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ジョニー・デップ、出演作の相次ぐ失敗を受けて古巣エージェンシーから移籍

2016年10月31日
ジョニー・デップジョニー・デップ
WENN.com
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズなどで知られる俳優のジョニー・デップが、出演作が相次いで興行的に失敗したことを受け、1998年に契約したハリウッドの大手エージェンシー、ユナイテッド・タレント・エージェンシーとたもとを分かった。
 
ジョニーは女優のアンバー・ハードとの結婚生活が数ヶ月前に短命に終わったばかりだが、新たな別れを告げることになった。UTAとの契約を解除し、ライバルのクリエイティブ・アーティスツ・エージェンシーに移ったという。
 
移籍を決断した理由は、「トランセンデンス」や、アンバーとの離婚が報じられる中でPRをしていた今年公開の「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」といった作品が興行的に失敗したことが背景にある。
 
しかしジョニーは現在も世界で最も観客を呼べるスターの1人で、米Forbes誌が夏に発表した「最も稼ぐ俳優」ランキングでは収入4,800万ドル(約50億円)で5位だった。ただ、アンバーとの離婚で700万ドルの和解金の支払いに合意したため、来年のランキングでは不利な展開が予想される。
 
ジョニーはCAAへの移籍で、1980年代後半にTVシリーズ「21ジャンプ・ストリート」に出演していた当時に契約したエージェント、トレイシー・ジェイコブスとの25年間のビジネスパートナーシップを終えることになる。2人は1998年にUTAに加わったと米Hollywood Reporter誌は伝えている。
 
ジョニーは今後、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ最新作が来年の夏に公開を控えているほか、先日はケネス・ブラナーが監督を務める「オリエント急行殺人事件」のリメイク版に出演することが発表された。さらに「Labyrinth(原題)」ではラッパーの故2PAC(トゥパック・シャクール)とノトーリアス・B.I.G.の殺人事件を捜査するロサンゼルス市警の刑事を演じ、「透明人間」のリメイク版にも出演が決まっている。
 
ジョニーは妹のクリスティ・デンブロウスキーを新しくマネージャーに起用している。

© Cover Media/amanaimages
 
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