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呪われた?映画「トランスポーター」のTVリメイク、主演俳優負傷で撮影休止
2011年11月5日
クリス・ヴァンス<br>PRN, Albert L. Ortega / PR Photosクリス・ヴァンス
PRN, Albert L. Ortega / PR Photos
リュック・ベッソン製作・脚本の大ヒット映画「トランスポーター」の、TVシリーズ・リメイク版の撮影が、来年明けまで休止することが明らかになった。主演としてキャスティングされているクリス・ヴァンス(「プリズン・ブレイク」)が10月半ばに撮影現場での事故で負傷。ケガの回復が当初の見込みより時間がかかるためだという。

「Transporter」は、映画「ニキータ」、「TAXi」シリーズのリュック・ベッソンが製作・脚本を手がけた人気映画シリーズ「トランスポーター」をTVシリーズとしてリメイクするプロジェクト。高額な報酬と引き換えに、どんな品物も時間厳守で目的地に運ぶ運び屋が主人公の物語で、映画シリーズでは激しいカーアクション・シーンが話題となった。主役を演じているクリスは10月半ばにアクション・シーン撮影中に発生した事故でケガを負い、それ以降、撮影は中断されていた。

米Hollywood Reporterによると、「Transporter」のプロダクション・マネージャーは、年内にドラマの撮影を再開する可能性はほどんとないということを伝えるEメールを、出演者と撮影クルーに宛てて送った。メールには、「クリスの回復には、我々が予測していた以上の時間を要することが明らかになった。クリスは(医師から)まだ働ける許可が下りていない」と記されていたという。

番組プロデューサーによると、クリスは現在、足を引きずって歩いており、ドラマに欠かせないアクション・シーンに臨める状態ではないとのこと。プロダクション・マネージャーは、前出のメールで、年内に撮影が再開できても、すぐにクリスマス休暇になってしまうため、年明けまで撮影は休止されるだろうとの見解を示している。

映画版「トランスポーター」のTVシリーズ化には険しい道のりが続いている。6月にヨーロッパで制作が開始されたものの、スピード感とスリルに満ちた映画版を1時間のTVドラマ・シリーズとして表現することは、コストの面でも表現の面でもハードルが高く作業は難航。

9月には、海外ドラマ「ROME[ローマ]」「デクスター」などを手がけてきたイギリス人監督スティーヴ・シルと、海外ドラマ「アンドロメダ」などを手がけてきたカレン・ウーキーが、それまで製作総指揮を務めてきたジョゼフ・マロッジとポール・ミュリーに代わって製作総指揮として新たに参加。制作現場はカナダに変更され、撮影クルーも大幅に入れ替えられた。

この大がかりなてこ入れにより、オーバー気味だった予算はコントロールされ、撮影もスムーズに進行すると思われていたが、主演俳優の思わぬケガにより、再び「Transporter」は一時休止を強いられることになった。

度重なる不運・トラブルに悩まされている「Transporter」。欧米のメディアの報道では「呪われたドラマ」との不名誉なレッテルもつけられはじめている。そういった逆境をはねのけて、予定されている全12話を完成させ、世界を魅了できるかどうか。続報に注目したい。
 
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