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ジョス・ウェドン、伝説のSFドラマ「ファイヤーフライ」復活に意欲

2013年1月30日
人気海外ドラマ「バフィー ~恋する十字架~」や「エンジェル」、大ヒット映画「アベンジャーズ」を手がけた名プロデューサーのジョス・ウェドンが、たった11話で放送が打ち切られてしまったSFドラマシリーズ「ファイヤーフライ 宇宙大戦争」を、復活させたいと考えていることを告白した。

2002年にFOXネットワークで放送された「ファイヤーフライ」は、2517年の宇宙を舞台にした西部劇風の広大なSFアクション・アドベンチャー。シーズン1は全14話で構成されていたが、11話を放送した後に放送がキャンセルされてしまった。その後、テレビ未放送エピソードを収録したDVDがリリースされ、好調な売れ行きを記録。カルト的な人気を誇るSFドラマとして知られており、コアなファンからの「ぜひ復活して欲しい」という声もあがっている。

1月28日に発行されたトロント・サンの特集インタビューで、ジョスは「実は『ファイヤーフライ』がキャンセルになったことを、今も受け入れられないんだ」「常に、頭の片隅で"もし、またみんなを集められたら"って考えている」と告白。今なお、「ファイヤーフライ」に未練があることを明かした。

「アベンジャーズ」シリーズの極秘組織シールドの活躍を描くTVドラマ「S.H.I.E.L.D.」の制作に忙しく、「ファイヤーフライ」を復活させる余裕など全くないであろうジョス。しかし、「『アベンジャーズ2』を完成させた後に、『ファイヤーフライ』に戻ることができたら、どんなにいいだろう」「『アベンジャーズ2』の後だけど、恐らく、ワンマンショーを手がけることになると思う。猿一匹を主人公にした作品になるかもね」と語ったという。

「ファイヤーフライ」の復活を強く望んでいるジョスだが、実現させるのは、彼の多忙なスケジュール以外にも問題がある。ジョスは2005年に、「ファイヤーフライ」の完結編となる映画「セレニティー」を制作しており、「ファイヤーフライ」のミステリーの大半を解き明かしているため、再びドラマを制作しても、面白味が半減してしまう恐れがある。また、「セレニティー」では「ファイヤーフライ」のメインキャラクターが2人も死んでおり、彼らがドラマで元気に登場するのは無理があるかもしれない。

「ファイヤーフライ」の主要キャストであるネイサン・フィリオンは「キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き」、ジーナ・トレスは「SUITS/スーツ」、アラン・テュディックは「Suburgatory(原題)」、モリーナ・バッカリンは「HOMELAND」にレギュラー出演中。「ファイヤーフライ」を再び制作するために全員が集まるのも至難の業だといえよう。

最大の問題は放送を打ち切ったFOXが今なお「ファイヤーフライ」を制作する権利を持っているとのこと。他の局での復活は望めない状況なのだ。ジョスが熱望する「ファイヤーフライ」復活だが、夢物語に終わるのではないかという説が強い。
 
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