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ティム・バートン来日! 「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」記者会見で「お金があれば日本で撮りたかった!」と“日本愛”語る

2017年1月31日
(C)TVGroove.com
1月31日(火)、映画「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」の来日記者会見が都内で開催され、来日中のティム・バートン監督が登壇した。

奇才ティム・バートンの最新監督作「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」は、ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたちが暮らす世界に迷い込んだ内気な少年ジェイクが、自らが秘める特殊な力を武器に脅威に立ち向かっていく物語。ランサム・リグズによる原作小説「ハヤブサが守る家」は、アメリカで300万部以上を売り上げるロングセラーとなっている。

集まった大勢の記者を前にティム・バートンは、「お集まりいただきありがとうございます。久々に来日できて嬉しいです。日本という特別な場所に特別な作品である本作を届けられて光栄です」と挨拶した。

(C)TVGroove.com


小説を実写化する際に苦労したことを尋ねられた監督は、「実写化にあたってキャラクターの設定を一部変えました。エマは原作で火を操れますが、空を舞う姿は詩的で美しいと思ったので、映画では空中を浮遊できるようにしたんです。変更は加えましたが、原作の“精神”は保ちました」と答えた。

制作過程では原作者ランサム・リグズが全面的に協力してくれたそうだ。そのおかげでバートンはリグズと頻繁に意見を交わし、原作の神秘や詩情、美しさを損なうことなく、実写化に成功したと話す。

(C)TVGroove.com


“奇妙なこどもたち”にとって母親のような存在であるミス・ペレグリン(エヴァ・グリーン)が時間を操れることに因み、「時間を戻せたらいつに戻りたいか?」と聞かれると、「僕はとにかく時間に関することに疎いんです。今日が何日かもわからないぐらいね(笑)。だから、僕のことをよく知る人たちは、時間がカギを握る作品を僕が作るなんて想像もつかないと思う」と話し、会場の笑いを誘った。

時間が大の苦手というバートンが、よりによってこの映画を作ろうと思った背景には、自分が長年抱き続けてきた想いが影響しているようだ。

「僕は周囲の人々から“変わり者”だと思われてきました。そのせいで、10代のときには悲しさや寂しさを覚えることもありました。しかし、口数が少なくて一見変わっているように見える人の中には、優れた芸術の才能があり、優しい人が多くいる。だから、『変わっていても大丈夫』というメッセージを伝えたかったことが一つの理由だと思います」

(C)TVGroove.com


たくさんの“奇妙なこどもたち”が登場する本作だが、本作の子役たちの多くは演技未経験だったという。そこで、自ら凝らしたある工夫についてバートンは次のように語っている。

「(ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたちが住む家を)実在の家を使って撮影したように、本物の小道具や視覚効果をできるだけ取り入れて、CGに過度に頼らないように工夫しました。そうすれば、子役たちは本作が描く世界を体験しながら撮影に臨むことができ、演じるキャラクターにもっと入り込めると思ったんです」

(C)TVGroove.com


本作の終盤に日本が登場するシーンがあることに関連して日本への思いを尋ねると、「僕は日本で撮影したいと熱望していたので、そのシーンは僕の希望で加えました。お金があればぜひ日本でも撮影したかったのですが、お金が足りなくなったので実現せず、フロリダで撮影することになってしまいました(笑)」と、制作の裏話も明かした。

記者会見の最後には日本人ゲストとして松井愛莉、りんかちゃん&あんなちゃんが登壇。バートンはミス・ペレグリンに扮した松井を絶賛、「日本版を撮りたくなっちゃったよ」と話した。

映画「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」は2月3日(金)より全国ロードショー。


【動画】「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」予告編





■ 作品情報

「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」
2017年2月3日(金)全国ロードショー

監督:ティム・バートン
出演:エヴァ・グリーン、エイサ・バターフィールド、サミュエル・L・ジャクソン、エラ・パーネル、ジュディ・デンチ、テレンス・スタンプ
配給:20世紀フォックス映画

■ ストーリー

フロリダで生まれ育ったジェイクは、周囲になじめない孤独な少年。そんな彼の唯一の理解者である祖父エイブが謎めいた死を遂げた。エイブの遺言に従ってウェールズの小さな島を訪れたジェイクは、森の奥で古めかしい屋敷を発見。そこには美しくも厳格なミス・ペレグリンと奇妙なこどもたちが住んでいた。やがて彼らと心を通わせ、夢のような時間を過ごしたジェイクは、自らに宿った、ある“力”に気づき、屋敷に忍び寄ってくる恐るべき脅威に立ち向かっていくのだった……。

© 2016 Twentieth Century Fox Film Corporation
 
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