映画「ホビット」イライジャ・ウッド、M・フリーマンら来日! A・サーキスもゴラム声で挨拶

映画「ロード・オブ・ザ・リング」3部作の原点「ホビットの冒険」を完全映画化した「ホビット」シリーズの第一作目「ホビット 思いがけない冒険」の公開を記念し、主要キャストであるイライジャ・ウッド、マーティン・フリーマン、アンディ・サーキス、リチャード・アーミティッジ、ピーター・ジャクソン監督が来日。1日(土)、都内にて記者会見を行った。

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本作は、「ロード・オブ・ザ・リング」3部作で描かれた中つ国の60年前を舞台に、ホビット族のビルボ・バギンズが魔法使いのガンダルフや、13人のドワーフたちと共に危険な冒険に繰り出すというもの。前作で“指輪”の所有者となったフロド役のイライジャほか、ケイト・ブランシェット、アンディらが続投することでも話題を集めている。

主人公ビルボ・バキンズ役に抜擢されたマーティンは、「こんにちは。日本に来られて嬉しいよ。東京も日本も大好きなんだ。僕たちが一生懸命、愛情を込めて作り上げた作品を皆さんと共有することができ、大変うれしく思っています」とコメント。前シリーズでもゴラム役を演じたアンディは、日本語で「おはようございます」とあいさつした後、“ゴラムの声”で「おはようございます」とあいさつ。これには、会場に集まった報道陣から感嘆の声があがった。

記者から「なぜ、『ホビット』を制作しようと思ったのか?」と尋ねられるとジャクソン監督は、「正直に言うと、他の人に『ホビット』を取られたくなかったからさ(笑)。2つのスタジオが『ホビット』の権利を持っていたから、中々作れないという状況にはあったんだけど、彼らが作る気なら、僕らはそれに関わりたいという意思は常に持っていたんだ。『ホビット』の映画作りは今までで一番楽しい経験だったよ」とコメント。

また、ジャクソン監督は、主人公ビルボ役にマーティンを起用した理由について「どの映画を作る上でも、俳優には真実味と正直さが求められるんだ。マーティンには、“フリ”をするとか、演技をするとかではなく、真実味を感じたんだ。人間ではないホビットやドワーフを演じる上で、我々が共感できないと話にならないからね」と答えるなど、マーテインをとにかく絶賛。

「ホビット」に出演できたことについて聞かれると、アンディは「再び、ロケ地であるニュージーランドに、そして『ホビット』に戻って来られるということは、大変うれしかった。『ロード・オブ・ザ・リング』のスタッフや旧友ともまた再会できたしね。僕は今回、ゴラムを演じる機会にめぐまれたと同時に、セカンドユニットで演出を務めることができたんだ。この一年半は、ピーターから色々なことを学ぶことができたし、皆150パーセントの力で撮影に臨んだよ」とプロジェクトに参加できた喜びについて語った。

「ロード・オブ・ザ・リング」に続き今作で再びフロドを演じたイライジャは「本当にすばらしい体験でした。非常に熱い情熱と愛情を持ったキャスト、スタッフが集結して、『ホビット』を作っている。その様を再び見ることができただけでも美しい体験だった」とコメント。マーティンも「ファミリーの雰囲気がする現場だった。大がかりな撮影現場であるにもかかわらず、学生が作っているかのような和気あいあいとした親密な現場だった」とコメントし、チームワークの良さをアピールした。

■ 公開情報

第1部「ホビット 思いがけない冒険」
2012年12月14日(金)より 丸の内ピカデリーほか全国にて公開

第2部「ホビット スマウグの荒らし場」
2013年12月13日(金) より全国にて公開

第3部「ホビット ゆきて帰りし物語」
2014年7月18日(金) より全国にて公開

 

「ホビット 思いがけない冒険」公式サイト