もしシャーロック・ホームズが現代のNYに現れたら? 新海外ドラマ「エレメンタリー」声優 三木眞一郎&田中敦子インタビュー

昨年9月から全米大ヒット中のスタイリッシュな痛快犯罪ミステリー「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」が、10月12日(土)よりWOWOWプライムにて放送がスタートする。本作の放送に先駆け、本作の日本語吹き替えを担当するボイスキャスト、三木眞一郎さんと田中敦子さんにインタビューを行った。

本作は、“もしも現代のニューヨークにホームズが現われたら”、しかも“有名な相棒ワトソンが女性だったら”という大胆なアイデアでアレンジされた犯罪ミステリー。昨年9月から全米で放送され、大ヒットを記録。今秋より第2シーズンに突入することも決定している。そんな話題作が、いよいよ日本に初上陸する。

三木眞一郎さんは本作で、ジョニー・リー・ミラー演じるシャーロック・ホームズの声を担当。田中敦子さんは、ルーシー・リュー演じるジョーン・ワトソンの声を担当している。

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三木さんと田中さんは、和気あいあいとした雰囲気でインタビューに応じてくれた。

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Q. 本作「エレメンタリー」を初めて知ったときの印象を教えてください。

三木(シャーロック・ホームズ役担当):
オーディションで本作を初めて知りました。相手役が誰か知らずに行ったんですが、そこにあっちゃん(田中)がいて。そこでワトソンが女性だということを知りました。最初に気を引いたのは、ワトソンが女性だということと、ホームズが挙動不審なところですかね(笑)

田中(ジョーン・ワトソン役担当):
オーディションの時は1話目の抜粋された部分だけを渡されたんですが、その時点ですでにホームズの台詞が多くて…、大変だろうなあと思いました。その日は2人でオーディションを受けて、「これで決まったらうれしいねー」と帰りました(笑)


Q. しっかり者で強いワトソンのような女性は、男性としていかがですか?

三木:
それは…、俺個人のことだよね?(笑)男子を代表するのは無理ですよ、いろんな人がいますから(笑)

ワトソンはただ強いだけじゃなくて、たまに弱みを見せたり、歩み寄ろうとしてくれる態度がとても素敵だと思います。恋人としてというよりも、母性的というか。ホームズはちょっとシャイで、照れ隠しでワトソンから距離をとってしまうこともありますが…。素敵だと思います。


Q. 変わり者だけどとても賢いホームズのような男性は、女性としていかがですか?

田中:
ワトソンは元々お医者さんだったので、ホームズのようなタイプの人とどう接すればいいのかよくわかっています。そしてワトソンの方がホームズより少しオトナで、付添人。上から目線で見ているんです。だけどホームズには到底及ばないっていう、ちぐはぐな感じが面白いですね。

私はワトソンのように賢くはないので…。田中敦子としては、ただホームズの隣で話を聞くくらいで、きっと何も話せません(笑)



Q. ホームズのような鋭い推理力があったら、何をしたいですか?

三木:
その能力を活かした仕事をすると疲れそうだから、能力は自分の中に秘めておきます。それで知ったことをネタとして取っておいて、困っている小説家にネタを渡すとか(笑)。…で、飲み代を奢ってもらう(笑)。仕事にしてたら、もしその能力が衰えてきたときに「あ、一生備わってるものじゃなかったんだ…」って焦りそうだから…。


Q. 好きなセリフやシーン、本作の好きなところを教えてください。

三木:
…難しいね～、全部すき。他の人には理解し難い、ホームズの頭の回転や考え方、表情の変化や、彼の思考がいつも澄んでいるところが好きですね。あと、ホームズとワトソン、2人のシーンでホッとするシーンは僕自身もホッとしています。まずは、1～3話あたりをガッツリ観てほしいですね。

田中:
毎回、最後は必ず2人の会話のシーンで終わるのが好きです。それと印象に残っているのは、冒頭でホームズが人の首を絞めているエピソード。「わ～!ホームズ、人殺してる!」って、すごく青ざめました。

三木:
いろんなところに色々なビックリがあるので、注意して観てほしいですね。



■ 放送情報

「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」
10月12日(土)22:00より、WOWOWプライムにて日本初放送
(第1話無料放送 / 全24話)

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企画:ロバート・ドハティ
製作総指揮:クレイグ・スウィーニー、カール・ベヴァリー、サラ・ティンバーマン、ロバート・ドハティ
出演:
ジョニー・リー・ミラー(シャーロック・ホームズ役 / 声:三木眞一郎)
ルーシー・リュー(ジョーン・ワトソン役 / 声:田中敦子)
エイダン・クイン(トーマス・グレッグソン役 / 声:堀内賢雄)
ジョン・マイケル・ヒル(マーカス・ベル役 / 声:あべそういち)