「ルーム」来日記者会見開催! オスカー女優ブリー・ラーソン、「“オスカーさん”とは授賞式以来、会ってないの」

映画「ルーム」でアカデミー賞主演女優賞に輝き、先日より来日中のブリー・ラーソン(26)が息子役のジェイコブ・トレンブレイ(9)と共に3月22日(火)、都内で会見に臨んだ。

長きにわたって監禁・虐待を受けてきた母子が、意を決して外の世界に飛び出していくさまを描いた感動作。ブリーの受賞した主演女優賞に加え、受賞こそならなかったが作品賞、監督賞、脚色賞にもノミネートを果たした。



ブリーは「オハヨウゴザイマス」と笑顔であいさつ。ジェイコブは「僕とブリーでみなさんの質問にできるだけお答えします!」と大人びた口調でコメントし会場をわかせる。

ちなみにジェイコブは以前からインスタグラムでの写真や動画投稿が話題を集めているが、昨日のプレミアや釣り堀を訪れた様子など来日後の行動を早速アップしている。星野源の「SUN」がBGMに使用されているが、これについて「選んだのは僕のママなんだけど、日本に来るので日本の曲をたくさん聴こうと飛行機でずっと聴いていた中から選びました」と明かした。

KONNICHIWA JAPAN!!! #SUN #MayukoKawakita #HoshinoGen #internationaldayofhappiness @brielarson @mayukokawakitaofficial #roomthemovie

Jacob Tremblayさん(@jacobtremblay)が投稿した動画 - 2016 3月 20 11:12午後 PDT

I had the best time on #SUKKIRI!! #roomthemovie #brielarson

Jacob Tremblayさん(@jacobtremblay)が投稿した写真 - 2016 3月 21 8:34午後 PDT

ブリーは改めてオスカー受賞の瞬間について尋ねられると「シュールな光景で頭が真っ白になって、どうやって階段を上がり、スピーチしたのか覚えてないんです」と告白。だが「それがよかったと思います。用意したあいさつではなく、心からの感謝の言葉を伝えることができました」とほほ笑む。なお、授賞式翌朝には「キングコング」撮影のためベトナムに発っており、直接、ベトナムから来日しているため「オスカーさんとは授賞式以来、会ってないの(笑)。家で私を待ってるわ」と語り、会場は笑いに包まれた。

ジェイコブは大好きな「スター・ウォーズ」のキャラクターと戯れるなど、オスカー授賞式を楽しんだようだが「X-BOXで遊ぶよりもずっと楽しかったよ! 特にブリーが受賞した瞬間はぼくのお気に入りです」と語っていた。



今回の役柄のために「8か月の準備を要した」と明かすブリー。「たくさんの側面があり私自身をなぞらえるだけでは足りない部分がたくさんありました。この状況で精神、肉体にどんな影響があるのか? 親であること、そして、虐待を受けてきた“サバイバー”であること。真摯に迫って表現しなくてはと考えていました」とふり返る。

ラストシーンの描写が大きな感動を呼んでいるが、このシーンについて尋ねると、ジェイコブは「すごくいいアイディアで多くの人が泣いたと思うし、ぼくのママも泣いてました。賢い演出です。受賞に値すると思います」と貫禄たっぷりに(?)語り、会場は再び笑いに包まれた。


【動画】映画「ルーム」予告編



■ストーリー

「部屋」から脱出した母と息子、その先の驚愕の運命とは─?

閉じこめられた[部屋]で暮らす、ママとジャック。体操をして、TVを見て、ケーキを焼いて、楽しい時間が過ぎていく。しかし、この部屋が、ふたりの世界の全てだった。ジャックが5歳になった時、母は[部屋]しか知らない息子に本当の世界を見せるために脱出を図る。二人が飛び込んだ世界はあまりにも大きすぎた…。


■公開情報

映画「ルーム」4月8日(金) TOHO シネマズ 新宿、TOHO シネマズ シャンテ他全国順次公開

監督:レニー・アブラハムソン 「フランク」(14)
出演:ブリー・ラーソン 「ショート・ターム」(13)、ジェイコブ・トレンブレイ、ジョーン・アレン「きみに読む物語」(04)
提供:カルチュア・パブリッシャーズ、ギャガ
配給:ギャガ
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