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キーファー・サザーランド最新ドラマ「TOUCH/タッチ」に出演! 日本人女優メイ・ミヤタ インタビュー[その2]

2013年2月22日
メイ・ミヤタ(「TOUCH」場面写真)メイ・ミヤタ(「TOUCH」場面写真)
日本人女優メイ・ミヤタ インタビュー[その1]からの続き


東 : なかなかうまくいかなくて自分を責める時もある?

ミヤタ :
うん、最初は落ち込んでたけど、でも一回一回落ち込んではいられないって気がついて。オーディションに落ちたときに落ち込む代わりに、自分の中で毎回、次の目標を決める事にしたの。

まず最初の目標はコールバック(第2次審査)をもらうところから始めて、次は実際に仕事をとる。それも最初はNon-Union(SAG-AFTRAといった俳優組合でないもの)、それが取れたら次はNational(全国放送)のコマーシャルのコールバックをもらうといった感じで、自分のペースで毎回ちょっとずつハードルを上げていったの。


東 : そして徐々にコツがつかめてきたの?

ミヤタ :
自分なりに勉強とか研究とかしてきたつもりだけど実際受かった時に何がよかったのかは、正直分からない。でも、結果的にお仕事のオファーを頂いてみると、オーディションの時に審査してくれた人の表情が違うのが分かってきたの。みんな優しい人達なんだけど特別優しく見える(笑)。「TOUCH」の時は絶対落ちたと思ってたけどね(笑)。今はそうやって経験を重ねながら学んでいるところかな。


東 : すごく吸収するタイプなんだね! 現場で学ぶのが一番だもんね。

ミヤタ :
うん、そうかもね。あと分からないことは、どんどん質問しちゃうし。人生わからないことだらけで(笑)。


東 : 実際に人にどんどん質問していけるって強みだよね! 結構分からないということ自体が恥ずかしくて、なかなか質問できない人も多いと思うから。

ミヤタ :
あとは、やっぱり留学資金は自分で貯めてきたお金だけだったので余裕がなかったんだけど、それが逆に頑張る原動力になったんだと思う。日本で大学を卒業した後、1年間働いて貯めたお金を持ってきたから。


東 : そもそも、どうして語学留学したいって思ったの?

ミヤタ :
将来的に英語を使って何か仕事ができたらなあって思って。元をたどれば18歳の時に大学進学で福祉系に進むか、音楽大学に進むか悩んでいたのね。理想的には海外青年協力隊みたいな団体に将来参加できるようになりたいって思ってたの。

それを担任の先生に相談したら、そういう団体は自分の特技があって、「私はこれを教えることができます!」と言えるような強みがあると良いから、音大に行った方がいい、というアドバイスを頂いて。信頼している叔母にも相談したら、とりあえず今は若いし一番物事を吸収できる時期だから、まずは学ぶことに集中して、ボランティア活動団体に入るのは、その後でも良いんじゃないかって言ってくれて。なるほど!と。

確かに、その時は自分の生活だけで精一杯で余裕もなかったから、とりあえず今、学べることを学んで、実際に団体に参加するのは焦らなくても、後々でよいかなと。でもその時に英語は必ずマスターしてないとなって思って、大学卒業してから約1年間、アルバイトをしてアメリカに来たの。


東 : (ロサンゼルス在住の)他の役者さんたちとも会ったりするの?

ミヤタ :
うん、私もこの世界始めたばっかりだから、エリコちゃんともそうだけど、同じ年代の友達とご飯食べに行って情報交換させてもらったり、目上の人に相談に乗ってもらうことが多いかな。

数年前なんだけど、初めての舞台で共演した日本人の先輩の方とお話しをしていたら、「最近、仕事がんばってる?」って聞かれて、その時は「全然オーデョション受からないです」って話をしていて。その頃ビジネスマン役のオーディションが多くて、「どうやったら私も、もうちょっと大人っぽくできますかね?」と相談していたら、「アホかお前!」と言われて(笑)。「アジア人は、ただでさえ若く見えるんだ。35歳の人がやっと25歳に見えるくらいだぞ。メイなんて見えてやっと15歳とか高校生だ」って。


日本人女優メイ・ミヤタ インタビュー[その3]へ続く
 
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