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【インタビュー】「フレンズ」マシュー・ペリー: 「カナダの有名テニス選手とは、オレのことだ!」

2011年4月27日
日本でも大ヒットしたコメディ・シリーズ「フレンズ」で10年間チャンドラー・ビングを演じたマシュー・ペリーが、新しいコメディ・シリーズ「Mr. Sunshine」のプロモーションのため、米トークショー「Jimmy Kimmel Live」に出演した。

マシューは席に着くと、お客さんの方を向いて「今日のお客さん本当に素晴らしいね」と褒め、観客をわかせた。その後も、何の脈略もなく「今日のお客さん本当に素晴らしいね」を褒め続け、遊び心を見せるマシュー。

【動画「フレンズ」マシュー・ペリー インタビュー(1/3)


すでにカナダで昨年から放送されていた「Mr. Sunshine」は評判も上々で、ジミーが「僕も1話見させてもらったけど、笑えるシーンもあって、とても面白い」と褒めると、マシューは「ありがとう。評論家からのレビューも良く、すごく嬉しい」と新しいシリーズの好調なスタートに満足している様子。

今年2月上旬、ビバリー・ヒルズ・ヒルトンで開かれた「Mr. Sunshine」の記者会見に出向いたところ、ホテルの前には大量のパパラッチが待機していた。それを見たマシューが「こんなにたくさんのパパラッチが僕のために集まるなんて」と浮かれていると、実はその日は今年の第83回アカデミー賞候補者のランチ会だったらしい。自分のために集まったパパラッチではないと気づいたマシューは「負け犬の気分だった」と語る。

【動画「フレンズ」マシュー・ペリー インタビュー(2/3)


マシューの特技はテニス。「カナダ出身の有名なテニス選手が思い浮かばないんだけど」とジミーが言うと、「俺がそうかもしれない」と自ら名乗りをあげ、自画自賛。中学生の時に出場した13歳以下の大会で、マシューと友達のダブルスチームが全国3位を獲得したとのこと。ディズニーがこの大会を主催したため、貰った銅メダルにはグーフィーの絵が描いてあって「恥ずかしくて女子に自慢ができなかった」と懐かしそうに笑った。

「Mr. Sunshine」はスポーツ・アリーナを舞台にしているため、マシューがテニスのチャリティー試合を題材にしたエピソードを制作したいと提案したところ、小さいころから尊敬しているジミー・コナーズ(70年代にテニスの4大大会を通算8勝、大活躍した名選手)に特別出演してもらうことができたらしい。

学生のころのマシューはジミー・コナーズを意識した髪型をしており、その頃の写真を観客に見せた。マシューは「この頃の俺が人生で最もクールでかっこよかったかも」と冗談っぽく言い、「番組に出演してもらって以来、ジミー・コナーズ選手とは友達になれた」と嬉しそうに語った。

【動画「フレンズ」マシュー・ペリー インタビュー(3/3)


「Mr. Sunshine」の第1話では、「LOST」でハーリー役として有名なホルヘ・ガルシアが皮肉たっぷりの面白い整備員役として出演している。マシューは「LOST」に完全にはまったらしく、「『LOST』が終わって、どうすればいいかわからないぐらい残念。テレビ史上最も面白い番組だった」と情熱たっぷりに語り、ジミーも「僕も完全に虜になっていた」と2人で「LOST」話で盛り上がった。そのためホルヘ・ガルシアとの共演はとても嬉しかったとのことだ。

残念ながら、その現場では「Mr. Sunshine」のビデオ・クリップを観客に見せることができなかったが、マシューは番組を再現しようと言いだす。

アリーナのマスコットが仕事にうんざりして、管理人のマシューに辞めたいことを告げるというシーン。「アクション!」とジミーが合図を出すと、マスコットが「最近の俺、あまり感謝されていない気がする。辞めたい」と切り出す。マシューがどうでもよさそうに「あ、そう。OK」と返し、マスコットを脱いだ男が驚きの表情を浮かべて、終了。何ともないシーンだが、観客からは歓声があがった。

「Friends」で長年活躍してきたマシューの新番組「Mr. Sunshine」。日本公開も期待したいところだ。
 
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