「クリミナル・マインド」を解雇されたトーマス・ギブソンが一連の騒動を振り返る！ 「僕を番組から消そうとしていた」

人気海外ドラマ「クリミナル・マインド」を解雇されたトーマス・ギブソンが一連の騒動を振り返り、プロデューサーとの衝突について誇張されて報じられたと述べた。

トーマスは8月中旬、「クリミナル・マインド」最新シーズンの撮影中に、同番組のプロデューサー兼脚本家であるヴァージル・ウィリアムズと、制作をめぐる意見の相違から口論に発展。最終的に相手を蹴ったとして、10年以上にわたって出演してきた同番組から解雇された。

あれからおよそ1か月、ギブソンは米People誌に向けて、一連の騒動を振り返った。

「僕らは深夜にあるシーンを撮影していた。その時、僕はヴァージルのところに行って、セリフが矛盾している箇所があると伝えたんだ。彼は、『残念ながらそれは必要なセリフだ。削ることはできない』と言ってきたよ」

ギブソンは、ウィリアムズの答えに納得がいかなかったものの、そのままセットへと戻ったという。そこで、ウィリアムズとのやり取りをその他のキャストに話していたところ、ウィリアムズが部屋へと入ってきたという。

「彼が部屋に入って来て、僕の方に向かって歩いてきた。すれ違いざまに、僕が自分の脚を上げたら、彼の脚に当たってしまったんだ。僕が動かなければ、彼とぶつかっていたと思う。僕らは口論になったけど、それについて僕は翌日謝罪をした。でも、それで終わりさ。全て終わったんだ。シーンを撮影して、僕は家に帰った。それから(撮影に)戻ることはなかった」

これまでの報道では、ギブソンがプロデューサーに暴力を振るったと伝えられていたが、彼はここで、一連の報道が誇張されたものだったと主張。加えて、「彼らが僕を番組から消そうとしていたように思う」とも続けた。

「なんだか、僕を番組から消そうとしていたように思う。すごく傷ついたよ。だけど、これを機に子どもたちのために時間を使っているんだ。次何が起きるのか楽しみにしているんだ」

「僕のプライドと評判はひどく傷ついてしまったけど、結局のところ、良い仕事をすればみんなが覚えていてくれるってことを知っている。良い仕事をして、良い人間になるために、もっと機会が必要なんだ」

「クリミナル・マインド」シーズン12は、米CBSで9月28日から放送予定。ギブソン演じるホッチナーは、最初の2話に登場予定。