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【インタビュー】「アメリカン・アイドル」スティーヴン・タイラー: 放送禁止用語のせいで生中継に5秒の時差!?

2011年5月25日
人気音楽オーディション番組「アメリカン・アイドル」で、今シーズン審査員の一人を務めているスティーヴン・タイラーが、今年の1月に米トークショー「Late Night with Jimmy Fallon」に出演したときの模様をご紹介しよう。

「毎朝何時に起きている? 今までのロックな生活と違うのでは?」とジミーから聞かれたスティーヴンは、「全然違うね。起床は朝6時ぐらいだよ」と回答するも、「今まで朝6時に起きたことなんてないんじゃないの? むしろ、今まではその時間にやっと寝ていたぐらいでしょ」とジミーに突っ込まれて苦笑。「アメリカン・アイドル」に出演する前の彼のロックな生活はというと……

10時起床、11時にはスポーツ・ジムへ。お昼を食べたら、飛行機に乗って、4時には目的地に到着。取材や会見をこなしつつ、夜9時にライブがスタート。11時過ぎにライブが終わったら、また飛行機に乗り、帰宅は朝の4時。

ところが、「アメアイ」に出演するようになってからは、そんな生活が一変。朝6時に起き、コーヒーを一杯飲んで眠気を払ったら、10時からの番組収録に行くようになったらしい。それを聞いたジミーは、眠そうなスティーヴンの真似をしてみせ、「誰も眠そうなスティーヴンなんて見たくないよ」とジョークを飛ばした。

そして、「スティーヴンは今も変わらずすごい歌唱力だ」と褒めたジミー。昨年12月にポール・マッカートニーが米国の芸能分野で功績を残した人々に贈られるケネディ・センター名誉賞を授賞された式典で、スティーヴンはビートルズのメドレーを唄ったときのことを話し出した。

【動画】ケネディ・センター名誉賞・授賞式でのパフォーマンス


「(あのパフォーマンスは)本当に素晴らしかった」とジミーが言うと、「僕こそあそこで唄えたのは名誉なことだよ」とスティーヴンは感激しきりといった様子。ビートルズの名盤「アビイ・ロード」から4曲唄わないかと依頼が来た時は、あまりにもすごい依頼だと思って、すぐには返事ができなかったらしい。

本番でスティーヴンは「ゴールデン・スランバー」を唄いながら感極まってしまい、もうシャウトするしかなかったとのこと。そして、フルオーケストラの伴奏と共に、オバマ大統領と大統領夫人、オプラ・ウィンフリー、そして巨匠ポール・マッカートニーの前で唄えたのは、自分の人生の中での最高の出来事の1つだったと語り、「アメアイ」で見せている審査員としての顔とはまた違った、アーティストとしての素顔を見せた。

【動画】「アメリカン・アイドル」スティーヴン・タイラーのインタビュー


それから、長年「アメアイ」の審査員を務めているランディ・ジャクソンについて聞かれたスティーヴンは、「最高なやつだよ」と回答。3か月前にランディとランチをした時、「ランディとは一心同体だ」と感じたという。「なぜって、ランディも俺と似たロックな人生を歩んできたからさ」。

アメリカのテレビでは生中継する時も、5秒遅れで録画を放送していくことがある。このような“5秒の時差”を使うのは、出演者が放送禁止用語を使ったり、放送できないような事件が起きた時に対処するためだ。

最後にジミーは、「スティーヴンが審査員を務めることになってから、『アメアイ』でも“5秒の時差”を使うようになったって本当?」と直撃。「そんなわけないだろう」と否定するスティーヴン。だが、そう答える彼の言葉に、放送禁止用語を消すピー音が! 

観客の大爆笑にスティーヴンがピースサインで応え、トークショーは楽しく幕を閉じた。
 
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