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セクシーすぎて抗議殺到のドラマ、わずか3話で打ち切り決定

2011年10月5日
アメリカで2011-2012年のTVシーズンが始まって3週目。早くも、NBC放送の「The Playboy Club」の放送キャンセルが決定した。米メディアが報じた。

「The Playboy Club」は、1960年代初期に雑誌「PLAYBOY」とのタイアップでオープンした高級クラブ“プレイボーイ・クラブ”を舞台にしたドラマ。エミー賞、ゴールデン・グローブ賞常連の「MAD MEN マッドメン」の後を狙った“懐古路線”と、バニーガールが大挙登場する“セクシー路線”が注目され、放送前から大きな話題を呼んでいた。

その一方で、保守的な団体からは、「露骨な性的描写がある」「内容が女性蔑視である」といった批判が噴出。ユタ州ソルトレイクシティのテレビ局KSL-TVが放送を拒否し、メディア監視団体PTC(Parents Television Council)が抗議運動を始めるなど、番組は苦境に立たされていた。

そんななか、9月19日から放送スタートした「The Playboy Club」は、プレミア放送の視聴者こそ502万人を獲得したが、それから右肩下がりに視聴率が下落。結局3話がオンエアされた時点で、早々にシリーズが打ち切られることが決定してしまった。

実際、主演のエディ・シブリアンは「MAD MEN」のジョン・ハムほどの評価を得られず、脚本も視聴者を引きつけることができていないのは確か。NBCは、保守団体からの批判や圧力を跳ね返せるほどの番組ではないと判断したようだ。

なお、NBCは、ガンを克服して復帰した「サマンサ Who?」のクリスティーナ・アップルゲイト主演コメディ「Up All Night」、映画「近距離恋愛」のウィットニー・カミングス主演コメディ「Whitney」については、フルシーズンの放送を決定。

米TVドラマ界は、ドラマのシリーズ化決定までにも熾烈な競争があるが、いざ放送スタートしてもさらに苛酷なサバイバル競争が待ち受けている。鳴り物入りで始まった「チャーリーズ・エンジェル」「第一容疑者」リメイク版も、すでに放送継続が危ぶまれている。果たして、今期、生き残れるシリーズは……!? 
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