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映画「悪党に粛清を」マッツ・ミケルセン初来日! 終始笑顔&サービス精神旺盛なマッツに女性ファン大コーフン

2015年5月13日
初来日したマッツ・ミケルセン初来日したマッツ・ミケルセン
(C)TVGroove.com
デンマークを代表する国際的映画俳優マッツ・ミケルセンが、主演映画「悪党に粛清を」を引っさげ初来日。12日、東京・新宿武蔵野館で行われた舞台挨拶に出席した。

映画「007/カジノ・ロワイヤル」(2006)をきっかけに国際的にブレイクしたミケルセンは、2010年に母国デンマーク女王陛下マルグレーテ2世よりダネブロー騎士勲章を授与され、映画「偽りなき者」(2012)でカンヌ国際映画祭主演男優賞を受賞。また、米NBCにて2013年より放送が始まった海外ドラマ「ハンニバル」では、ハンニバル・レクター役を熱演。世界中に“ファンニバル”と呼ばれる熱狂的なファンを持つ人気ぶりを見せている。当日も、開場前には劇場の前で、待望の初来日を迎えたミケルセンを一目見ようと、大勢のファンが詰めかけ列をなしていた。

(C)TVGroove.com


笑顔を浮かべながら登壇したミケルセンは、「ハロー!今夜の上映会にお越しいただき、ありがとうございます」と笑顔で挨拶。初めて訪れた日本の印象を聞かれると、「日本に来てからほとんどホテルに缶詰状態で、窓からの景色でしか日本を楽しめていません」と苦笑いを浮かべながら来日中の多忙さを伺わせた。当日は観客による写真撮影も許されており、多くの人がカメラを構えていたことから「外に出るのは今回が初めてなのですが、日本の方は皆さんカメラを持っているんですね」とジョークが飛び出すことも。「これから2日間オフなので、街に繰り出して日本を楽しみたいです」と、初めての日本観光を心待ちにしている様子だった。また、歌舞伎を観ることができたようで、「本当に素晴らしかったです。デンマークにもパントマイムバレエという形式的な劇があるのですが、それに通ずるものがあると思いました」と初歌舞伎を多いにエンジョイしたようだ。

同作は、1870年代のアメリカを舞台に、デンマークから新天地アメリカへ渡った元兵士の主人公ジョン(ミケルセン)が、開拓地で妻子を殺され復讐に生きる姿を描く。「とにかく美しい映画。セルジオ・レオーネの伝統を汲んでおり、黒澤明監督の作品からインスパイアを受けている。私自身、『七人の侍』がとても好きで、侍の映画ではありますが、西部劇だと思って観てきました。そういった巨匠たちにインスパイアされた作品」と本作の魅力を語った。

(C)TVGroove.com


同作の撮影は南アフリカで行われたようで「景色の良いところだったので、撮りたい画を撮ることができた」と話す一方、「こちら側は西部劇なのに、カメラのアングルをかえればシマウマが走っていたり、キリンの姿がみられた」「キャストはカウボーイの格好をしているが、スタッフは現地調達なので、南アフリカの言語を話しているという、なかなかシュールな体験だった」と撮影の裏話を明かしてくれた。

感情を抑制した演技を得意とするミケルセン。そのことについて質問されると、「抑制された演技は文化的なことがあるのかもしれない。日本人にとっては抑えた演技に見えても、デンマーク人にとって、それはリアリズムなんだ」と文化的な違いを語った。また、「同作は西部劇であり、その魅力は言葉では多くを語らず、表情で語ることである」と続けた。代表作「ハンニバル」の芝居と比べると、今作の方が感情的なのではないかと聞かれると、「『ハンニバル』でも抑制した演技をしているが、(レクターは)実に実に楽しく人生を送っている人。映画の主人公よりは楽しそうな人だと思う」と答え、場内からは大きな笑いが起こった。

(C)TVGroove.com


最後は、「ぜひ皆さん、映画を楽しんでください。心に響く作品であればと思います。非常に残酷な作品ではありますが、デンマーク人なのでそういう映画になってしまうんです」とユーモアを交えながら笑顔で作品をアピール。会場を去る際には、ファンのサインに気軽に応じるなど、終始ファン想いな姿を見せていた。

ファンのサインに応じるミケルセンファンのサインに応じるミケルセン
(C)TVGroove.com


映画「悪党に粛清を」は、6月27日より新宿武蔵野館ほか全国ロードショー。

【動画】映画「悪党の粛清を」予告編



■ ストーリー

法も秩序も通用しない世界で尊厳と誇り、そして愛を取り戻すため、心優しき男は冷酷なスナイパーとして再び銃を手に取った―

1870年代アメリカ―。デンマークから新天地アメリカへ渡った元兵士のジョン(マッツ・ミケルセン)は、開拓地で非情にも妻子を殺されてしまう。犯人を追いつめ射殺したジョンだったが、犯人が悪名高いデラルー大佐の弟だったことから怒りを買う。更にその情婦で声を失ったマデリン(エヴァ・グリーン)も巻き込み、それぞれの孤独で壮絶な復讐がはじまる…。


■ 公開情報

「悪党に粛清を」
6/27(土) 新宿武蔵野館ほか全国ロードショー

原題:The Salvation/R15+
監督:クリスチャン・レヴリング 
出演:マッツ・ミケルセン、エヴァ・グリーン(「300スリーハンドレッド 帝国の進撃」)、ジェフリー・ディーン・モーガン(「レッド・ドーン」) 
配給:クロックワークス/東北新社 Presented by スターチャンネル
HP:akutou-shukusei.com
© 2014 Zentropa Entertainments33 ApS, Denmark, Black Creek Films Limited, United Kingdom & Spier Productions (PTY), Limited, South Africa
 
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