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ジェニファー・ロペス、「アメアイ」本番中に泣き崩れる

2011年3月8日
※この記事にはアメリカ2月23日放送(日本で3月5日放送)エピソードについてのネタバレがあります。


人気オーディション番組、「アメリカン・アイドル」の審査員を務めるジェニファー・ロペスが本番中に「もう続けられない」と言い、泣き崩れてしまうという事件が起きた。

事件が起きたのは、全米で2月23日に放送された(日本ではFOXで3月5日に放送)、本選に進むトップ24が決定する回でのこと。地方予選、グループ審査・ソロ審査を含むハリウッド予選という厳しい道のりを勝ち抜いてきた候補者たちが、本選のアメリカ国民による投票審査に進めるかどうかが決まる、候補者たちにとっても視聴者にとっても重要な段階でのことだった。

ジェニファーは、ミルウォーキー地方予選に参加した26歳男性、クリス・メディーナに「あなたみたいな強い信念と愛を持った人に出会ったことを光栄に思っている」と前置きをした上で、「あなたがトップ24に入らなかったと告げるのは心が痛む」と涙ながらにクリスに伝えた。そして、クリスが立ち去った後に「もっと違う伝え方があったはず。もう続けられない」と泣き崩れた。

ここで一旦、収録が中断され、ジェニファーはランディー・ジャクソンとスティーヴン・タイラーに慰められた。その後、休憩をとってなんとか気を取り直したジェニファーは、残りの候補者に結果を報告する作業に戻った。

後にジェニファーは「これまで頑張ってきた人に対して悪い結果を伝えなければいけないのは、とても辛かった」と、司会者のライアン・シークレストのラジオ番組で語った。

ジェニファーの涙には理由があった。クリスは2年前に、恋人と婚約を果たそうとしていた。しかし、婚約直前に恋人が交通事故に遭い、脳に損傷を受け、身体が不自由になってしまうという不幸にみまわれた。それでもクリスは後遺症に苦しむ彼女を支えていくと決意をし、婚約を果たした。今回、クリスは婚約者を連れて地方オーディションに臨んだ。審査員たちがクリスの婚約者に会い、スティーヴンが感銘を受け婚約者の頬にキスをした場面は、大きな感動を呼んだ。ハリウッド予選に進んだクリスは、音楽性だけではなく、その感動的なストーリーからも注目されていたが、最終的に「これまでのパフォーマンスに波があった」として不合格。そのことに対してジェニファーは心苦しく思ったのだろう。

残念ながらトップ24には入れなかったクリスだが、彼は今シーズンの参加者の中でいち早くデビューを実現したアーティストとなった。ビヨンセやレディー・ガガのアルバムを手掛けたこともある名プロデューサー、ロドニー・ジャーキンスが、クリスの姿に感銘を受けて「What Are Words」という曲を書き下ろし、クリスはその曲でデビューを果たした。クリスの心境を表した「What Are Words」は現在iTunesで発売されている。収益はクリスの婚約者のために作られた財団法人Juliana Recovery Fundにいくことになっている。ジェニファーがクリスのiTunesデビューに喜んでいることは間違いないだろう。
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