故カート・コバーン娘フランシスの泥沼離婚で、“伝説のギター”に危機！ 「くれた」「あげてない」で押し問答

伝説のグランジバンド「ニルヴァーナ」のフロントマン、カート・コバーン(1994年死去)の一人娘フランシス・ビーン・コバーン(23)の離婚により、貴重なギターが危機にさらされている。

フランシスは、2014年に恋人で「The Eeries」というバンドのフロントマンであるイザイア・シルヴァと極秘婚。しかし「和解しがたい不和」を理由に、今年3月、裁判所にイザイアとの離婚を申請した。

当初から、フランシスは「亡き父カートの遺産を分与する気はない」「婚前の財産である遺産は、財産分与から除外するべき」と主張。案の定、すっかりこじれてしまっている泥沼ぶりを、米TMZが伝えている。


争点のひとつとなっているのが、故カートが1993年に行ったMTV・アンプラグド・イン・ニューヨークで使用したギター「マーティンD18-E」。カートの死からわずか半年あまり前の収録で使用され、死後に発売されたライブ盤は、全米や全英チャート1位を記録した。

この伝説のギターを、夫イザイアは「フランシスから結婚祝いにプレゼントされた」と主張。対するフランシスはこれを否定し、返すよう求めているのだ。

かつてその価値は100万ドル(約1億円)とされたこのギターだが、専門家の中には「いまや数百万ドルにまで上昇した」と見る者も。食い違う両者の主張は、どう落ち着くのか。今後の動向が注目されている。

【動画】カートが弾いているのが、問題のギター ニルヴァーナ「About A Girl (MTV Unplugged)」