シャナン・ドハーティー Webアニメで主人公姉妹の声役に挑戦

人気青春海外ドラマ「ビバリーヒルズ高校・青春白書」に出演し大ブレイクしたシャナン・ドハーティーが、インターネットで配信されるスプラッター・アニメーションに声役として出演した。

米TVガイドによると、シャナンが声優出演するのは、FEARnet.comで6月3日(日本時間4日)に配信されるスプラッター・ホラー・アニメ「Mari Kari」。日本のアニメをヒントに生まれたという同作は、何もかも正反対な7歳の双子姉妹の物語。学校生活を楽しむ底抜けに明るいマリと、悲劇の死を遂げゴーストとなったカリが繰り広げるホラーで、シャナンは両者の声役を担当している。

「The Secret of NIMH」以来、18年ぶりに声優の仕事をしたシャナンは、「気に障るほど弾けているマリの方が難しいと思っていたけれど、カリの方が何倍も難しかった」「カリは地声だから楽勝と思っていたけど、私の声じゃないの。もっと低くてハスキーで、無感情な声なの。特にマリの後にカリを演じると、難しく感じられて嫌になっちゃったわ」とコメント。

インターネットを活用したエンターテイメント・ビジネスには、前から興味があったとも告白しており、絶妙なタイミングで今回の声優オファーを受けたようだ。

メロディックデスメタル・バンドの活躍を描いた人気アニメ「Metalocalypse」を手がけたジョディ・シェーファーがクリエーターを務める「Mari Kari」は、全8話で構成。1話1～2分と短いエピソードだが、メリハリのある展開となっており、ジャンルはホラーだが、シャナンいわく「もの凄くおかしい!」とのこと。

動画配信が成功した場合、続編も制作される可能性があり、「その際には、ぜひまた声優として参加させてほしい」とシャノンは意欲を見せている。

現在39歳のシャナンは、1983年に「新・大草原の小さな家」に出演し子役として活躍後、1990年にスタートした「ビバリーヒルズ高校白書」にレギュラー出演し人気を集めた。「ビバヒル」降板前後からトラブルメーカーとしてたびたびタブロイド誌に記事にされたり、パパラッチに追い掛け回されたりした時期もあったが、その後1998年にスタートした「チャームド～魔女3姉妹」に出演し、その演技力が高く評価されるように。また2008年に、「ビバヒル」のスピンオフ番組「90210」にも特別出演した際には大きな話題を呼んだ。最近では、人気ダンス・コンペ番組「Dancing with the Stars」に出場した。

FEARnet.comは、アメリカで人気のホラー専門ブロードバンド配信サイト。映画製作・配給会社のライオンズゲート、ケーブルテレビ・インターネット・サービス・プロバイダーのコムキャスト、映像メディア大手のソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントが、共同で2006年に立ち上げた。映像配信だけでなく、ゲームやチャット、掲示板もあり、順調に利用者数を伸ばしている。


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