デヴィッド・ボウイ、死去から1日で英アルバムチャートでトップ確実に

英ロック歌手のデヴィッド・ボウイ(69)が亡くなってから24時間も経たないうちに、英アルバムチャートでトップの座を獲得することが確実なことが分かった。

ボウイは誕生日だった8日、25枚目となるスタジオ・アルバム「★(ブラックスター)」を発表。その2日後にがんで亡くなった。

ボウイの音楽は11日、訃報が伝えられた数時間後から電波を独占。英チャート関係者によると、配信やダウンロード数が急増し、ボウイがトップになったと発表した。

英オフィシャル・チャート・カンパニー社が11日に公表した最新情報によると、「★」はこれまでに計4万3,000枚を売り上げ、トップを争っていたエルヴィス・プレスリーの「イフ・アイ・キャン・ドリーム」を2万5,000枚上回って同アルバムを2位に、英歌手アデルの「25」を3位に押しのけた。

「今日はすべての音楽愛好者にとってつらい日だ。そしてデヴィッド・ボウイのニューアルバム『★』が今週、今日の悲しいニュースが伝えられる前からナンバーワンを獲得するのが確実な状況だったという事実は、彼の時代との関連性が今も続いていることをすべて物語っている…」と同社のマーティン・タルボット社長が宣言した。

「しかし、我々は今週のオフィシャル・アルバム・チャートで幅広いボウイのアルバムの売り上げが急増すると見込んでいる。ファンはこうした偉大な、時代を象徴する作品を購入することで、彼のポピュラー音楽に対する多大な貢献をはっきりと心に刻んでいる」

アルバムチャートの結果は英現地時間15日に公表される。

© Cover Media/amanaimages