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「デアデビル」チャーリー・コックス&ジョン・バーンサル インタビュー! TCAプレスツアーで2人が語った番組の魅力とは?

2016年3月30日
チャーリー・コックス © Netflix. All Rights Reserved.チャーリー・コックス © Netflix. All Rights Reserved.
3月18日より、Netflixのオリジナルドラマ「Marvel デアデビル」待望のシーズン2が、全世界で配信スタート。シーズン1は批評家から絶賛され、世界中の視聴者を魅了した。新シーズンでは、パニッシャーやエレクトラなど新キャラクターも登場するなど、前作よりもさらにパワーアップしている。今回TVグルーヴは、TCAプレスツアーにてマット・マードック/デアデビル役のチャーリー・コックス、そしてフランク・キャッスル/パニッシャー役のジョン・バーンサルにインタビュー。本作に出演した心境やアクションシーンのエピソード、作中で描かれる登場人物の葛藤などについて話をうかがった。

現地時間1月27日、米カリフォルニア州パサデナ市で、テレビ批評家協会(TCA)のプレスツアーが開催。同ツアーは、年に2回開催される、全米の各テレビ局・配信サービス会社の報道関係者に向けた、新作番組や新シーズンのお披露目の場。番組のクリエイターや出演者が一堂に会し、報道陣の取材に応えるとあり、米メディアから大きな注目を集めている。TVグルーヴは、Netflixのパネルに参加。オリジナルコンテンツ出演者・クリエイター陣にインタビューをする機会をもらった。

インタビュー部屋に揃って登場したチャーリーとジョンは、落ち着いた様子で我々に挨拶。過密スケジュールだったにもかかわらず、真摯に質問に応じてくれた。特にデアデビル役のチャーリー・コックスは、英国紳士らしい落ち着いた、柔らかな物腰が印象的だった。

——マーベル・ユニバースに関わるのはどのぐらいエキサイティングなことですか?また、あなたたちが演じるキャラクターには熱心なファンたちがいて、プレッシャーも感じるのではないでしょうか?

ジョン・バーンサル(J):もちろんだ。このユニバースに関わるのは、すごく名誉だよ。僕にとって名誉なのは、このユニバースに関わるだけでなく、それよりも特にこの素晴らしい番組に関わることだった。素晴らしい役者たち、脚本家たち、クリエイターたち、コラボレーターたちによるこのチームに参加することだった。それは名誉だった。間違いなくね。僕にとってはものすごいプレッシャーだった。それは多くの人たちにとって大きな意味を持つキャラクターだったしね。だからそれをトライし、正しくやることに本当の責任を感じているよ。

チャーリー・コックス(C):そうだね。素晴らしい答えだ。素晴らしいニュースは、テレビ番組を1分も撮影することなしに、すでにフランチャイズがあるということだ。すでにものすごい数の人たちが(この番組に)チャンネルを合わせるんだ。なぜなら、ジョンが言ったように、これらのキャラクターたちは、何年もの間、多くの人たちにとって大きな意味を持っていたしね。そして、悪いニュースは、それをちゃんとやらないといけないということだ。なぜなら、これらのキャラクターは、多くの人にとって、長い間に渡って大きな意味をもたらしていたし。だから、最初のシーズンが公開された時、幸運にも番組はとても人気になり、人々もかなり気に入ってくれたようで、僕は、「よかった。今度はリラックスして、シ-ズン2がやれる」と思った。そしてもちろん、それは違った。シーズン2の準備を始めた途端、初めての時よりもナーバスになったよ。なぜなら、後13時間分それをやらないといけないんだ。僕らは今トータルで26時間分のデアデビルとフランク・キャッスルとウィルソン・フィスクとこれらのキャラクターをスクリーンで描くことにコミットしてきた。それが長くなればなるほど、大変になっていくんだ。


——(作品の)高い基準をキープしていくんですね。

C:そうなんだ。まさにね。シーズン2はとても難しいんだ。それはどんなTV番組でも難しい。なぜなら、最初のシーズンで得られる多くのキャンディ(美味しい要素)が、シーズン2では得られないんだ。キャラクターに初めて出会うこともないし、トーンをセットすることもない。テーマ的にアイディアを受け入れることもないし、関係をセットすることもない。そういったことは終わっているんだ。だから今僕らがやらないといけないのは、今なにが起きているかというと、プロットに重きを置いている。いいかい、僕が今から言うのは、ショーランナーたち(この作品のメインの脚本家たち)が今シーズンでやったことだ。それはとても勇敢で、とても賢い選択だった。それは、「僕らが昨年やったことを再現することは出来ない。それは僕らのゴールじゃない。基本をキープしながらそれを高めていこう。そしてうまくいくのを祈れば、きっととても感動的なテレビになる」ということなんだ。(ジョンに向かって)そしてこの人がすごいんだ。本当だよ。このキャラクターで彼がしていることに、人々は驚くと思う。

J:ありがとう、チャーリー。

C:本当にそう思うよ。


——これは素晴らしいドラマですが、また素晴らしいアクションシーンもあります。過酷なアクションシーンをこなすこともあると思うのですが、なにか撮影中で大変だったことはありましたか?

J:こうなんだよ。チャーリーから文句が出てくることはないんだ。僕が最初に彼と仕事をした時、そのことは直ぐに僕を彼に打ち解けさせた。僕らは現場で最初に会ったんだ。出向いていって、リハーサルして、「さあやろうぜ!」となった。僕らは労働者階級なんだ。「こういうのは大好きだ」って感じなんだ。僕らは自分たちが今ここにいるのがいかにラッキーか知っている。僕らはそういう意味でまったく同じだ。文句は言わない。それが夜でも昼でも雨でも晴れでも気にしないんだ。そこにいるのがラッキーなのは分かっているんだ。そして、この番組のファイティングはとんでもなく野心的で、あまり時間もない。彼らはTV用のファイトにレベルを落とすことは決してない。映画のクオリティのファイトなんだ。この番組で毎週、毎週やっているそういったファイトをやるには、普通は何ヶ月も準備に費やす。フィリップ・セベラ(スタント・コーディネーター)率いる、もの凄い技術を持ったチームが僕らをリードしてくれる。僕ら二人のダブルは、とんでもなく熟練している。そしてそれはすべてキャラクター中心なんだ。演技なんだよ。ファイトは演技なんだ。振り付けじゃないんだよ。難しい。でもそうあるべきなんだ。ハードであるべきなんだ。僕らはそこが好きだ。僕らのどちらも楽にやりたいとは思ってないよ。



——あなたたちは、違う倫理観を持っていますが、正義という似た目的を持っているデアデビルとパニッシャーを演じています。倫理観の葛藤を演じる上で気をつけたことはありますか?そういったことを準備するためにどんなことをしましたか?

C:それはよい質問だね。

J:この男たちは両方とも、かなりパーソナルなジャーニーをしているね。それと、イエスだよ。彼らは両方とも正義のためにそこにいる。彼らの正義が違う可能性はある。多分ね。彼らの正義の種類は明らかに違う。彼らが自分の正義を達成する方法は、かなり違うね。彼らが欲しているのは、お互いに同種であることか、お互いに親族だということだ。残留効果や、そういったことについての彼らのやり方は、ほとんど正反対なんだ。最終的にお互いが望むものに対してね。そういったことは、この二つの力がぶつかった時にとても面白いテレビになると思う。

「デアデビル」パネルの様子 © Netflix. All Rights Reserved.「デアデビル」パネルの様子 © Netflix. All Rights Reserved.


——スティーヴン・S・デナイト(ショーランナー)は、デアデビルは、マーベル・ユニバースで最もカソリックなヒーローだと言ってました。そういったことは、時々、デアデビルが成し遂げたいこととぶつかったりしますか?

C:100%そうだ。彼が自分自身に抱くコンスタントな葛藤は、最初のシーズンで、僕らがかなり掘り下げたものだよ。彼がしていることや、彼にやれること、自警主義の正義に従事することや、彼の信念、自分にはこういったやり方で自分を関わらせる権利はないという基本的な考えからくる葛藤についてね。人々の人生に居合わせることは、神の意志で、彼の意志じゃない。それはシーズン2でもずっと目にするものだよ。フランク・キャッスルが出てくることで、それは少し影に隠れるけど。彼はデアデビルに、違う種類のジレンマをもたらすんだ。違う種類のアイデンティティ・クライシスをね。でもそういったことは確かにそこにあるね。


——盲人を演じて、あなたの盲人への見方はどのように変わりましたか?なにか盲人を演じることで学んだことはありますか?あなたは彼らが経験するかもしれないこと感じたと思いますが・・・。

C:(その答えに)僕が躊躇している理由は、それはまったく同じじゃないんだ。もし僕が、本当に視覚的障害を持った人を演じていたら、、僕にとって難しくて、自分が持ち込まないといけないものは、彼の目は見えない。それは分かっている。でも多くの彼の盲目の演技は、もしそれについてそういった言い回しを使うとしたら、それは錯覚なんだ。彼はこういった錯覚を維持しているんだ。伝統的価値観の盲目をね。僕らに目が見えないと分かる感覚でね。例えば、彼が外にいるとき、彼は杖を使う。デアデビルは歩くのに杖は必要としていないのにね。それは演技の一部なんだ。だから、他のスーパーヒーローと比べて、マット・マードックのなにが面白いかというと、マット・マードックは嘘で、デアデビルが真実なんだ。僕の言おうとしている意味、分かるよね?彼がデアデビルの時、彼はなんのフリもせず自分自身。それが彼なんだ。そういう形で彼は機能する。でも彼がマット・マードックの時、彼はこの嘘を維持している。それは彼にとって、非常に複雑だ。なぜなら、彼の人なりとか、先ほど話した彼の宗教的背景とか、いろんなことによってね。僕が学んだことについては、ある男性とかなり時間を過ごした。素敵な人なんだ。彼は僕のいい友人になった。紳士で、今はもう20年間、法的盲人なんだ。僕らは一緒に街中に出かけて、歩き回った。僕は目隠しをして、彼にニューヨークを案内してもらった。そして、彼に家に来てもらって、彼のことを何時間も撮影した。彼の目を撮影し、彼の目がどんなことをするか見てみた。それから彼に質問した。彼に僕のためにお茶を入れてくれるのを頼んだり、食べ物を作ってもらった。彼がどんなことをするか見たんだ。なぜなら、そういったことはすべて関係があるからね。僕が学んだことの一つは、とてもとても大変だということだよ。ある意味、それはちょっと原始的なんだ。こう言うのは間抜けに聞こえるけど、2016年の今でも、人々が思っている盲人の街中を歩く方法は、杖を使うということだ。ニューヨークやロンドン、メジャーなコスモポリタンの都市には多くの道がある。ジョーが、自分が歩くことが出来るかどうか判断する方法は、反対側に進んでいく車の音を聞くことなんだ。そうやって彼は判断するんだ。でももし交通の多い道じゃなかったら、それはうまくいかない。

ジョン・バーンサル © Netflix. All Rights Reserved.ジョン・バーンサル © Netflix. All Rights Reserved.


——ジョンへの質問です。「ウオーキング・デッド」もそうですが、あなたのキャリアは今とても飛躍しています。映画とTV番組の仕事のバランスをどのように維持しているのですか?何人かの役者は映画にこだわったりしますが、あなたは実際その両方を行ったり来たりしています。自分の今後についてどのように見ていますか?

J:先ほども言ったけど、僕(自分とチャーリーは)ら同じんだ。僕らはこういったことをものすごく大切にしているし、すごく愛している。僕がチャーリーのことを話せるのは分かっている。僕らはこういったことが大好きな連中で、それをやるのにお金をもらっているのが信じられないんだ。そして僕らには生活がある。今僕には自分が育てている家族がいる。なぜなら、僕は自分が好きなことをして、人々がそれについてお金を払ってくれているからね。僕らは同じだと思う。もし人々が僕らを見たくないと思ったら、僕らはどこかに行くよ。舞台をやりに行ったりとかね。そして、その町の人たちがそこで僕らを見なければ、僕らはもっと小さい町に行って、そこで舞台をやるんだ。そしてもしそれがうまくいなかったら、なにがあっても、この仕事では、こういったことが大好きで、これをやる必要のある人たちに出会うんだ。僕はそう感じている。人々が僕を雇ってくれる間は、僕は最高の人たちと仕事がしたいんだ。最高のストーリーと最高のフィルムメイカーたち、最高の役者たちと関わりたいんだ。僕にとっては、この機会が僕のところにやってきた時、まったく迷わなかった。僕は言ったよ。「その番組は見た。シーズン1のチャーリーの仕事は見た。その1テイクが、彼の仕事をとらえたその美しい彼のクロースアップがいかにリッチで、コミットされたものだったか」といったことをね。そして、「これが僕が仕事をしたい人で、僕が関わりたい作品だ」って言ったよ。(出演を決める上で)簡単だった。幸運にも、今の僕には烙印はない。舞台、テレビ、映画というのはなんの意味もない。自分を雇ってくれる最高の人たちと働くんだ。彼らが僕を雇ってくれる限りね。そしてどこか他のところに行くよ。


C:それにちょっと付け加えると、僕らの番組「デアデビル」は、テレビの世界で今とてもとてもラッキーなんだ。脚本も演出もプロダクションデザインもすべてがハイクオリティだ。時には、映画と同等でもある。それは彼のような人が出てくれるからなんだ。
彼らがフランク・キャッスルのキャスティングをしている時、僕は心配だった。なぜならそれは大きな注文だしね。「誰がこの役を演じられる?」って感じだった。彼らがジョン・バーンサルを口にした時、僕はこれから彼のことを当惑させることになるけど、この人はワールドクラスだ。彼は一級の役者だよ。そのうち、彼は僕にとって最高の役者の一人であることを証明するよ。人々がずっと覚えている人たちの一人になるね。実際、僕らが自分たちの番組に、この番組に彼を捕まえられたのは、「ワーオ!」って感じだった。それは僕らにとってとても大きな意味をもたらしたよ。そして、そういったことは、テレビやネットフリックス、その観客について多くのことを物語っている。

(終わり)


【動画】ドラマ「Marvel デアデビル」予告編 2

今回公開された予告編では、エレクトラの姿がついに明らかに。突如マットに協力を求めるエレクトラ。マットの親友フォギーやマットとの仲が気になる看護師クレアの制止を振り払い、マットはエレクトラとともに、ヘルズ・キッチンに再び現れたヤクザに立ち向かう。

緊迫感と臨場感が極限まで高められたリアル・アクションが最大の魅力のこの作品。素手で棒・ナイフなどの武器を操るフィリピン武術“カリ”や中国武術などの要素を取り入れたデアデビルのアクションと、エレクトラの華麗なマーシャルアーツに目が離せない。マットと、カレンはじめデアデビルをとりまく女性たちの関係にも注目だ。

【動画】ドラマ「Marvel デアデビル」予告編 1


■公開情報

「Marvel デアデビル<シーズン2>」
Netflixにて好評独占ストリーミング中!

© Netflix. All Rights Reserved.


■Netflixについて

世界最大級のオンラインストリーミングサービス。190以上の国で7500万人のメンバーが利用している。オリジナルコンテンツ、ドキュメンタリー、長編映画など、1日1億2500万時間を超える映画やドラマを配信。

メンバーはあらゆるインターネット接続デバイスで、好きな時に、好きな場所から、好きなだけオンライン視聴可能す。コマーシャルや契約期間の拘束は一切なく、思いのままに再生、一時停止、再開することができる。

・公式サイト : Netflix.com/jp
・公式ツイッター : @NetflixJP
・公式フェイスブック : facebook.com/netflixjp
・公式チャンネル : youtube.com/c/NetflixJP
 
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