ポケモンの最新ゲーム「Pokemon GO」が海外で爆発的ヒット！ 社会現象化する一方で、トラブルが続々発生

アメリカの若者の間で大流行している人気アニメ「ポケットモンスター」の最新アプリゲーム「Pokemon GO」。爆発的な人気を呼んでいる一方で、プレイヤーが警察署に迷い込んだり、プレイヤーを狙った強盗事件が起こるなど、次々とトラブルが発生している。

7月7日にアメリカやオーストラリアでダウンロードが開始された「Pokemon GO」。5日間で750万回以上ダウンロードされたと大々的に報じられ、早くも社会現象を巻き起こしている。

この「Pokemon GO」はスマートフォンの画面を見ながら、ポケモンのキャラクターを探すというアプリゲーム。GPSを利用したゲームで、現在自分がいる地点から一番近い、「ポケモンやアイテムを収集できるポケストップ」を探し、ポケモンやアイテムを増やしていく。現実世界とバーチャル世界を合体させたゲームとして大きな話題となっているのだが、その一方で、次々とトラブルが発生。逮捕者も出ていると報じられている。

オーストラリアのノーザンテリトリー警察・消防救急サービスはFacebookに、「『Pokemon GO』の新米ポケモン・トレーナーたちに告ぐ。ダーウィン警察署がポケストップだと表示されるかもしれないが、ポケボール(モンスターボール)を得るために入るような場所ではない」「また、歩きスマホをしながら道を歩くのは止めるように。顔を上げ、左右を確認してから渡るように。サンドはそんな早く逃げられないから、大丈夫だよ」「安全を確認した上で、ポケモンを捕まえてくれ」というメッセージを投稿。ポケモンを求めて、警察署に迷い込んだプレイヤーがいることを明かした。

アメリカでも、ゲームに夢中になり立ち入り禁止の場所に入り込むというトラブルが発生。また、ミズーリ州では、ポケストップに集まってきたプレイヤーを待ち伏せし、拳銃で脅して強盗されるという事件が起こり、加害者が逮捕された。

逮捕された容疑者は16歳～18歳の未成年たちで、スマホの画面に夢中になっているプレイヤーに銃を突きつけ、金銭などを奪っていたとのこと。米ニューヨーク・デイリー・ニュースによると、被害者は最低でも11人おり、その中には33歳の男性もいたとのことだ。彼らは、第一級強盗罪容疑で起訴されたと伝えられている。

「十分に気をつけてプレイするように」と当局が警告する「Pokemon GO」。日本でも今月中にダウンロードが開始される予定となっている。