「JUNO」エレン・ペイジ、同性愛者であることをカミングアウト、「告白するのが怖くて、何年も苦しんだ」

「JUNO/ジュノ」「インセプション」など人気映画に出演していることで知られる女優のエレン・ペイジ(26)が、同性愛者だとカミングアウトした。

米TVガイドによると、エレンは2月14日にラスベガスで開催された人権擁護団体「ヒューマン・ライツ・キャンペーン」主催の「Time to THRIVE」会議に出席。そこで「私がここにいるのは、ゲイだから。そして、(世界を)変えることができるかもしれないと思ったから」と告白し、「みんなに楽になってもらい、希望を持ってもらいたい。それが私にとっての社会に対する義務だと感じる」と、カミングアウトした理由を述べた。

エレンは続けて、「私がこういう形でカミングアウトしたのは身勝手なことなのかもしれません。でも、私はもう隠すことに疲れたんです」「告白するのが怖くて、何年も苦しみました」「精神的に苦しみ、メンタル的にも苦しみ、人間関係にも苦しみました」と苦しかったこれまでの日々をふり返り、「私は、みなさんが持つ苦しみと共に、ここに立っているのです」と語った。

そして、「私はまだ若い。でも、これまでの人生の中で、愛の美しさ、喜び、そして苦しみを学んできました。人間が与え、受け取るすばらしいギフトが愛だということも知りました」「だれもが、この愛を、心ゆくまで、同等に、恥じることや妥協することなく経験する権利があるはず。でも、たくさんの子供たちが、自分自身に正直であるがゆえに、いじめられ、拒否されるなど、ヒドい目にあっているのです」と言い、同性愛であるがゆえに、苦しんでいる子供たちがあまりにも多い現実を訴えた。

「JUNO/ジュノ」でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたエレンは、その後も、「インセプション」などの大作映画に出演。私生活では昨年、人気ドラマ「トゥルーブラッド」に出演しているイケメン俳優アレクサンダー・スカルスガルド(37)と仲良さげな写真が公開され、交際しているのではないかと噂されたことがある。