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「ゲーム・オブ・スローンズ」メイジー・ウィリアムズ、新シーズン放送直前・来日インタビュー! アリアと共に歩んできた10代を振り返る「この7年間は最高の時間」

2016年4月22日
メイジー・ウィリアムズ (c)TVGroove.comメイジー・ウィリアムズ (c)TVGroove.com
大人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」で、アリア役を演じる女優メイジー・ウィリアムズ(19)が、番組シーズン6放送開始直前に初来日。超ドラマ級の本作や、19歳になったばかりの自身について語ってもらった。

「ゲーム・オブ・スローンズ」は、2011年から放送を開始。現在までに5つのシーズンが放送されており、第67回エミー賞では、作品賞を含む史上最多12部門を獲得するなど、高い評価を受けている作品だ。物語の舞台は、広大な大陸ウェスタロス。この大地の覇権“鉄の玉座”をめぐり、さまざまな登場人物の想いや陰謀・策略がせめぎ合うファンタジー超大作は、すさまじい人気を獲得し、シーズンを追うごとに視聴者数が拡大し続けている。なお、原作はジョージ・R・R・マーティン著のファンタジー小説シリーズ「氷と炎の歌」。

今回、本人の念願でもあったという初来日がかなったメイジーは、シーズン1より主要キャラクター“アリア・スターク”を熱演。名家の姫でありながら、父の惨い死という悲劇を乗り越え、剣をとり、時には男装し一兵卒に身を落としてまで、懸命に生き抜くアリアの姿は共感を呼び、本作がデビュー作ながら、メイジーはこれまで数々のアワードを受賞している。来日直前の4月15日に、19歳の誕生日を迎えたばかりのメイジーは、TVGrooveのインタビューにて、全世界が期待を寄せるシーズン6、そして女優としての自身のこれまでやこれからについて、たっぷり語ってくれた。



――初来日の感想は?

滞在をとても楽しんでいるわ。実は、まだあまり観光出来ていないの。今日は仕事が早く終わるから、それから観光するつもりよ。日本食をたべたんだけど、すごくおいしかったわ。母国(イギリス)の日本料理とは大違い。日本で、本物の日本料理と食べられるって最高ね。


――ふくろうカフェ行きたいと話していましたが、もう行ってきましたか?

行ってきたわ。でも、思っていたようにはいかなくて・・・(笑)。ふくろうたちは繋がれていて、飛ぶこともなかったの。すごく悲しかったわ。でも、その後にクールなお店を見つけたのよ。WEGO(ウィゴー)ってお店よ。クレイジーなメガネやネックレスをたくさん買って、楽しんだわ。

(c)TVGroove.com(c)TVGroove.com


――先日のイベントでは、ファンと触れ合う機会もあったそうですね

滞在中に一番やりたかったことが、日本のファンに会うことだったの。日本のファンにツイッターでリプライをもらったり、インスタグラムでコメントをもらうから。だから実際にファンに会えて、とってもうれしかったわ。みんなラブリーで、お箸などのプレゼントをくれたの。みんなに会えて幸せだったわ。


――4月15日に19歳になりました。10代はほぼアリア・スタークと一緒に過ごした期間だったと思いますが、振り返るとどんなものでしたか?

普通の生活を送っている友達が成長していくのはどんな感じなんだろうって思ってたことがあるの。彼らはミスをしても、世界中の人がそれを知ることがないから。そのことを羨ましくも思ってた時期もあったの。でも、実際に何が違うのかってわからなかったし、人生で何かを逃したって思ったこともなかった。だって、ずっとアリアと共に成長してきたわけだから。無名になりたいと思ったこともあったけれど、この7年間は最高の時間だった。全ての瞬間を楽しんできたし、何よりも大切に思っているの。おかげで私の人生は豊かになったわけだもの。


――いま「GOT」を観返してみて、取り直したいエピソードはありますか?

たくさんあるわ!常に成長して、学んでいるわけだから、シーズン5にも「もっと上手くできたはず!」って思うエピソードはあるの。アリアの人生の悲しい瞬間を演じるためには、私自身が自分の人生で悲しい瞬間や楽しい瞬間を経験する必要があるし、人が感情をどうやって表現するのか知らないといけないの。常に学んでいるからこそ、「もっと上手くできるはず」って思う。でも、すでに過ぎたことは変えられないわけで、今後のためにもっと成長しなきゃって思っているわ。

(c)TVGroove.com(c)TVGroove.com


――「ゲーム・オブ・スローンズ」で演じるアリアは、大人の男性とも渡り合う強い少女です。メイジーさんご自身と比べて、似ているところ、まったく似ていないところは?

私自身、大人の世界で働く子どもだったから、似ている点はあるわね。12歳だったけれど、大人に囲まれて、大人のスケジュールに合わせて仕事をしていたわ。子どもにはすごく大変なことよね。だから、同じ年頃の子たちよりはすごく早く成長できたと思う。そうしなきゃいけなかったんだけど、それでよかったと思うわ。アリアも同じようにすぐに大人になった。両親から世の中のことをあまり聞かされないまま、世界に飛び出さなくてはいけなかった。たった一人で世界に飛び出して、すぐ多くを学んだわ。学ばなくちゃいけなかったの。だから、私たちはよく似ているわ。


――劇中でアクション・シーンを演じるにあたって、楽しいことや苦労はありますか?

仕事をしながら新しいスキルを学ぶのが好きなの。だって、そのほとんどが、普段時間をとって学ぶようなことじゃないから。剣術や馬術、アリアがやるようなことを習うのが楽しいの。難しいけれど、楽しいことに変わりはないわ。同じ戦闘シーンを、アングルを変えて何度も撮影しなくちゃいけない時、体力がキツイこともあるの。それでも、エンジョイしているわ。


――とてもタフなんですね

そう思いたいわね!今日みたいにスヌーピーのトップスを着ていない時はね(笑)



――昨年のエミー賞では、歴代最多受賞を記録。スタッフ・キャストとともに、受賞を分かち合った感想を改めてお聞かせください

最高の瞬間だったわ!あの年に初めて授賞式に参加したんだけど、作品賞(ドラマシリーズ部門)を受賞しただけでなく、受賞記録も塗り替えたの。素晴らしかった!私は「ゲーム・オブ・スローンズ」と一緒に成長してきたけど、始めの頃は、私に対する周りの信頼がすごく薄いって思うこともあったし、この作品の後を心配してくる人たちにも会ったわ。でも、作品賞を獲って、記録を塗り替えたときは、今後もずっと続けていけるって思ったの。すごく幸せで、心温まる瞬間だった。それに、キャストのみんなと一緒に祝えたことが最高だったわ。みんな必死に番組を作ってきて、それを認めてもらえたんだから、この上ないほど幸せよ。


――ついに番組はシーズン6を迎えますが、今シーズンの見どころは?

アリアにとって大変なシーズンになるわ。でも、最後には彼女にとって良いクライマックスを迎えるの。何度も打ちのめされ、立ち上がり、パーソナリティを取り除いて、黒と白の館で学び続けるプロセスで、アリアはスキルを磨き、学び、自分の糧にしていくの。そこは見どころね。


――アリアとしては、盲目となってしまうわけですが、改めてどんな役作りを行ったのでしょうか?

アリアにとって、視力を失ったことが最大の困難なの。今回ばかりは周りの人たちを頼るしかない状況になるの。アリアはこれまでも、周りの人と過ごしながらも、しっかりと自立していて孤独なソルジャーだった。でも、今シーズンのアリアは、肉体的に助けが必要になる。これまでの彼女からは想像できないことなの。アリアにとってすごく不安に陥るような状況で、望んでいないことなの。


――視聴後のファンはどんな反応をすると思いますか?

シーズン6にはサプライズがたくさん!たくさんの登場人物の行方に驚かされるはずよ。ファンの反応をみるのが待ちきれないわ。これ以上は言えないわ(笑)!言えないことも多いけれど、私には説明できないこともあるの。私が説明するより、エピソードを見てもらったほうがラクかも!



――「ゲーム・オブ・スローンズ」は、かなりの予算がかけられており、撮影規模が他の作品と比べても相当大きいことでたびたび話題になりますが、出演者ですら驚くようなことはあるのでしょうか?

毎年撮影に戻るたびに驚かされるの。アリアはこれまでに、大きなバトルシーンに登場したり、ドラゴンと交わるようなことはなかったわ。でも、そのようなシーンでは特に、番組がどれだけ大きくなったかを痛感しているの。アリアはそのようなシーンにあまり関わらないけれど、TVでそのシーンを観ると素晴らしく思う。毎年映像の規模が大きくなるのを見て、すごくワクワクしているの。


――製作側のこだわりが感じられる裏話などありますか?

この番組は、細部まですごくこだわっているの。美術さんたちの仕事ぶりは、もっと評価されるべき。巨大なスケッチブックには、「ゲーム・オブ・スローンズ」のイメージがびっしり描かれているの。画面に1秒しか映らないものでも、誰かが座って丁寧に書いているのよ。彼らの細部へのこだわりは、本当に素晴らしいわ。だからこそ、番組が特別なんだと思う。セットにいると、まさに「ゲーム・オブ・スローンズ」の世界にいる気分になるの。女優として、これ以上ないほど、素晴らしい環境よ。


――アリアではなく、メイジーさん自身として、「ゲーム・オブ・スローンズ」ではどのキャラクターが気になりますか? 

イグリット(演:ローズ・レスリー)が好きだったけれど、死んじゃったの。すごく大好きなキャラクターだったし、ローズの演じ方も好きだったわ。まだ生きているキャラクターだと、いつもブラン(演:アイザック・ヘンプステッド・ライト)に注目しちゃうの。シーズン6では彼が戻って来て、大きくストーリーが動いていくから、特に注目ね。ファンのリアクションを早く知りたいわ。



――鉄の玉座には誰に座ってほしい?

善のキャラクターに座ってほしいわ。みんなもそう思ってるはず。でも、番組にとってはラクすぎるエンディングになってしまうと思うの。もしかしたらメリサンドル(演:カリス・ファン・ハウテン)みたいなキャラクターが座るのかも。ビター・スウィートなエンディングの方が、この番組にはピッタリだと思うわ。


――もしくは自分が座るとすれば、どんなことがしたい?

悪者のキャラクターを殺したりはしないと思う。私のために仕事をさせるつもり。ヴァリス(演:コンリース・ヒル)やリトルフィンガー(演:エイダン・ギレン)のようなキャラクターには、私のすぐ下につかせて、私の役に立つように動かすわ。


――尊敬する人、仲がいい人、役柄とギャップがある人を、それぞれキャスト仲間から選ぶとすれば?

尊敬する人は、チャールズ・ダンス(タイウィン・ラニスター役)。私にすごく優しくしてくれたの。子供だった私の傍にいてくれて、まさにジェントルマンだったわ。私にとってとても大きい存在だった。色々学ばせてもらったし、とても仲良くなったわ。

仲がいい人は、ソフィー・ターナー(サンサ・スターク役)。初めて会った時から仲よしなのよ。

役柄とギャップがある人は、レナ・ヘディ(サーセイ・ラニスター役)ね。彼女はサーセイとは正反対。おどけてくれるし、すごく仲良くなったわ。でも、サーセイとはうまくいかないと思う(笑)。


――ソフィーさんとはオーディションからの仲だということですが、オーディションがどんなものだったか覚えていますか?

オーディションでソフィーに会えて最高だったわ。スタッフも私たちのケミストリーを感じ取っていたみたい。だからこうして一緒に働けているの。最初に私たちの関係を汲み取ってくれたなんて、素晴らしいことよね。オーディションに関しては、誰もこの番組について知らなかった。でも、それがよかったのかも。緊張しすぎずにできたから。でも、私のママにはストレスフルな経験だったのかも。私はオーディションに行って、家に戻って、すぐにリラックスしちゃってたから。いい感じに緊張しながらオーディションしていたと思う。


――「Doctor Who」にゲスト出演、「X-men; New Mutant」への出演のウワサがありますが、今後、女優としてどんな活躍をしていきたいですか?

特に決まったジャンル、キャラクターを演じたいって思ったことはないの。出来るだけ多くの役者、監督、これから監督や役者になるような人たちと仕事をするのが楽しみなの。多様性のある人たちと一緒に仕事をしたいって思っている。TVや映画、ショートフィルム、インデペンデント映画、ブロックバスター映画、どれでもいいと思ってる。とにかく色々な人と働きたいわ。


――ファンへメッセージをお願いします

日本のファンの皆さん、「ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風」を楽しんでいただけるとうれしいです。皆さんにまた会いたいです!

(インタビューおわり)



■放送情報:

「ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風」(全10話)独占日本初放送

【STAR1字幕版】4/25(月)スタート
毎週月曜午前10:00 日米同時放送/同日よる10:00

©2016 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.

公式サイト: //www.star-ch.jp/gameofthrones/

【動画】『ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風』 日米完全同時!独占日本初放送③
 
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