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「パワーレンジャー」ナオミ・スコット来日インタビュー! ベッキーGとは大の仲よし

2017年7月12日
ナオミ・スコットナオミ・スコット
(C)TVGroove.com
日本の”スーパー戦隊”を原点に、アメリカで育ったハイブリッドヒーロー、「パワーレンジャー」。世界160ヵ国以上で20年以上放映され続けている世界的テレビシリーズが、総製作費120 億円を費やしハリウッドの技術と経験を注がれ映画化!

そしていよいよ7月15 日(土)より全国公開。日本人なら誰もが知る“ジャパニーズ・ヒーロー”が、ハリウッドの圧倒的スケールによって誰も見たことがない、新たなヒーローとして覚醒する。

日本公開を前に、主人公レッドレンジャー役のデイカー・モンゴメリー、ピンクレンジャー役のナオミ・スコット、ディーン・イズラライト監督が初来日。TVグルーヴは、ナオミ・スコットに直撃インタビュー。映画の魅力は彼女自身のことについて迫ってみた。



――初来日ですが、日本はいかがですか?

ナオミ:来てすぐにバタバタしてて、あまり観光する時間がなかったんだけど、もう「東京にまた戻ってきたい」って思うほど気に入っているわ。

いくつか素敵なレストランに行ったの。食べることが何よりも大好きで、美味しいものが食べれる所を発掘するのが好きだし、本当にまた戻ってこなきゃって気持ちになった。

プロモーションで色々な場所を訪れるけど、「ここに戻ってこなきゃ!」って気持ちにさせられないところも正直あるの。だけど、ここは、本当に時間をかけて訪れたいと思う場所ね。またすぐ戻ってこられますように!


――初めて口にした美味しい日本食はありましたか?

ナオミ:そうね。なんか昨夜、ポップコーンみたいな味がした栗みたいなのが美味しかった…なんていうのかしら?(通訳さんに聞く)ああ!揚げ銀杏ね!美味しかったわ。

他は食べたことがあるものだったけど、本場は違うわね。魚が大好きで刺身が特に好き。刺身は、新鮮で美味しくて、重くないし、最高よ!それだけでもヘルシーに感じるし。

今回映画でブラック・レンジャーを演じているルディ(ルディ・リン)が、刺身を教えてくれたの。大きなマグロを持ってきて、醤油につけてみて食べてみなよってすすめてくれて、その美味しさに感動したの。

観光に関してだけど、渋谷のあの有名なスクランブル交差点は、見たわ。でもすぐに車に戻らないといけなくて、少ししか見れなかった。だから、やっぱりここにもどってこなきゃって思ったの。

(C)TVGroove.com


――昨日のパワーレンジャーのイベントは大盛況だったと思いますが、日本のファンに会ってどうでしたか??

ナオミ:素晴らしかった!熱狂的でね。面白かったわ(笑)

あんな暑い中、よくみんな辛抱強く待っていてくれたわよね。こんなにたくさんの人たちが、「パワーレンジャー」を愛してくれてるんだってことに気づかせてもらったわ。

日本版の私の吹き替えをやってくれている女優の広瀬アリスちゃんにも会ったわ。彼女はとにかく美しい。恐ろしいほど美しいといってもいいほど(笑)素敵な子よ。

昨日一緒に過ごす時間があって、対談インタビューも一緒に受けて、仲良くなったの。そこでね、共通点があることに気づいたのよ。忘れっぽいっていうことをね(笑)たまに誰かに電話しているのに「あれ?電話どこに置いたっけ?」ってなったり、サングラスを頭にかけて、「サングラスどこ?」って探したりすることが、私たちにはあるっていう話題で意気投合したわ(笑)私たち姉妹ね!って話になったの(笑)だから、彼女がキンバリー役をやっているのは、偶然ではないのよ。


――「パワーレンジャー」に出演することになったきっかけを教えてください。

ナオミ:私は、イギリスのロンドンに住んでいるからよく録画したものをオーディションで使うの。始めはイエローレンジャーで受けていたの。そしたら、「両方(ピンクレンジャーとイエローレンジャー)受けてみないか?」って言われて。それで両方受けることにしたの。それである意味チャンスが広がったと思うわ。

監督のディーンとスカイプでミーティングをすることがあって、その時に彼の作品に対するビジョンを語ってもらって、私自身それを聞いたら、さらに作品に対して熱が湧いてきて、絶対にこの役をやりたいって思い始めたの。

ディーンは、ただの仮面をかぶった役ではなく、役柄がすごく重視されているということを話してくれたわ。それがすごく心を打ったし、それに誰もがスーパーヒーローを演じたいじゃない?それで幸運にも役を勝ちとって、ここにいるわけよ!


――オーディションの期間は長かったですか?

ナオミ:そんなにすごく長かったわけではないわよ!映画によっては、すごく長期間に渡るけれど、この作品は、多分数ヶ月とかだったかな。大体、映画って半年はかけたりするけど、長い方ではなかったわね。

(C)TVGroove.com


――私(インタビュアー)自身、アメリカで育ち1993年に放送した「パワーレンジャー」を見て育ち、学校の休み時間には「パワーレンジャーごっこ」というのも流行っていました。私はもちろんアジア人なのでイエローレンジャーをやっていることが多かったです(笑)。でも私は、ピンクレンジャーにずっと憧れがありました。ナオミさんは、生まれた年には、もうこの作品が放送されていました。英国で放送されていたかはわからないのですが、世界中の多くのファンをもつこの「パワーレンジャー」はご存じでしたか?またピンクレンジャーという存在も知っていましたか?

ナオミ:兄が見ていたのは覚えてるし、彼がすごく好きだったのよ。私も「パワーレンジャーごっこ」をしたわよ!

私は、レッド・レンジャーになりたかった。だって、マスクかぶってるから男であろうが、女であろうが関係ないじゃない。それにあなたが、さっきピンクレンジャーに憧れていたといっていたけれど、今回の「パワーレンジャー」の魅力って、ピンクレンジャーとイエローレンジャーが、ある意味同じということ。

もちろん、ピンクレンジャーは、ヒロイン的存在ではあるのは変わらないけど、二人とも共通点があって、美しさの基準という意味でも民族性があったり、多人種であることが二人にはあるし、お互いを必要としあっていたことが、何よりも映画の中で重要な点ね。

ピンクレンジャーのキンバリーは、完璧な人間じゃなくて、むしろ映画の始めの方ではすごく意地悪だし、加害者だし。一方でイエローレンジャーのトリニーは自分自身のアイデンティティとの葛藤があって、戦っている。

あまりにも違う二人はお互いをどう受け入れていいか分からないところから始まるの。終盤につれ、お互いを信頼し、家族になり、親友になるしね。もし続編があったら、二人の友情の深さというものがすごく伝わるはずよね。それが重要なことね。

もし現代の女の子たちが見ているのであれば、ピンクレンジャーが、「あの中でかわいい」という見方はしないと思う。二人ともそれぞれの美しさがあって、どちらかに重きがあるのではなく、二人とも平等だと思う。

見る人は、「トリニー大好き。かっこいいわ!私と似たものを感じる」とか、「キンバリー大好き。大人だし、人を引っ張ってく姿がいいわ」とか、それぞれ自分自身との共通点を見つけると思うの。

特に「美」に関しては、色々な人種がキャストにいることが大事よね。子供たちは、自分がどのキャラクターに当てはまるか考えると思うの。それが性別であったり、人種であったり、性格であったり、聡明さであったりね!

ビリーは頭がよくても世渡り上手ではないわ。ザックは、勉強ができなくても世渡り上手だったりね。

それぞれの長所というものがあるわ。それにどのキャラクターにも特に人種というものは決まっていなかったと思うの。もちろん多人種であることは、狙いであったと思うけど、どちらかというとそのキャラクターの個性や性格を重視したはず。だから私は、二役のオーディションを受けられたわけだしね。

それで、ベッキー・Gが、オーディションに参加したら、もっと「トリンバリー」…(一同笑)。えっと、トリンバリーじゃなくて、「トリニー」がしっくりきたみたい(笑)

もう…今後ハッシュタグ 「トリンバリー」って使ってもいいわよ(笑)キンバリーとトリニーを合わせた名前は使えるわ(笑)私たちのコンビは好評なようだし、ベッキーとこの前そんな話をしてたのよ。



――ベッキー・Gと仲良くなったんですね

ナオミ:もちろん!その「トリンバリー」について話してたばっかりだし(笑)お互い住んでいる場所は、真逆だけれど、お互い忙しいからそれが、いいのよね。

連絡はよくとっているし、WhatsAppのグループチャットも存在してるのよ。それにベッキーは、私とジョーダン(ナオミの夫)の友達でもある彼(セバスチャン・レットゲット)と交際中で、私たちが彼を紹介したのよ。

私たちは、本当に仲良しで、ロサンゼルスに行った時はよく会ってるわ。家族みたいな存在よね。ずっと会ってなくても会ったらその会ってない時間が嘘のように感じる関係性ね。?トリンバリーファミリー”よ。

ベッキー・Gのインスタグラムより「本物の友達をここで探すのは難しいけれど、彼女は本物だわ」

Out here in these streets true friends are hard to find. This gal right here, she’s the real deal.

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――撮影で苦労した点は?

ナオミ:トレーニングね。かなり厳しかったわ。撮影の3ヶ月前は、一日3回トレーニングがあったわ。朝、ランニングして、午後にはウェートリフティング、寝る前にも少しやっていたわ。

挑戦ではあったけど、その挑戦を楽しめたの。バカみたいなダイエットではなくて、強い身体をもつことを意識した。ガリガリになることはバカらしいし、撮影中、倒れちゃうわ!撮影でガリガリになるって考え方は、すごく古いと思ってるの。

あ、語弊があるといけない!ガリガリってもし読者で言われている人がいれば、それは悪いとは言わないわ。ただ、色々な体型があるし、撮影にあたって、私は、痩せすぎちゃいけないっていうことを言いたかったの。

ベッキーともよくこういう話をするのよ。私たちは、決して長身で、痩せ型のモデル体型ではないわ。私たちは、背は低めだし、肉はついてるところはついてるしね(笑)もし彼女が、モデル体型だったら私は惨めな気持ちになったかもしれない(笑)。色々な体型があってこそ美しさがあるわ。

とにかくこの撮影を乗り越えるには、スタミナが何よりも必要だったってこと。トレーナーがまた素晴らしくて、「君を痩せっぽちにさせるためにトレーニングするんじゃないし、3ヶ月間飢えさせないよ。もし、彼らがそうさせるというなら僕は君のトレーナーはやらないよ」って言われたの(笑)。

体型は、すごく変わったし、今でも維持してるわ。あの時ほど厳しいトレーニングはしてないし、あの頃ほど締まっていないかもしれないけど、トレーニングは続ければ続けるほど身体が慣れて、よくなっていくのよね。

だから短期間でのダイエットとかではなくて、長期間でやることよね。ライフスタイルよ。人生を楽しまなきゃいけないのと同時に食事制限をしたりね。でもこんな素晴らしい国で最高な食べ物が食べれる時は、食事制限してられないけど(笑)。食べられずに後悔はしたくないしね(笑)。


――シンガーソングライターとしても活躍されていますが、今後音楽活動ではどんなことをやっていきたいですか?

ナオミ:ありがとう!その質問してもらえて、ものすごくうれしい!

この半年間は、曲を書いてるんだけど、私の作曲法は、早くないのよ(笑)。全てを0からプロデュースしたいからね。既存の曲を参考にして、書き換えるようなことはしないし、時間が、かかるの。書いて、アレンジして、ミックスして、マスタリングしてって作業を一人でやるからね。

時間はかかるけど、全部一人でやれることを特権にそんなにプレッシャーもなくやれてるわ。それでどういう風に曲が成長していくか見るのが楽しみよ。

ここ最近は、ライブのセットリストとかも考えたからスケジュールがうまくいけば、ライブを、どこかでやれたらいいな。ライブは私にとって一番好きなことだし、みんなに聴かせるのが楽しみよ。

EPも完成したらすぐにリリースしたいし、私の周りには最高のチームがついてくれてるのよ。このインディペンデント感が好きなのよね。大きなチームとコラボして、巨大化させるアイデアもあるけれど、今は全てを自分でコントロールできる環境が好きだし、誰もがやれることではないから自分がそういうことが出来てうれしいわ。

音楽業界では、ミュージシャンやアーティストにとっては、音楽の創作ってお金もかかるし、たいへんではあるじゃない?だからどこかと契約を結ばなくてはいけなかったりするし、それが自分の望んでいる契約内容ではなくてもね。だから私は、自分の音楽を何かの犠牲にすることもなく、自然に音楽が成長していくのを見ていきたい。何もかもがタイミングかと思ってるわ!


――今後シンガーとしての再来日も楽しみにしております!


ナオミ:本当に本当に!社交辞令で戻っていきたいとかではなく、心の底から思うの!みんなきっと私の音楽を気に入ると思うし、すごくポップな感じではないけど、日本人のリスナーにとっては、わかりやすいと思うわ。戻ってライブやりたい!

【動画】Naomi Scott - Lover’s Lies


――日本のファンにメッセージをお願いします。


ナオミ:みんな、日本にこれて最高の気分よ。もっと日本にいて色々な所を見たいし、日本人や日本人のおもてなしが大好きよ。「パワーレンジャー」のファンのみんな、早く映画を見てほしい。だって、この国から生まれた作品だから私たちにとっては、みんなが映画を気に入ってくれたらものすごく意味のあることよ。是非、劇場に足を運んでみて、楽しんでね!

(C)TVGroove.com


(インタビュー終わり)

ソファに腰掛けながらも背筋をピンと伸ばして、一つ一つの言葉を気を付けながら話し、彼女の品の良さが見えた。常に尋常じゃない努力を重ねているナオミ。この夏は、彼女のピンクレンジャーがたくさんの女の子たちに勇気を与えるに違いない。

インタビュアー:上田紋子


【動画】「パワーレンジャー」予告編




■作品情報

「パワーレンジャー」

監督:ディーン・イズラライト
脚本:ジョン・ゲイティンズ、アシュリー・ミラー
音楽:ブライアン・タイラー
製作総指揮:アリソン・シェアマー、ブレント・オコナー
キャスト:デイカー・モンゴメリー/ナオミ・スコット/RJサイラー/ベッキー・G/ルディ・リン/ビル・ヘイダーほか

(c)2016 Lions Gate TM&(c) Toei & SCG P.R.

公開日:7月15日(土)全国ロードショー

公式サイト:www.power-rangers.jp/
 
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