人気ミステリ・ドラマ『名探偵ポワロ』のポワロ役でおなじみの名優、デビッド・スーシェが、エリザベス女王から勲章を授与された。
ミステリの女王、アガサ・クリスティが生み出した名探偵ポワロは、これまで映画やテレビドラマで多くの俳優が演じてきたが、どれも生前のクリスティが納得するものはなかったという。スーシェがポワロ役に扮するようになったのは、クリスティの死後。原作をすべて読み、ポワロを細部まで研究して役作りをしたというスーシェが演じたポワロは、ファンも納得する“原作に一番近いポワロ像”として大絶賛された。
残念ながら、スーシェのポワロを原作者のクリスティが見ることはかなわなかったわけだが、クリスティの娘が「母が見たらきっと大喜びするだろう」と高く評価した。英国のイギリス女王もポワロの大ファンで、今月ポワロを長年演じてきたスーシェを称え、勲章を授与した。
すっかりポワロ役が板についたスーシェだが、俳優として新たな分野にチャレンジすることを忘れてはいない。スーシェは、今年のクリスマスに全米公開予定の映画「ピノキオ(Pinocchio)」に声優として出演することになっている。もともとイタリアで制作されたこの作品は全編イタリア語。そこで配給会社のミラマックスはこの作品を英語吹き替えでアメリカ公開することにした。スーシェが担当するのはピノキオの生みの親、優しいジュゼッペじいさんだ。スーシェによると、ポワロを演じているときは普段よりも少し高い声を出しているという。スーシェはジュゼッペじいさんをどんなトーンの声で演じるのか気になるところ。
TV、映画、舞台(スーシェはブロードウェイ・ミュージカル「アマデウス」でサリエリを演じ絶賛されている)と大忙しのスーシェ。今後も彼の大活躍に期待したい。




