をかけてじっくり熟考する男性と働いたことなんてないわ。だって、男なら問題なく聞いてもらえるんですもの」とも述べ、ハリウッドにおける男女の格差はあまりにも大きいと改めて主張。改善を訴えるこの発言は今、全米から大きな注目を集めている。