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「チャーリーズ・エンジェル」リメイク、早くも放送終了決定

2011年10月15日

(左から)アニー・イロンゼ、ミンカ・ケリー、レイチェル・テイラー、
(左から)アニー・イロンゼ、ミンカ・ケリー、レイチェル・テイラー、
米ABCで9月に放送がスタートしたばかりの「Charlie’s Angels」(原題)が、4話を放送した時点で早くも放送終了が決定した。ABCが発表した。

同シリーズは、1970年代に人気だったTVシリーズ「チャーリーズ・エンジェル」のリメイク版。ミンカ・ケリー、レイチェル・テイラー、アニー・イロンゼの3人が「エンジェル」役を、人気海外ドラマ「エイリアス」のヴィクター・ガーバーがチャーリー役を演じる。また、映画リメイク版に出演したドリュー・バリモアがエグゼクティブ・プロデューサーとして参加。往年の人気TVシリーズの復活は早くから注目を集めてきた

しかし、9月22日(木)に放送がスタートした同シリーズは、同時間帯に放送される新大型オーディション番組「X ファクター」(FOX)や人気コメディ「ビッグバンセオリー」(CBS)など強力な番組におされて視聴率的に苦戦。批評家の評価も低く、その後も視聴率は低下の一途をたどった。

第4回目(10月13日)の放送は3回目よりもわずかに視聴率の改善が見られたものの、放送局のABCは翌14日、放送終了を発表した。収録が終わっている5回目以降のエピソードについては、代わりの番組が決定するまで引き続き放送されるという。

9月下旬にスタートしたアメリカのTVシーズンだが、約1ヶ月の間にすでに、「The Playboy Club」(NBC)、「Free Agents」(NBC)、「How to Be a Gentleman」(CBS)、「H8R」(CW)、そして今回の「Charlie’s Angels」の5作品の終了が決定した。

視聴率がふるわず終了が噂される作品はまだまだあり、今後も放送打ち切りのニュースが途切れることはないだろう。ヒットすれば10年以上続くロングラン・シリーズになることもある一方で、結果が出なければすぐに終了となるアメリカTV界の厳しい現実がここにある。
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