NBCの新作ドラマ「Go On」「The New Normal」「Revolution」、フルシーズン放送決定

米四大ネットワークの1つであるNBCが、 今シーズン放送開始となった3つの新作番組のフルシーズン放送を決定した。

米TVガイドによると、NBCは、今秋から放送スタートした「Go On」「The New Normal」「Revolution」のフルシーズン放送を決定。3作全てに追加で9話発注し、全22話として放送する。

「Go On」は「フレンズ」のチャンドラー役で知られるマシュー・ペリー主演、「フレンズ」を手掛けたスコット・シルヴェリ脚本のコメディ。マシュー演じる、大切なものを失ったスポーツキャスターが、グループセラピーのセッションを通して希望を見いだしていく物語である。

スポーツキャスターにちなんで、パイロットはロンドン五輪期間中にオンエアされ、1610万人もの視聴者数を獲得。第2話以降は、9月11日から放送されており、最新エピソードは730万人が視聴した。

人気ミュージックドラマ「glee/グリー」のクリエイター、ライアン・マーフィーが手がけるコメディ「The New Normal」は、ロサンゼルスに住むゲイカップルと、彼らの子供の母親代わりとなる女性を描いた作品。パイロットは700万人が視聴し、最新エピソードは、520万人が視聴した。

NBCは、「新コメディ『Go On』『The New Normal』の2つのことを、とても誇りに思っている」との声明を発表。「Go On」のコメディとエモーショナルがミックスした新しい作風と、「The New Normal」が描くユニークな家族が素晴らしいと絶賛し、今後も期待するとした。

「Revolution」は、「LOST」「FRINGE/フリンジ」など多くのヒット作を手がけているクリエイターJ.J.エイブラムスと、「スーパーナチュラル」のエリック・クリプキが手がける、15年後の近未来を舞台に、全てのエネルギーが消滅してしまうという不可解な世界でサバイバルしていく人々の姿を描いた壮大なSFアドベンチャー・スリラー。

パイロットは1170万人が視聴し、2009年以来に放送されたドラマ・パイロットの中で最高視聴率を獲得した。毎週月曜、オーディション番組「ザ・ヴォイス」に続く放送枠でオンエアされており、最新エピソードは840万人が視聴したと発表されている。

NBCは、「『Revolution』の制作チーム全員の想像力とクリエイティブな方向性に、感服している。放送直後から視聴者から大きな反応を受けていることにも、感動している」と高く評価しており、これからも好調を維持するだろうと期待を寄せた。

NBCは先日、今シーズン第一週目のプレミア・ウィーク中、18～49歳の年齢層が最も視聴したテレビ局になったことを発表。視聴率2.6のFox、2.2のABC、2.4のCBSを上まわる2.9を獲得した。好調な新番組3作の力を借りて、アダルト層の視聴者をキープしたいと考えているようである。