映画「イントゥ・ザ・ウッズ」メリル・ストリープ＆リラ・クロフォード来日！ ジョニー・デップの優しすぎる撮影エピソードとは

米女優のメリル・ストリープとリラ・クロフォードが5日、東京都内ホテルでディズニーのミュージカル映画「イントゥ・ザ・ウッズ」来日PR記者会見を行った。

映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」PR以来約3年ぶり4度目の来日となるメリルは「大体日本に来ると、ホテルの中でインタビューを受けるという流れなので、日本の文化を知るのは取材を受ける日本人の若いジャーナリストからかしら?」と来日中の多忙さを伺わせると、初来日の13歳のリラは「浅草寺にも行ったし、原宿は今まで見た事のないような最高な場所でした。本物の日本の鮨を口にして、アメリカの鮨とは比べ物にならないと思った」とニッコリ笑顔で滞在を満喫している様子を明かしていた。

同作は、ミュージカル界の生ける伝説スティーヴン・ソンドハイムによる同名ブロードウェイ・ミュージカルを、オスカー受賞映画「シカゴ」のロブ・マーシャル監督が豪華絢爛に実写映画化。赤ずきん、シンデレラなどのおとぎ話の主人公たちの物語を同じ世界で描きながら、“おしまい”の後にある続きを描く。3月14日全国公開。

【動画】映画「イントゥ・ザ・ウッズ」予告編


赤ずきんを演じたリラは、ウルフ役のジョニー・デップとの共演について「小さい頃から彼のファンで、信じられない思いがあった」と対面に夢見心地で「撮影中に私の頭に葉っぱのついたバケツが落ちて来たトラブルがあって、その時にジョニーが私の頭からその葉っぱを一枚、一枚取ってくれたの。オーマイ・ゴッド! と思ったわ」と撮影時の嬉しいハプニングを報告していた。



一方、メリルは「初めてリラの歌声を聴いた時に、本当に驚かされました。若いのにウルフとの関係性や歌詞の意味、純粋さ、皮肉さ、ユーモアを全部理解していて、同時に力強い美しい歌声もブレンドされている」とその才能を絶賛。リラが「私の夢はジョニー・デップとよく組んでいるティム・バートン監督と一緒にお仕事をすること」と明かすと、メリルは「リラは演じる喜びや歌を愛していて、喜びを見つけている。だからこそ、こうやって世の中に向けて願いを言い続けていれば、どこかでティム・バートン監督の耳に入るはず。彼がバカではなければ電話をくれるわ」と先輩として力強い言葉を送っていた。



背中を押された形のリラは「現場でのメリルの立ち居振る舞いが素晴らしく、才能にあふれていて、人柄も謙虚でエレガント。彼女の現場での仕事ぶりを見るだけで多くの事を学びました。これらの経験を今後の仕事に反映していきたい」と感謝しきり。メリルとの思い出深いエピソードを聞かれると「撮影現場でウインドウ・マシーンを使っていた時に、メリルのネイルが風で飛ばされたの。そのたびに豪華キャスト陣が、地面を這いつくばってネイルを探していた事は忘れられない」と明かし、メリルを大笑いさせていた。