ロッキーが政治家に！？ 次期米大統領ドナルド・トランプ、シルヴェスター・スタローンを政界起用か

あの“ロッキー”が政界進出?　アメリカ次期大統領のドナルド・トランプ(70)が、俳優シルヴェスター・スタローン(70)を、政府へ迎え入れようとしているのではないかとウワサだ。

いよいよ来年1月に、現職のオバマ氏に次ぎ、アメリカ大統領に就任予定のトランプ。アメリカでは現在、彼のもとで働く閣僚人事が話題だが、ここへ来て超ビッグネームの起用が浮上している。英DailyMailは、映画「ロッキー」や「ランボー」シリーズで知られる、俳優スタローンが、トランプにより抜擢される可能性を報じた。

スタローンの起用がウワサされるのは、「National Endowment for the Arts(全米地芸術基金)」という米連邦政府の独立機関で、さまざまな芸術活動に助成金を出す役割などを担う、全米最大の芸術支援組織だ。長年、ハリウッドの第一線で活躍してきたスタローンは、この組織のトップに据えるにはピッタリだと、トランプは考えており、関係者は「トランプ政権が芸術支援にはあまり熱心ではないととらえるのは大きな間違い」、スタローンのようなセレブの起用は「業界へのカンフル剤」になると考えていると明かしている。

当のスタローンは、2008年の大統領選では共和党候補であるマケイン氏支持を表明しており、共和党候補であったトランプとも無縁ではない。最近のインタビューでは、「ドナルド・トランプのことは好きだよ」と発言し、彼の突飛なキャラクターは、盟友アーノルド・シュワルツェネッガーや球界の英雄ベイブ・ルースのような“大物”に通ずるとたとえていたが、政治家としての資質は「未知数」とも。

ちなみにシュワルツェネッガーのように政界進出の予定はないのかと尋ねられると、「妻にどう思うと聞いてみたら、“頭がおかしくなったの?”だってさ」とジョークにしていたスタローンだが、果たしてトランプの誘いに応じる可能性はあるのだろうか…?