「フラーハウス」スティーブ、マット、フェルナンド役俳優に来日インタビュー! 日本での撮影は、ファンにとっても「特別なエピソード」と断言

NETFLIXで配信中の人気海外ドラマ「フラーハウス」より、主要キャスト9名が撮影のために来日。フアン・パブロ・ディ・パチェ(キミーの元夫フェルナンド役)、ジョン・ブラザートン(DJの彼氏マット役)、スコット・ウェインガー(DJの元カレのスティーブ役)の3人が、TVGrooveのインタビューに応じてくれた。

※前編はコチラ↓↓


――日本での収録はどうでしょうか?

スコット:　まだ始まっていないんだ(笑)。普段とはちょっと違って、映画みたいな撮影になるよ。観客もいないしね。まだ予想なんだけど。

ジョン:　カメラの数が違うんだよね。普段やっているスタジオでの収録は、セットが組まれていて、照明もバッチリ決まっていて、複数のカメラがあちこちで構えていて、いっきに撮影が行われる。だけど今回、カメラは一台きり。最適な照明をいちいち組んで、カメラも動かして撮影を進めていくことになる。

フアン・パブロ:　ぼくらにとっては、日本での撮影が、初めてのロケーション撮影なんだ。いつもとは全然違うし、「フラーハウス」という映画を撮るみたいな気分で、すごく楽しみだよ。

Japan had us like... . . #fullerhouse #fullokyo #teamstatt

John Brothertonさん(@johnbrotherton)がシェアした投稿 - 2017 8月 11 10:11午後 PDT

It had to happen sooner or later. Here’s a pic of me in my underwear. #japan #FullerHouse

Scott Weingerさん(@scottweinger)がシェアした投稿 - 2017 8月 2 2:18午後 PDT

――実際に拝見するのを、楽しみにしています。

フアン・パブロ:　ありがとう。特別なものになるはずだよ。

スコット:　重大なエピソードなんだ。いろいろな事件が起きるよ!　観ている側からしても、日本という特別なロケーションや、プロデュースの仕方、手持ちカメラでの撮影ということもあって、特別に思えるはずだ。

ジョン:　ただのコメディじゃなくて、ドラマチックな演技や展開もある。演じる側としても、楽しんで挑めるものだよ。

Spinoff pitch: DJ and Steve move to Tokyo and run a profitable sake bar. #FullerHouse #netflix #japan

Scott Weingerさん(@scottweinger)がシェアした投稿 - 2017 8月 6 5:42午前 PDT

When in Japan... MYmelody Cuando estás en Japón... MYmelody @hellokitty Land

Juan Pablo Di Paceさん(@juanpablodipace)がシェアした投稿 - 2017 8月 3 7:58午後 PDT

――日本では、観客が見守る中で撮影が進む「シットコム」形式はレア。観客の前で演技をすることに、どんな気持ちですか?

フアン・パブロ:　テレビや映画に携わる俳優として、客前で生で演じられるというのは、まさにアメージングな体験だよ。ほかのキャストがどうかは定かじゃないけれど、ぼく自身は、舞台の出身だからとても楽しんでいるんだ。
ひとつは、リハーサルの時間が多いこと。他のドラマでは、前日に脚本がメールで届くようなことも多いんだけど、この番組は3日前には受け取って、しっかり動きを身体に馴染ませて、リハーサルを積んでから収録に挑める。
そして、観客からは、その場でリアクションをもらえるんだ。これはうまくいくかな、どうかな?　観客は気に入ってくれるかな、スルーされるかな?なんてジョークが、実際にどう作用するか、知ることが出来るんだ。まるでコンサートのようだよ。観客から返ってくるエネルギーを、直に感じられるなんてね。それってすごくエキサイティングなことなんだ。

ジョン:　ぼくにとっても、“原点回帰”のような感覚なんだ。子どものころに舞台をやっていて、それが大好きだったからね。観客から、すぐさま反応が得られるなんて最高だよ。喜びとエンターテインメントを、プレゼントとしてやり取りしているみたいだ。昔いた場所へ帰って来たような、子どものころに戻ったような気持ちで演じているよ。
収録はとても楽しいんだ!　もはや生収録を行うドラマは、ほんの少ししか残されていない。そんな中で、この作品の一部となれたことは、とても名誉あることだよ。特にこの番組の観客は、番組を知り尽くしていて、各登場人物口癖台詞がなんたるかも理解している。だから本当に楽しいんだ!

フアン・パブロ:　いま、シットコムのリバイバルがちょっとしたブームになっているだろ?　その火付け役となったのは、「フラーハウス」だと思うんだよね。みんなにマネされているんだよ!

一同:　笑い

【スタジオの風景】

Andrea Barberさん(@andreabarber)がシェアした投稿 - 2017 9月 1 12:34午後 PDT

Andrea Barberさん(@andreabarber)がシェアした投稿 - 2017 8月 25 2:36午後 PDT

スコット:　古い番組もリバイバルブームだよね。

フアン・パブロ:　そうそう、(オリジナルシリーズからのクリエイター)ジェフ・フランクリンと、「フラーハウス」のおかげさ!

スコット:　その通りだよ。生の観客を前に芝居することは、とても楽しいものだよね。毎週、舞台を上演しているみたいなんだ。週の初めに何度かリハーサルをやって、修整を重ねていく。何よりお客さんが情熱的で熱狂的だからね!
あるとき、自分が出演していないシーンだったから楽屋で待機していたら、大騒ぎが聞こえたことがあったんだ。何が起きたんだ?　セットが壊れたのか?と思ったら、(ジェシー役の)ジョン・ステイモスが登場しただけだった(笑)。それくらい楽しいものなんだ。観客も番組に夢中になってくれる。ぼくらにとっても同じことで、撮影がうまくいきすぎた日なんて、家に帰って眠れないようなこともあるんだ。




――「フラーハウス」の軸となっているのは、3人の母親たち。“ママ”について思うことは?

ジョン:　ぼくはシングルマザー家庭で育ったんだ。家も小さかったし、お金もなかったけど、母は愛情たっぷりに、ぼくが自信を持てるように育ててくれた。自分のことは二の次で、子どもに純粋に愛情をそそぐため、すべてをささげてくれる母の子として産まれてこれたことを、とても幸運だったと思っているよ。自分が親になってみて改めて振り返ると、母から教わったことを子どもに教えていきたいと思えるんだ。

フアン・パブロ:　ぼくの場合も、ジョンと似ているかもね。うちはシングル家庭じゃなかったけれど、母なしでは現在のような自分になれなかったことは、ハッキリとわかる。ぼくの母はアーティスト、絵描きだったんだ。だから母を通じて、アートや表現することに興味を持った。

ジョン:　うちの母もアーティストだったんだよ!　クールだね(笑)

フアン・パブロ:　まったく!(笑)　アーティスティックなことへの愛は、すべて母から学んだものだよ。学校でいじめられて、つらい時期を過ごしたこともあったんだ。

スコット:　ひどい話だね。きっときみがハンサムすぎたせいだよ。

フアン・パブロ:　母は、ぼくに自分は特別なんだって思わせてくれた。「誰が何と言おうと、あなたは特別な子よ」と毎日言ってくれた。自分に子どもが出来たときも、そう言ってあげたいんだ。

スコット:　自分が親になってみて、「フルハウス」や「フラーハウス」を、息子と一緒に観るようになった。息子が楽しんでくれて、とてもうれしく思っているんだ。この番組を観ている限り、息子は親にきちんと相談してくれる子でいてくれるだろうから、ほっとしているところもある。そういう意味で、「フルハウス」や「フラーハウス」は、親に優しい番組だよね。

(インタビュー、終わり)

☆前編も公開中


■配信情報
Netflixオリジナルドラマ「フラーハウス」シーズン3
Part1:9月22日 (金) 全世界同時ストリーミング
Part2:12月配信

▼Netflixについて
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