カナダ発レゲエ・ポップ・バンド「マジック!」が、日本ツアーを開催! レゲエにとどまらない音楽性で、観客を魅了

カナダ出身のレゲエ・ポップ・バンド「マジック!」が、国内4か所をまわるジャパンツアーを開催した。12月1日に行われた東京公演の模様をレポート。

「マジック!」は、全米6週連続トップを記録した結婚ソング「ルード」などで知られるカナダ発のレゲエポップバンド。今回は2015年のサマーソニック以来、およそ1年4か月ぶりの来日を果たし、東京、神奈川、愛知、大阪の4か所をめぐるツアーを行った。会場には多くのファンが詰めかけており、レゲエの心地いいリズムに身体を揺らしながら、音楽を楽しんでいた。



歓声とBGM、そしてボーカルのナズリによる「トーキョー、楽しむ準備は良い?」という掛け声により、ライブがスタート。レゲエというと、ゆったりとした雰囲気を想像しがちだが、「マジック!」は随所で「騒いで!」と煽り、観客もこれに乗せられ手を振ったり、大声で歌ったりと、“のんびり”とは程遠い様相だ。2曲目ではさっそく最新アルバム「プライメリー・カラーズ」より、リードシングルの「レイ・ユー・ダウン・イージー」が披露され、会場のボルテージは高まる一方だった。

ナズリを中心としたMCコーナーは、少しスピードダウンし、観客と交流。「コンバンハ」「アリガトウ」と日本語で呼びかけ、「また会えてうれしい。今日は来てくれてありがとう。心から感謝しています」と、丁寧にファンへお礼を述べた。「みんな素敵だね」と言ったかと思えば、キスを投げたりと、終始、自由に振る舞うナズリは、ドラムを担当するアレックスが「日本に移住したいんだって」と暴露。「誰か空き部屋ない?」とルームメイトを募集すると、客席からは多くの手が挙がっていた。



そんな「マジック!」が「大切なお知らせがあります」と改まって言いだしたかと思えば、なんと「ロックンロールの準備はいい?」と宣言。「右!」「左!」「センター!」と次々に呼びかけ、一気に“ゆるさ”はフェードアウト。移住の話題で楽しそうにしていたアレックスのドラムソロがあり、ベン(ベース)とマーク(ギター)もジャケットを脱ぎ捨て、怒涛の後半戦に突入。この日のライブでは、ドレイクやスティーヴィー・ワンダーらによる、新旧まじえたカバー曲も次々に披露し、また違った一面を見せてくれた。



掛け合いが楽しい「ドント・キル・ザ・マジック」。赤いドレスに女性を発見し、「ぴったりだ」という前振りを経てからの「レッド・ドレス」。「もっともパーソナルな1曲」として「ノー・リグレッツ」をアコースティックで披露し、いよいよライブも終盤へ。「みんなも今夜の時間もワンダフル。寒い中、来てくれてありがとう」として披露されたラストナンバーは、もちろん大ヒット曲「ルード★それでも僕は結婚する」。ライブならではのアレンジや、ナズリの客席降臨、観客の大合唱もあって、間違いなくこの日随一のハイライトとなった。



最後にはメンバー全員が、観客と触れ合うサービスも。メンバー4人だけというシンプルなステージながら、さまざまなテイストの楽曲、センスで観客を楽しませてくれた数時間だった。



【動画】マジック!「レイ・ユー・ダウン・イージー feat.ショーン・ポール」MV


■商品情報

「Primary Colours / プライメリー・カラーズ」発売中




<国内盤CD>
2,200円+税
SICP-4831

◎歌詞・対訳・ライナーノーツ付
◎国内盤はボーナス・トラック2曲収録

01. Have It All / ハヴ・イット・オール
02. Lay You Down Easy feat. Sean Paul / レイ・ユー・ダウン・イージー feat. ショーン・ポール
03. Gloria / グロリア
04. Red Dress / レッド・ドレス
05. No Regrets / ノー・リグレッツ
06. Dance Monkey / ダンス・モンキー
07. No Sleep / ノー・スリープ
08. I Need You / アイ・ニード・ユー
09. Primary Colours / プライメリー・カラーズ
10. The Way God Made Me / ザ・ウェイ・ゴッド・メイド・ミー
日本盤ボーナス・トラック
11. #SundayFunday / #サンデーファンデー
12. Lay You Down Easy (Acoustic) / レイ・ユー・ダウン・イージー(アコースティック)


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■ プロフィール

2012年にカナダで結成された4人組レゲエ・ポップ・バンド。2013年に発表した、恋人の父親に「お嬢さんを僕にください」と懇願するハッピーな結婚ソングであるデビュー・シングル「ルード★それでも僕は結婚する」がじわじわと話題を集め、2014年に全米シングル・チャートで6週連続1位を記録!アメリカ以外でも本国カナダ、イギリス他41カ国のチャートを席巻し、ここ日本でも即日完売となった2014年初来日、メインステージを揺らしたサマーソニック2015での再来日など人気を博している。今年7月には待望の2ndアルバム「プライメリー・カラーズ」を発売した。

またフロントマンのナズリ・アトウェは、LAを拠点とするプロデューサー・グループ“The Messengers”のメンバーでもあり、全米1位&グラミー賞にも輝いたクリス・ブラウンの「F.A.M.E.」を始め、ジャスティン・ビーバーの「オール・アラウンド・ザ・ワールド」、ピットブルの「フィール・ディス・モーメント feat. クリスティーナ・アギレラ」他、シャキーラ、ザ・ウォンテッド、コーディー・シンプソン、リア・ミシェル、マイケル・ボルトン、ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックらの楽曲を手掛け、さらに日本でも西野カナの曲「I’ll Be There」に作曲家として参加している大ヒット・メーカーでもある。

日本オフィシャル・サイト:　//www.sonymusic.co.jp/magic