サイモン・コーウェル、元「１D」ゼイン・マリクの「音楽性が合わなかった」発言に苦言を呈す！ 「あれは無礼だった」

英人気ボーイズ・グループ「ワン・ダイレクション」の生みの親であるサイモン・コーウェルが、「1D」を脱退したゼイン・マリクのあの発言が気に入らなかったよう。「あれは無礼だった」と苦言を呈した。

今年3月に「ワン・ダイレクション」を電撃脱退したゼイン。バンドを辞めた理由を明かさなかった彼だったが、11月に「Fader」誌のインタビューの中で、ワン・ダイレクションと自分の音楽性が合わなかったことが理由だと語っていた。

「バンドの中で、僕がクリエイティビティを試す余裕なんて与えられなかったんだ。僕が何か提案すると、それは1Dじゃないって言われたんだ」

「収録の時にR&Bっぽく歌ってみたり、僕らしさを出すと、50回ぐらいやり直しをされて、ポップだとか陳腐なバージョンを歌わされるんだ。そのバージョンを使えるようにね」

「100%支持できる音楽じゃなかった。あれはぼくじゃない。あれはぼくらに与えられたもので、ぼくらはみんなに売るためのものだって言われていた。世界一人気のあるボーイズ・グループなのに、すごく変な感じだった。ぼくらは自分がハッピーだと思えない何かを、ハッピーだと思えと言われていたんだ」


ゼインを人気者へと導いたサイモンは、彼のこの発言がお気に召さなかったようだ。彼の発言は、バンドメンバーやバンド関係者に対して「無礼」なものだったと英Mirrorに語った。

「あれは、バンドと一緒に曲を作ってくれた人たちに対して無礼な発言だったと思う。それに、他のメンバーに対してもね。みんなで作り上げた曲なんだから」

しかし、サイモンは、いずれゼインが自身の発言を振り返り、考えを改めてくれることを願ってるという。

「全ての出来事を振り返る機会を彼が得たとき、きっと彼は自分が言ったことを考え直すと思うよ。だって、バンド内では常に民主的な方法で物事が進んでいたんだからね」

バンド内ではゼインの意見も反映されていたと語ったサイモン。英Inquisitrによれば、ゼインはワン・ダイレクションの11の楽曲にクレジットされているという。

ゼインの発言に対し苦言を呈したサイモンだったが、ゼイン脱退後、「残りの4人にばかり気を遣い、ゼインに対して配慮が欠けていた」ことも認めている。

ソロアルバムの制作に取り掛かっているゼインは、サイモンのこの発言をどう受け止めているのだろうか?