サラ・バレリス、３年ぶりの日本公演！ 圧倒的な歌声で観客を魅了

米実力派シンガーソングライター、サラ・バレリスのコンサートが、9月29日(月)、東京・恵比寿リキッドルームで開催された。

実に日本では3年ぶりとなった今回のコンサート。ギターまたはピアノの1人弾き語り、もしくはそれに加えてパーカッションとキーボードという最小単位の編成ながら、サラのヴォーカルの圧倒的な存在感と、人生のさまざまなシーンを描く、やさしく鮮やかなメロディが、あたたかく厚みのあるサウンドとなって会場全体を包み込み、観衆を魅了した。



サラが約1年半にわたって世界でめぐってきた「リトル・ブラック・ドレス・ツアー」も、この日の東京と、10月1日のシンガポールの2公演を残すのみ。サラは、この期間に本当に色々なことがあり、自分の人生が想像していなかったような影響を受けたと説明。恋人との6年にわたる関係に終止符が打たれたことや、それをきっかけにロサンゼルスからニューヨークに引っ越したことなど、自身の体験を赤裸々に語りながら、その過程で生まれた曲を披露。ありのままの彼女の想いを投影した歌声は観客の心を打たずにはいられない。

しかし、そうした切ない想いを歌い、奏でながらも、いつも最高の笑顔とポジティブなトーンが支配する不思議なサラ・ワールド。彼女の歌声を聴いていると、自然に心はあたたかく満たされ、気分は弾み、「人生いろいろあるけど、また楽しくがんばっていこうね」と明るく勇気づけられる、そんな気分になる。

ファンからもらった日本語が書いた単語カードを読み上げたり、観客を巻き込んで大合唱をしたりと、日本のファンとの交流を終始、心から楽しんでいる様子のサラ。ステージと観客との距離はほとんど感じられず、ファミリーパーティーを開いているかのような気分にさえなってくる。最高に明るく楽しく、また心にじーんと響く全16曲、圧巻の90分間のステージだった。

【動画】「A Trace of the Sun」日本語字幕入りドキュメンタリー映像


【動画】リード・シングル「ブレイヴ」ミュージック・ビデオ



【リリース情報】
サラ・バレリス　『ザ・ブレスド・アンレスト』
発売中
EICP-1583 　　￥2,400+税
ボーナス・トラック　2曲収録



トラックリスト
1. ブレイヴ
2. チェイシング・ザ・サン
3. ヘラクレス
4. マンハッタン
5. サテライト・コール
6. リトル・ブラック・ドレス
7. カシオペア
8. ワンサウザンド・タイムズ
9. アイ・チューズ・ユー
10. エデン
11. アイランズ
12. ディセンバー
13. ビューティフル・ガール　(ボーナス・トラック)
14. パーキング・ロット (ボーナス・トラック)

iTunes配信中
URL: https://itunes.apple.com/jp/album/the-blessed-unrest/id672561658
*iTunes、iTunes Storeは、Apple Inc.の商標です。



【ショート・バイオグラフィー】
米カリフォルニア州ユリイカ出身。UCLA大学在籍時にはアカペラ・グループ所属。2004年にスタジオAL『ケアフル・コンフェッションズ』をリリースし、2005年にエピック・レコードと契約。2007年にデビューSG「こんなハズじゃなかったラヴ・ソング」は世界22カ国で1を獲得する大ヒットとなり、デビューAL『リトル・ヴォイス』は全世界100万枚を売り上げる。 2009年には2nd AL『カレイドスコープ・ハート』をリリースし、全米ALチャート初登場1位を獲得。2011年には念願の日本ツアーも果たし、大盛況のうち終了。来日時に自ら延泊し被災地でボランティア活動を行い、その様子を記録したドキュメンタリーをネット上で公開し、話題に。同年、米人気アカペラオーディション番組『ザ・シング・オフ』に審査員として出演し、サラの名前がお茶の間にも広まる。

2013年7月に発表した最新アルバム『ザ・ブレスド・アンレスト』は全米初登場2位を記録。2009年、2011年のグラミー賞ノミネートに続き、『ザ・ブレスド・アンレスト』は第56回グラミー賞にて「年間最優秀アルバム」に、WindowsのCM楽曲にも起用されたリード・シングル「ブレイヴ」が「最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス」にそれぞれノミネート。授賞式でのキャロル・キングとのパフォーマンスが大きな話題を呼んだ。


【関連リンク先】
日本公式ホームページ: //www.sonymusic.co.jp/artist/sarabareilles/
海外公式ホームページ: //www.sarabmusic.com/