「The 1975」マット・ヒーリーが「ワン・ダイレクション」を暗に批判！ “芸術的信頼性”に疑問を投げかける

英マンチェスター出身のロック・バンド「The 1975」のフロントマンであるマット・ヒーリーが、最新インタビューの中で英大人気ボーイズグループ「ワン・ダイレクション」の芸術的信頼性に疑問を投げかけた。

Spin.comのインタビューに応じたマットは、ワン・ダイレクションのアルバム「フォー」に楽曲提供を依頼された時の様子を振り、「メンバーたちは(楽曲提供されることに)それほど興味があるようには思えなかった。彼らは僕らからものすごくインスピレーションを受けたという楽曲を演奏したいだけだったんだ」と語った。

問題の楽曲は、「フォー」のボーナストラックに収録された「Change Your Ticket」。The 1975の楽曲「Girls」と酷似した箇所があったため、マットは1Dに「なあ、聞いてくれ。好きな風にやればいい。この曲は「Girls」にそれほど似ていないから。だけど、ギターと全体のヴァイヴは完全に僕らの盗作だよね。だから、ギターサウンドだけ取り除いてくれれば、僕らは大丈夫」と伝えたという。

ワン・ダイレクションは、マットの提案を快諾。ギターサウンドを取り除くことを約束したが、「フォー」のボーナストラックには、ギターサウンドが残った元のバージョンが収録されていたとマットは語っている。マットは、この楽曲の作詞作曲にクレジットされていないが、「よくないバージョンのThe 1975の曲になっていたかもしれないね」と続けた。

また、インタビュアーからワン・ダイレクションの最新アルバム「メイド・イン・ザ・A.M.」もあらゆるポップミュージックの受け売りだと言われると、マットは驚いた様子もなく「彼らはサイモン・コーウェルの前で歌を歌うためにアリーナの外に並んだ4人だよ。本当に彼らに芸術的信頼性があるのかな?」と答えた。

「すごく意地悪に聞こえるかもしれないけれど、いい質問だと思わないかい。本当に彼らには芸術的信頼性はあるのかな?」

ワン・ダイレクションに対して厳しい発言をしたマットだが、ワン・ダイレクションは「いい奴ら」だと付け加えており、ワン・ダイレクションを嫌っているわけではないことを示した。

【動画】ワン・ダイレクション「Change Your Ticket」


【動画】The 1975「Girls」