ジョニー・デップ、アンバー・ハードは「銭ゲバ」だと激怒

5月23日に「性格の不一致」を理由にジョニー・デップとの離婚を申請し、その4日後、ジョニーからDVを受けたとして接近禁止令を申請、取得したアンバー・ハード。

接近禁止令を求めたのは、金銭目的ではないと主張しているが、ジョニーはそうは思っておらず、アンバーはとんでもない銭ゲバだと激怒していると伝えられている。

米TMZによると、アンバーの弁護士は5月24日付けで、ジョニーのエンターテイメント弁護士ジェイク・ブルームに「デップの婚姻の件について」という書類を送付したとのこと。TMZは、その書類を入手し、公開した。

書類は、「我々は、アンバー・デップの代理として、裁判所に離婚を申し立てる」という出だしで始まり、「ご存知の通り、5月21日、あなた方のクライアントであり、アンバーの夫でもあるジョニー・デップが、アンバーに暴力をふるいました。目撃者もいますし、ジョニーが暴れたという証拠写真もあります。アンバーが負傷した証拠写真もあります」「ジョニーのアンバーへのDVは、これが初めてではない。アンバーはこの半年で、2回もジョニーからDVを受けている。アンバーは非常に怯えているが、我々に対してメディアに漏れることを回避して欲しいと強調している」と説明。

「アンバーは、婚姻期間中に発生した全ての問題に対してプライベートな話し合いで早期に和解したいと願っている。それを実現させるには、即時にジョニーが協力することが必要である。つきましては、同封した書類にジョニーに署名をするよう促し、5月27日までにこちらへ郵送すること」「もし、期限までに行わなかった場合、ジョニー自身が裁判所に出頭するよう求めるしか道はなくなるので、あしからず」と明記している。

また、「審問にかかる費用」「アンバーが現在使用している黒のレンジローバーを引き続きアンバーに使用させること。車にかかる費用の全ての支払いはジョニーが行う」「ペントハウスに住まわせること。住宅ローンは今後もジョニーが行う」「アンバーの弁護費用10万ドル(約1060万円)、法廷にかかる費用2万5000ドル(約260万円)を、5月27日の夕方17時までに我々の弁護士事務所送ること」と要求。書類には、「アンバーはジョニーからのDVで身の危険を感じている」や、「アンバーに近づかないこと」などは、一切記載されていなかった。

ジョニーは、同封された書類には署名をせず、要求された弁護費用や法廷にかかる費用の支払いを拒否。そのため、アンバー側はジョニーからDVを受けたとし、接近禁止令を裁判所に申請した。アンバー側は、「金目当てではない。身の危険を、命の危険を感じるから」と主張しているが、ジョニー側は、「書類には、“我々の条件に従え、あれ払え、これ払え”しか書いておらず、身の危険を感じるから近づくななんて、どこにも書かれていない。それなのに、急に接近禁止令を申請したのは、ジョニーから、少しでも多くの慰謝料を手に入れる作戦に変更したからだ」と確信しているとのことだ。

アンバーはジョニーとの離婚を申請した際、「毎月5万ドル(約530万円)の扶養料」を支払うよう求めていたが、法廷は「まず夫婦で話し合うべき」と退けた。

その後、TMZは、アンバー側からの情報として「ジョニー側から、今後8ヶ月間、扶養料として毎月5万ドル払ってもいいと提案された」「でも、アンバーが欲しいのは金じゃない。身の安全だ。だから、このオファーに対する返事はまだしていない」と報道。世間からは、「DV被害者路線で行くことにしたから、オファーに飛びつけないのだろう」という冷ややかな声が上がっている。