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【インタビュー】「V」の美しきエイリアン司令官、モリーナ・バッカリン: 困ったオタク・ファンに遭遇

2011年8月2日
往年の人気SFドラマをリメイクした話題作「V」のファースト・シーズンが、日本でもいよいよ8月3日からブルーレイ&DVDリリースを開始する。

そこで、今回は、「V」で美しいエイリアンの司令官アナを演じてブレイクした女優、モリーナ・バッカリンが米トークショー「Jimmy Kimmel Live」に出演したときの模様を紹介しよう。

【動画】モリーナ・バッカリン インタビュー(1/2)


「ブラジル出身なのに全然英語がなまっていないね」とホストのジミーに指摘されたモリーナは、初めてアメリカに来たのは7歳で、永住することが決まったのは9歳だったと返答。「アメリカに溶け込みたかったから頑張ったのよ。しかも、私の名前は発音しにくいでしょ」と笑いながら、自分の名前について語り始めた。

モリーナの名前の意味は“ダークブラウンの髪”とのこと。ブラジルの有名女優であるという母親から聞いた話として、「母親がモリーナという名前のヴァンパイアを演じたことがあったの。それにちなんで名付けたと言われたことがあるわ。それに、生後1週間ぐらいの私を抱いている母と父の写真が新聞に載ったとき、見出しが『ベビー・モリーナは健康な赤ちゃん!』だったから、母はそのまま『モリーナ』という名前にしたとも言うんだけど、どっちが本当の理由だかわからないわ」と、名前の由来について明かした。

モリーナの母は、今も舞台を中心に活躍している現役の女優だが、プロデューサーの仕事もしており、アメリカの舞台「ヴァギナ・モノローグス」をブラジルでプロデュースしたとのこと。

「母親に『ヴァギナ』って言葉を使われるのは恥ずかしくなかったかい?」とジミーに聞かれると、モリーナは「その劇を上演していた当時は、私が彼氏を連れていっても、『私のヴァギナはブラジルで一番もうかっているヴァギナよ』とか『今日のヴァギナはとても好評だったわ』とか、そういうことを平気で話していたのよ」と苦笑しながら打ち明けた。

【動画】モリーナ・バッカリン インタビュー(2/2)


モリーナが初舞台を踏んだのは、なんと生後6ヶ月だという。母親がクリスマスの降誕劇で聖母マリアを演じていて、泣きわめく娘を赤ん坊のイエス役として舞台に出したらしい。

「あなたみたいな美人がエイリアンの司令官を演じているんだから、ファンのオタクに囲まれちゃうこともよくあるんでしょ?」と冗談めかして聞くジミーに、モリーナは笑いながら、「確かにファンのオタク度は高いけど、彼らは本当に優しくてとても忠実なファンよ」と返答。「でも、実際は、すごくおかしなファンもいるでしょ?」と問い詰められると、頷きながら、「確かに。この前は空港で不思議な出来事があったの」とモリーナは面白いエピソードを語り始めた。

ある日、モリーナが空港でセキュリティチェックを受けていると、ひとりの検査官がパスポートを見てモリーナだと分かり、話しかけてきたとのこと。その検査官は彼女に、「ロズウェル事件(1947年、ニューメキシコ州ロズウェルで、アメリカ空軍がUFOとエイリアンを回収したと言われる事件)の真実を知りたいかい? 僕が教えてあげるよ」と囁いたらしい。

モリーナは適当にその場をごまかして逃げようとしたが、検査官が彼女の後をついて来たため、少しパニックになってしまったという。その検査官は延々と「エイリアンは本当に存在する。本当にアメリカ空軍はUFOを回収している」などと、彼女に向かって熱く語り続けたらしい。

しまいには、「彼氏とかいるの?」と聞きながら、モリーナをデートに誘ってきたというから、ファンもなかなかの強者。迷惑なファンがいることにジミーが同情したところで、トークショーは終わるが、実際、モリーナと話せるようなラッキーなチャンスがあったら、ファンが一生懸命になってしまうのも無理ないことかもしれない(笑)!?
 
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