“新ロックンロールの女王”エル・キング、大物の風格たっぷりの歌唱でサマソニを魅了! 「日本を離れたくない」

アメリカ生まれのシンガーソングライター、エル・キング(27)が初来日。初出演のサマーソニックのステージで、新人とは思えないパワフルなライブで魅せた。

コメディアンの父を持ち、エンタメの中心地LA生まれのエル。10代のころから歌手としての活動をはじめ、2015年2月17日に待望のデビュー・アルバム「ラヴ・スタッフ」をついに発表。“新ロックンロール女王”の呼び声も高い彼女は、今回の来日で日本での初ステージを踏んだ。

初出場ながら、サマソニ最大級のキャパシティを誇るMARINE STAGEの舞台に立つ姿からは、すでに大物の風格がたっぷり。MCでは「トーキョーは世界一お気に入りの場所」と、初来日の感想を語った。



ギターやバンジョーを巧みに操り、デビュー作より「ジャクソン」、大ヒット曲「エクシズ・アンド・オーズ」など、どことなく懐かしい雰囲気が漂う楽曲を、次々に披露してくれたエル。ビートルズの名ナンバー「オー・ダーリン」のカバーでは、スローな楽曲で伸びがあるハスキーな歌声で、会場を心地いいムードで包んでくれた。

往年の名歌手のような雰囲気が漂うエルだが、スタジオアルバムを1作リリースしただけと、まだまだ新星と呼んでもいい存在。「日本を離れたくない。これまで訪れた中で最高の場所よ」と語ってくれた彼女が、今後さらなる名作を引っさげ、再来日を果たす日が待ちきれない。