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「クリミナル・マインド」リード役マシュー・グレイ・ギュブラー来日インタビュー! 子どもの頃からの夢である監督業への熱い想い語る

2016年8月24日
マシュー・グレイ・ギュブラー (c)TVGroove.comマシュー・グレイ・ギュブラー (c)TVGroove.com
大人気海外ドラマ「クリミナル・マインド FBI行動分析課」の人気キャラクター、スペンサー・リード役のマシュー・グレイ・ギュブラー(36)が5年ぶり3度目の来日を果たした。TVグルーヴは、マシューにインタビューを実施。久しぶりの日本の印象から日本で初放送されるシーズン11、そして監督業についてたっぷり語ってもらった。

「クリミナル・マインド」は、FBIの行動分析課(通称BAU)のメンバーたちが、犯罪者をプロファイリングし、その心理を読み解くことで、全米各地の凶悪事件に挑む大ヒット犯罪サスペンス。アメリカでは2005年から放送されており、現在はシーズン12の放送開始を控えている。日本ではWOWOWプライムにて9月6日(火)よりシーズン11が放送開始。

今回来日したマシューは、IQ187、さまざまな博士号を持つ天才捜査官“Drリード”役として、シーズン1から番組に出演。風変わりなキャラクターを魅力的に演じている。インタビュー部屋に登場したマシューは真っ赤なスーツに身を包み、ハイテンションでインタビュアー全員にチャーミングな笑顔で挨拶。「誰とでも仲よくなれる」とインタビュー中に話していた通り、この時点で魅力たっぷりのマシューに、インタビュアーそしてスタッフ全員が虜となっていた。終始笑いの絶えないインタビューとなったが、子どもの頃からの夢であった監督業に関する質問では、真剣な面持ちで監督業への熱い想いを打ち明けてくれた。


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Q1. 5年ぶり3度目の来日ですが、久しぶりの日本やファンの印象は?

マシュー:前に来たときにラブリーな国だなって思ったんだけど、その記憶のままだったよ。5年前に身体はアメリカに帰ったけれど、心はずっと日本にいたんだ。


Q2. 日本のファンの間でマシューさんは「オシャレ番長」として有名です。ファッションのポイントとは?

マシュー:ワーオ!なんだって?!(一同爆笑)

「子どもの頃の想像している友達が、階段から落ちてしまった」ってファッションを心掛けているんだ(爆笑)。それを目指しているんだ。それに年を重ねるにつれて、服のオプションがパジャマみたいな服に狭まってきているんだ。みんなにもオススメするよ(笑)。


Q3. 過去に「人を笑顔にすることが幸せ」だと仰っていましたが、マシューさんに会えない時に笑顔になりたい人にどうすればいいかアドバイスして下さいませんか?

マシュー:うーん、そうだなぁ...僕も答えを知っておかないと!(長い沈黙の後)どうしよう、固まっちゃったよ。

柔らかい恐竜と大きなハグをする時、その音が「(唇を震わせて)ブルルルルル」だった時を想像してみて(笑)。笑顔になれるでしょ?(笑)

(c)TVGroove.com(c)TVGroove.com


Q4. マシューさんの日本でのツイートに、エミリー役のパジェット・ブリュースターさんが日本語で反応されていましたね。彼女はシーズン11の19話「Tribute」にゲスト出演で戻ってきますが、再び彼女が帰ってきた感想は?




マシュー:そうなんだ!でも、何て言ってたの?今日見て、カッコいい!って思ったんだけど、意味が分からなくて。

(「『愛しています』」と言っていました」という答えに対し)そうなの?そう書いてくれてたの?ワーオ!...ところで、パジェット・ブリュースターって誰?(一同爆笑)

彼女が再び番組に戻って来て、すごくうれしかったんだ。彼女のことが大好きだからね。親友の一人だよ。だから、再び彼女と共演できたことは最高にうれしいことだったんだ。

本国でもうすぐ始まるシーズン12では、パジェットが6つのエピソードに登場するってことがわかったばかりなんだ。すごく喜んでいるところだよ。


Q5. 「クリミナル・マインド」の監督を務める際、キャスティングにも関わっているとのことですが、今後プロデューサーに加わることに興味は?

マシュー:もちろんだよ!すごく興味はあるよ。面白いことに、そして幸運なことに、プロデューサーや脚本家たちとすごく仲がいいんだ。ちょっとおかしいんだけど、彼らが何か決断する時、かならず僕の意見も聞いてくれるんだ。監督を務める前からそうだったんだ。

TVと映画が違う部分は、TVの方がプロデューサーや脚本家の声が大きいということ。僕はすでにその一部になっている気分がするんだよ。


Q6. これまでも何度か監督を務めてきましたが、監督するエピソードはどのように決めていますか?

マシュー:脚本家たちは、大体僕がどんなエピソードを好むのか分かっているんだ。ちょっと変わっていて、奇妙なやつを僕に任せるところがあるね。それに、どの脚本家と相性がいいのかということもあって、一緒にストーリーを作り上げていることもあるよ。

大体その脚本家がシーズンの始めに、すごいクレイジーなアイディアが浮かんで、絶対にコケるって思った時は、「マシューに取っておこう」ってなるみたいだよ(笑)。これは本当のことなんだ(一同爆笑)

ネットワーク局は、あまりに奇妙で変わっているものは敬遠する傾向にあるんだ。でも、「マシューが監督している」と言えば、見せないわけにはいかないということになるんだ。だから、ある意味すごくラッキーだと思うよ(笑)

ところで、日本映画の「HOUSE ハウス」(監督: 大林 宣彦)を知ってる?70年代のやつなんだけど、とてもクレイジーで面白いんだ。今アメリカですごく人気があるんだよ。一度観たら絶対に忘れられない作品だと思うよ。「クリミナル・マインド」でこれみたいなエピソードをやりたいと思っているんだ。女子学生たちが叔母さんの家に行って、家が彼女たちを食べようとする話なんだ。スーパークールだよ!(笑)

放送局のCBSは許してくれなさそうですね

マシュー:「錬金術」ってエピソード(シーズン8第20話)をやってんだけど、実は「HOUSE ハウス」に影響を受けて作ったんだ(笑)!CBSはあまり気に入ってなかったと思うよ。

(c)TVGroove.com(c)TVGroove.com



Q7. 他のキャストも監督や脚本に携わっていますが、共演者が監督した作品の印象は?

マシュー:そうだな...クールだよ(笑)!難しいなぁ。

(ホッチ役の)トーマス(・ギブソン)が一番初めに監督したエピソードはすごく興味深かったね。エピソード名(※)を忘れちゃったんだけど。俳優が監督すると、俳優の立場をよく理解しているから、すごくやりやすいんだ。

※トーマス・ギブソン初監督エピソードは、シーズン8第14話「姉妹」


Q8. マシューさんにとって監督業とは?

マシュー:子どもの頃から一番なりたかったのが監督なんだ。監督について学ぶ過程で、演技についても学んだんだ。物語を語るのが大好きで、俳優としても語ることはできるけれど、監督の方がよりパーソナルな形で語ることができると思っている。映像を通して物語を語ることがすごく居心地よく感じるんだよ。


Q9. 監督としてのマシューさんに、日本という国が与えた影響はありますか?

マシュー:もちろん影響を受けているよ。日本の太陽の光がアメリカと違うんだ。だから、すべての色がアメリカと違って見えるんだ。それがすごく印象的で、アメリカでは常にこのことを思い出しているんだよ。


Q10. 本国ではシーズン12が放送を控えていますが、番組が長く愛される理由とは?

マシュー:よくわからないよ。脚本がいいのかもしれないね。キャストやクルーは家族同然なんだ。その関係性がスクリーンを通して伝わるんじゃないかと思う。それにこれだけ長く続いていると、僕らと一緒に成長してきたファンも家族なんだよ。だから、みんなで支え合ってるって気がするんだ。

(C)ABC Studios(C)ABC Studios


Q11. シーズン1から出演していますが、大先輩として新キャストにどんなアドバイスをしていますか?

マシュー:新キャストに向けていつも3つのことを言っているんだ。「僕を見ないで」「僕に話しかけないで」「僕のことを見ようと考えないでくれ」ってね(笑)。その3つを守ってもらっている限り、何も問題はないんだ(笑)。

実は、アドバイスをしないようにしているんだ。どうせ僕のアドバイスなんてろくでもないものばかりだから(笑)。

新メンバーとすぐ仲良くなれますよね?

マシュー:そうだね。すぐに打ち解けることができるよ。ちなみに、シーズン12でレギュラーとして新しくアダム・ロドリゲスが加わるんだ。映画の場合、撮影はせいぜい1~2ヶ月だから、悪夢のような人がいたとしても、耐えられるんだ。でもテレビの場合は、続けば何年もの間一緒にいるわけで、それを考えると演技がうまく性格がいい、「一緒に仕事がしやすい人」というのが大事になってくるんだ。だから、新メンバーで来る人は、評判のいい人が来るんだ。悪夢のような人が来たら絶対に続かないからね(笑)。

(C)ABC Studios(C)ABC Studios


Q12. 10年以上同じ役を演じるのはどんな感覚ですか?

マシュー:長くやっていて気付いたことなんだけど、シーズン4ぐらいでリードというキャラクターの成長と進化を実感することができたと同時に、責任を伴うことだと思ったんだ。若い子たちもこの番組を見ていて、リードのことを尊敬する子もいるんだ。そうすると、娯楽というものではなく、ある意味英雄的存在になってきているんだ。人々の生活や人生に影響を及ぼすものだと考えているんだ。

ある時、脚本家たちがリードにダークなことをやらせようとしたことがあったんだけど、その時僕はすごく戦ったんだ。やっぱり小さい子たちが彼を尊敬しているから、「それはいけない!」って僕の考えを貫いたことはあるよ。


Q13. 日本で放送開始するシーズン11について教えてください

マシュー:素晴らしいシーズンになっているよ。タラ・ルイス(演: アイシャ・タイラー)という新しいキャラクターが登場するし、今までいたキャラクターが去ることも。そして、シーズン・フィナーレはものすごい迫力のある出来になっているよ。

僕が監督したエピソード「A Beautiful Disaster(原題)」(第18話)では、これまでのシーズンで描かれなかったことが起きるんだ。このエピソードでは、誰も死なないし、新しい命が生まれるんだ。


Q14. リードにとってシーズン11は、どんなシーズンになりますか?

マシュー:とてもクールなシーズンになるよ。謎めいた失踪があって、何話か登場しないことがあるんだ。戻ってきた時、リードは重要な情報を得て、自分の気が狂ってしまうかもしれないという出来事に直面するんだ。

「Entropy(原題)」(第11話)というエピソードでは、女性とデートに行くんだけど、逆に人質にとらえられてしまうんだ。愛しているんだけど、その人と頭脳の戦いになるんだ。

あとシーズン11では銃を撃つことが多くなったね(笑)。結構英雄的な活躍をしていると思うよ(笑)。

(C)ABC Studios(C)ABC Studios


Q15. あと何年、番組を続けたいですか?

マシュー:みんなを楽しませることが大好きなんだ。見る人がいる限り、娯楽を与えられるのならばずっと出演していきたいと思うよ。でも、コメディや他の映画という選択肢もあるから、そういう作品にも挑戦していきたいな。ダンスもしてみたいね(笑)。


(インタビューおわり)

(c)TVGroove.com(c)TVGroove.com


■放送情報

「クリミナル・マインド 11 FBI行動分析課」
WOWOWプライムにて9月6日(火)スタート(全22話)[第1話無料放送]
毎週火曜 夜11:00(二か国語版)
毎週水曜深夜0:00(字幕版)

(C)ABC Studios(C)ABC Studios

(C)ABC Studios

公式サイト: //www.wowow.co.jp/drama/criminal/
 
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