エド・シーラン、チャリティーのために女装して「日本で一番気味の悪い食べ物」を食す[動画あり]

イギリスの人気歌手エド・シーランが、チャリティーイベント「レッド・ノーズ・デイUSA 2016」の募金総額が、昨年度の募金総額を上回ったら、「女装して日本で一番気味の悪い食べ物を食べる」と約束。昨年度の募金総額をあっさり上回ったため、赤いチュチュを着て生の巻貝に納豆をかけて食する動画を公開し、大きな話題を呼んでいる。

イギリスで2年に一回、国をあげて行われる「レッド・ノーズ・デイ」は、「お笑いで募金を集めよう」というチャリティーイベント。コメディアンたちはもちろんのこと、著名人が参加することで大いに盛り上がることで知られている。

「レッド・ノーズ・デイ」というチャリティー名の由来は、「赤い羽」ならぬ「赤い鼻」。募金をすることで「赤い鼻」をもらい、自分の鼻につけて「チャリティーに参加しました」と表明しよう、という活動から来ている。

昨年からアメリカでも「レッド・ノーズ・デイ USA」としてスタート。5月26日に、本年度の「レッド・ノーズ・デイ USA」が行われた。

この「レッド・ノーズ・デイ USA」に、現在仕事のため日本に滞在しているエド・シーランが、SNSを通してチャリティーに参加すると表明。昨年の募金総額を超える募金が集まったら、女装姿で日本で最も気味の悪い食べ物を食べると約束した。

このエドの決意を、昨年3月に米国民的深夜番組「Late Late Show」の司会者に就任し、アメリカでの人気が急上昇しているイギリス人コメディアンのジェームズ・コーデンが、ツイッターで拡散。

Ed Sheeran is lost in Japan but couldn’t miss out on #rednoseday. Text GIVE to 80077 to give $10 & get Ed in drag.https://t.co/eBXwWN5VjN

— James Corden (@JKCorden) 2016年5月26日

「エド・シーランは現在、日本で行方不明中だけど、レッド・ノーズ・デイを見逃すことはできなかったようだね。女装したエドが食べる姿を見たい人は、携帯電話で80077にメッセージを送り10ドル(約1112円)を募金しよう」とツイートした。

ツイートには、エドが日本の魚市場を歩きながら「もし昨年の募金総額2300万ドル(約25億6000万円)を超えたら、日本で最も気味の悪い食べ物を食べよう」と約束する動画が添えられ、友人のタケシから、日本で最も気味の悪い食べ物は「生の巻貝と納豆」だと教えてもらい、「両方とも食べようじゃないか」と言い、微妙な表情で巻貝を触る姿がうつしだされた。

エドの女装姿が見たい人が多かったのか、本年度の「レッド・ノーズ・デイ USA」は、昨年を大きく上回る3150万ドル(約35億円)の募金が集まり、エドが女装をし「生の巻貝に納豆をかけて」食べることが決定。

市場の事務所のような狭くごちゃごちゃした「日本っぽい」部屋で、赤いチュチュをはいたエドが、巻貝に納豆をかけて食べる動画が公開された。

エドは、慣れていない納豆の匂いと生の巻貝の食感に、むせ返り、ビニールに吐き出しながらも全て食べ終え、募金をしたみんなを祝福した。

ジェームズは、この動画を再びツイッターで拡散。「最高なレッド・ノーズ・デイだったね。1200万個の赤い鼻が売れ、3200万ドルの募金が集まったよ。というわけで、エドは約束通り、女装して巻貝を食べたよ」と、うきうきツイート。ネット上を大いに盛り上げた。

Absolutely huge #rednoseday - 12M noses sold, $32M raised. So as promised: Ed Sheeran eating a snail in draghttps://t.co/v4YP9wGrUz

— James Corden (@JKCorden) 2016年5月27日