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エレクトロニック・ポップ界のワンダー・キッド「マデオン」来日インタビュー!ナゾのシンボルマーク の意味とは…?

2015年8月18日
(C)TVGroove.com(C)TVGroove.com
フランス・ナント出身のエレクトロニック・ミュージック・アーティスト、マデオン(21)。4月にリリースした新アルバム「アドヴェンチャー」を引っさげて、3度目の来日を果たした彼は来日中、8月14日にオールナイトフェス「ソニックマニア」に出演、さらに8月15、16日には大型音楽フェス「サマーソニック」に出演し、ダイナミックなサウンドを繰り広げるステージで、日本の夏を大いに盛り上げた。

マデオンは11歳の時に、フランスのリミックス・コンテストにて優勝。さらに2011年、彼が17歳の時に公開した「Pop Culture」という39曲のポップ・ソングをマッシュアップした作品は、大きな話題を呼び、現在までに3000万回を超える再生数を記録している。

現在までにレディー・ガガやコールドプレイ、ミューズ、エリー・ゴールディングといった大物アーティストの楽曲を制作、プロデュース。また世界のビッグフェスに出演するなど、次世代の若手エレクトロニック・ミュージック・アーティストとして大注目されている。

今回TVグルーヴはマデオンに初の単独インタビューを実施。アーティストの道を志したきっかけや、彼が大きな影響を受けたというある日本のアーティストについても語ってもらった。


-----マデオンさんは現在21歳とお若いながらも、世界的にご活躍されていますね。日本にも度々足を運んで頂いていますが、久しぶりの日本はいかがですか?

日本に来るのは今回で3回目なんだ!毎回楽しんでいるよ。日本は大好きな国だし、新アルバム「アドヴェンチャー」が発売した後にまた来日できて本当にうれしいよ!フェスで新しいショーを披露できるし、新曲もプレイできるからとても幸せだよ。


-----昨日はCDショップに行かれたようですね。

そうなんだ。日本はまだ大きなCDストアがある数少ない国の一つなんだよ。フランスでは大量のCDを見つけるのは難しいから、すごくうれしかったよ。実は昨日、店内を歩いていたらぼくのCDを買っている人を見つけたんだ!ぼくはその人のところへ行って直接お礼を伝えたよ。すごくうれしかったね。

(C)TVGroove.com(C)TVGroove.com


-----8月14日(ソニックマニア)、15日、16日(サマーソニック)には久しぶりに日本のファンの前でパフォーマンスを行いますが、どんなステージになりそうですか?

全曲ぼくの曲で構成されたショーになるよ!アルバムの曲をプレイするんだ。あと、僕のロゴ <◇> を模したプロダクションがあるんだ。長い間練ってきたショーで、真の「マデオン体験」を提供したいんだ。僕の音楽が好きならショーも気に入ってくれると思うよ!


-----マデオンさんといえば、<◇> のマークがおなじみですが、このマークの意味は?

シンボルを描いていたんだけど、新アルバム「アドヴェンチャー」の全要素を繋ぐ抽象的な形を探していたんだ。ライブでも使いたいと思ったし、ミュージックビデオにも使われているんだ。全てを繋げてくれるものにしたかった。僕にとってこのマークは時間と方向の象徴で、描き終わった時に気に入ったから使おうって思ったんだ。

ADVENTURE LIVE TOUR 10 //

@madeonが投稿した写真 -




-----パフォーマンスでもステージのバックに<◇>のマークが映し出されていますよね。

実はスクリーンなんだ。スクリーン自体が<◇>の形をしているんだよ。


-----近年、ダンス・ミュージックやEDMなどが盛んになってきていますが、マデオンさん的にこの盛り上がりについて思うことはありますか?

ぼくがもっと若い頃、ダンスミュージックを作り始めた時は、全く盛んじゃなかったんだ。だから人にダンスミュージックを作ってるって言えなかったよ。きっとみんな理解してくれないだろうなって思ったからね。でも今ではみんなが聴いていて、世界中で人気になった。ビックリしたけど、とても喜ばしいことだよね。ダンスミュージックがここまで浸透すると思っていなかったから。とくにアメリカやここ日本ではすごく人気だよね!今ではエレクトロニックミュージックと他ジャンルの曲をミックスできる。だからポップミュージックを作っているような感覚なんだ。ダンスミュージックのツールとサウンドを用いてね。


-----マデオンさんがエレクトロニック・ミュージック・アーティストの道を志したきっかけを教えてください。

11歳の時「ダフト・パンク」のドキュメンタリー番組を見たんだ。ぼくはとても魅了されて、そこでどうやってあのようなサウンドを生み出すのか知りたくなったんだ。ロックバンドやギターの仕組みは理解できても、シンセサイザーやエレクトロニック・サウンドはすごく謎だったんだ。初めは仕組みを知りたくて、ソフトをダウンロードして音楽を作っていたら、いつのまにか大好きなことになっていたんだ。

(C)TVGroove.com(C)TVGroove.com


-----17歳の頃に、39曲のポップ・ソングをマッシュアップした動画「Pop Culture」をきっかけに、マデオンさんの名が知られるようになりましたが、同動画を公開した当時、現在のように世界的に活躍することになると思っていましたか?

いや、あの動画はぼくにとって実験だったんだ。ダンスミュージックをライブでどう表現すべきか考えていたんだよ。ダフト・パンクのライブに行った時、すばらしかったけど何をしているのか見えなかったんだ。その時、パフォーマンスしている様子を見られたらって思ったんだ。それが「Pop Culture」のはじまりだよ。DJやミュージシャンにとって興味深いだろうなと思って動画を公開したんだ。それが今では再生回数が3000万回以上と、期待していた以上に見てもらえて、僕のキャリアの大きな後押しになったんだ。

【動画】マデオン「Pop Culture」


-----レディー・ガガ、コールドプレイ、エリー・ゴールディングなど、名だたるアーティストの作品に携わっていますが、彼らに関する何か印象的なエピソードはありましたか?

ぼくはずっと彼らの大ファンで、彼らのプロデューサーたちの大ファンでもあったんだ。自分もいつか同じことがやってみたいと思っていたよ。すばらしい人たちから声をかけてもらえて光栄だったし、実際一緒に仕事をしてみて、自分のアルバム作りのための学びがあったんだ。ぼくが最初に参加したアルバムでレディー・ガガと仕事をしたんだけど、とても大きな仕事だった。その経験が自分のアルバム作りにとても役立っているんだ。


-----マデオンさんの楽曲「ペイ・ノー・マインド feat. パッション・ピット」を、中田ヤスタカさんがリミックスしていますが、聞いてみた感想はいかがですか?

すばらしいよと思ったよ!14歳の時から中田ヤスタカさんの大ファンなんだよ。彼の音楽をずっと聴いてきたし、ぼくの音楽にすごく影響を与えてくれているよ。だから彼にリミックスしてもらえるなんて夢が叶ったようだよ。すごく興奮したし、曲を聞いたときは踊りまくったんだ。本当に最高の仕上がりだと思う。


-----確かにマデオンさんの音楽と、中田ヤスタカさんの音楽ユニット「CAPSULE」の音楽は通ずるものがあるように感じました。

「CAPSULE」が大好きだよ!それがきっかけで日本の音楽を聴き始めたんだ。初めて聴いた時すごくハマって、今でも大好きだよ。DJプレイをする時、よく彼の曲をかけるんだ。自分の観客に彼の音楽を紹介することができるし、リミックスがきっかけで彼の観客が僕の音楽を聴いてくれるかもしれないしね。本当にうれしかった。


-----今後の活動予定について教えてください。

ツアーを行う予定で、アメリカにも行くんだ。そこでゼッドと一緒に回る予定なんだ。彼は素晴らしいし、良き友人だから楽しくなるだろうね!きっとアメイジングなツアーになると思う。あとスタジオに戻ってもっと曲を書きたいんだ。インスパイアされる日々だからすぐにでも曲を作りたいよ。たくさんショーもしたいけど、曲も作りたいから難しいけどバランスがとれるようにしたいな。


インタビュー終わり

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【動画】マデオン「The City」


■リリース情報

デビューアルバム「アドヴェンチャー」発売中
アドヴェンチャー
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posted with amazlet at 15.08.18
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売り上げランキング: 14,916


★マデオン オフィシャルサイト⇒ //www.sonymusic.co.jp/artist/madeon/