期待の新星歌姫アリアナ・グランデ、初来日インタビュー[その3]「みんな私がミスを犯すのを待っているのよ」

期待の新星歌姫アリアナ・グランデ、初来日インタビュー[その2]からの続き


Q. トップアーティストに仲間入りしたことで、何か変わったことはありましたか?

A.
そうね、全てがちょっとずつ変わったんじゃないかしら。私はずっとファンに恵まれてきたの。ずっと私についてきてくれる、優しくて一途なファンにね。彼らのことを愛してるわ! 変化というとアルバムを出してから、ファーストシングルを出してから、一気に慌ただしくなった。今までと全然違う感じになって、自分でも不思議なの。

私は、メディア慣れした有名人という面よりも、クリエイティブな面のほうが強いの。だから、自分の今の立場にまだ慣れていなくて。自分が何気なく言ったことが、ニュースのヘッドラインになっちゃうこともあるってすぐ忘れちゃう。

私のユーモアセンスなんて、口の悪い14歳の少年と同じなのよ。反抗期で、親の前で悪い言葉を使って、自分がカッコイイって勘違いしちゃってるようなね(笑)。そのせいで、しょっちゅうトラブルを起こしちゃうの。

ほんとにすごくヘンな感じなのよ。たくさんの目が私に向けられてて。私がツイートしたことが全て事細かに分析されちゃう感じ。私が話す言葉も、みんながそれぞれ頭に残ったことだけを覚えてて、それを私だと決めつけるの。本当にヘンな感じよ。


Q. つまり、聞き手によって違うというわけですね?

A.
そうなの。私が何を言ったって、みんなは勝手に解釈して、腹を立てる理由を見つけるのよ。だけど、私はまだその現実に慣れていないの。たくさんの人が、私がミスを犯すのを待ち受けているっていう現実。それってほんとにヘンな感じよ。

でも、それがこの仕事の宿命なのかもしれないわね。私ももっとツラの皮を厚くして、慣れていくつもりよ。仕事に集中して、そっち方面のことにはあまり気を取られないようにしていくわ。

変化と言えば、それが一番ヘンな変化ね。飛行機から降りたばかりのヒドイ状態の私の写真を撮りたがる人がいたりね。なぜそんなことをしたいのか、私には理解できないのよ。そんなことより、アルバムを聴いて感想を聞かせてよ! って思うの。疲れ切った私のことなんてどうでもいいから。


Q. 大概の人は有名になると、他人が自分をどう思うかということばかり考えるようになってしまうと思うのですが?

A.
ほんとにおかしいわよね。みんな、私のインタビューを見たり、ツイートを読んだりして、私のことを分かったつもりになるみたい。確かに、私が発信したものは、私の正直な姿の一部ではあるけれど、実際に面と向かい合って話をしたわけではないのよね。

でも、中には私と直に話したことがあるかのように装う人もいる。みんなが私に対して何かしらの印象を抱いているっていうのは、すごい圧迫感なの。でも、それもこの仕事の定めだと思ってるし、音楽を作り続けられるなら、どんな代償を払ってもありがたく受け入れるわ。


Q. 成長しているようですね。

A.
そう、時間はかかっているけどね!


(インタビュー終わり)

期待の新星歌姫アリアナ・グランデ、初来日インタビュー[その1]はコチラから

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