ジャスティン・ビーバー、来日記者会見をレポート! やんちゃぶりに会場もほっこり! 「ニホン、ダイスキ!」とツアーでの再来日を約束

人気歌手ジャスティン・ビーバー(21)が、新作アルバム『パーパス』のプロモーションのため、来日。12月4日、都内某所にて記者会見を行った。

オリジナルアルバムのリリースは、2012年にリリースした『ビリーヴ』以来となるジャスティン。実に3年ぶりとなった新作に、世界中が熱狂している最中だ。ジャスティンは『パーパス』で、自身初となる全米と全英のチャートで1位を記録、100以上の国と地域のiTunesチャートでトップを獲得。さらに、同作から合計17曲が、全米ビルボードのHOT100(シングル・チャート)にランクインするという、ザ・ビートルズを超える記録を打ち立てるなど、快進撃を続けている。

旬の歌手の来日とあって、ジャスティンの到着前から、会場はどこか緊張した雰囲気。しかし本人はどこ吹く風といった印象で、呼び込みがかかると、なんとお気に入りのジャイロボードに乗って、颯爽と登場。度肝を抜かれるメディアをよそに、ステージを縦横無尽に駆け巡る、天真爛漫なやんちゃっぷりを見せていた。



昨年4月にプライベートで来日していたジャスティンだが、公式に日本へやってくるのは、コンサート公演を行った2013年10月から数え、なんと2年ぶり。「日本に戻ってこられてうれしいよ」と挨拶すると、「あってる?」と確認しながらも、「ニホン ダイスキ、それからアイシテマス」と日本語で一言。実は空港に到着してから、わずか数時間という強行日程だったそうだが、「日本を楽しんでいるよ。日本らしいことはまだできていないけれど、ラーメンを食べた」と明かしてくれた。

この日のジャスティンの出で立ちは、キャップにGジャン、真っ白なスニーカーというラフな姿。ファッションへのこだわりを聞かれると、「みんなそれぞれあると思うけど、ぼくも自分のスタイルでコーディネートしている」と話し、「ジェリー・ロレンゾと、彼のブランド“フィア・オブ・ゴッド”」、「バージル」といった、憧れの存在の名前を挙げていた。





アルバム『パーパス』について、質問が及ぶと、ジャスティンは真剣な表情で熱弁。常々「自分の思いが込められた作品」と繰り返しており、「自分がどういうことを発信したいか、それを見つけるのにしばらく苦労していた」が、それを契機に「自分の音楽の方向性が変わった」と話した。「パーパス=目的」というタイトルの由来も、「世界に自分が何を発信したいかと」いうことに由来しているという。

「とにかく伝えたかったのは、ぼくも人間だということ。ぼくにも感情はあるし、いろいろ感じることもある。スポットライトを浴びる人間は、そういったことを忘れられがちだけど、わかってもらいたかったのは、ぼくにも傷つきやすい部分はあるということ。そういった感情は間違いではないし、悪いことでもない。ダークな時期も、人間だったらあるし、自分がベストじゃないと思うこともあるかも。でも“ベストなときは、これから来るんだ”と思って、常にベストを目指そうとすることが、人間にできる唯一のことなんじゃないかな。それをこのアルバムを通じ、伝えたかったんだ」

自分は決して「パーフェクトな」存在ではないということを、強調していたジャスティン。自身の音楽制作に関しても、「作詞はリアルに。考えすぎず」、「自分の心や、いままでの人生で自分に起きたことを込めたつもり」、「ぼく自身だけじゃなく、ファンや、みんなを含めて一緒に作っていきたい。それが自分の責任」ととらえていることを話してくれた。



一方で、ジャスティン自身の音楽に、影響を与えたアーティストを聞かれると、「聞けばわかる通り、絶対にマイケル・ジャクソン」、「同じくビートルズも」と、大御所に続いて、「ぼく自身かな」と意外な一言。「常に新しいもの、他に誰もやっていないものをクリエイトしようと思っているから、自分自身」と、常に上を目指していくハングリーな一面も見せてくれた。

とはいえ『パーパス』の記録的ヒットに関しては、「自分が作った音楽、魂を込めて作った数年間の成果が認められ、すごく満足。ハードワークが無駄じゃなかったことが示された」と誇らしげな表情。暗にスキャンダルが多かった時期を示唆するように、「また音楽でメディアに取り上げられることがうれしい」とこぼすこともあったが、日本でのセールスが好調なことを、「とてもうれしい」と繰り返していた。

さらにこの日は、サプライズとして、ユニバーサルインターナショナルより、ヒットのお祝いに、スケートボードのプレゼントが。『パーパス』にちなんで、「目的」と書かれたボードに、ジャスティンも「最高!」と大喜び。その場でテクニックを生披露するサービスに、会場からは拍手が贈られた。



今回は短い滞在だというが、「できるだけ多くのファンと触れ合いたい」と話してくれたジャスティン。最後に一言求められると、「また日本へは、ツアーで戻ってくるよ。ショーをたくさんやる」とうれしい約束が。「ありがとう!」と繰り返し口にする、礼儀正しい姿と、自信と頼もしさを感じる笑顔が印象的だった。




■リリース情報

ジャスティン・ビーバー　ニュー・アルバム「パーパス」発売中

◇日本独自企画 デラックス盤
【CD+DVD】3,000円+税

◇通常盤
【CD】2,200円+税

ユニバーサルミュージックストアにて予約受付中　
//store.universal-music.co.jp/fs/artist/c/justinbieber/


シングル「ホワット・ドゥ・ユー・ミーン?」好評配信中
iTunes:https://itunes.apple.com/jp/album/what-do-you-mean-single/id1032866479?app=itunes


当時17歳のジャスティン・ビーバーを追った音楽ドキュメンタリー「ネヴァー・セイ・ネヴァー」のDVDが現在プライスダウン中


■リンク

・日本公式ページ
//www.universal-music.co.jp/justin-bieber
・日本公式　twitter
https://twitter.com/bieber_japan

【動画】ジャスティン・ビーバー来日記者会見